子蜘蛛

2010年7月15日 (木)

獲物は自分の10倍

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オオヒメグモが巨大な毛虫を捕らえていました。たぶん大型の蛾類の幼虫だと思います。それにしても大きな獲物です。大きさからすると、オオヒメグモの10倍以上、いや20倍近くあるのではないでしょうか。

これを吊り上げるのだから、蜘蛛の糸の強靭さには驚かされるばかりです。この糸を人間世界で実用化できたなら、ものすごいものが作れるのではないでしょうか。


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このお母さん蜘蛛、やけに頼もしいと思ったら近くに子蜘蛛たちがいました。「母は強し」を地でいく肝っ玉母さんです。

●オオヒメグモ/Achaearanea tepidariorum
ヒメグモ科ヒメグモ属

撮影:2010.6.25/常陸太田市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』


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2009年9月16日 (水)

般若の角

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山の方に行くとこの蜘蛛をたまに見かけます。たぶん、ヤマヤチグモだと思います。糸疣に特徴があるので、覚えやすいです。自分としては般若のお面についている角のように見えるのですが、いかがなものでしょう?


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この蜘蛛はクサグモやコクサグモの張る網によく似た棚網を張ります。写真の網上に散らばっているゴミのようなものは子蜘蛛たちの脱皮殻です。


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最初の脱皮をした子蜘蛛たちを果敢に撮影してみましたが、あまりにも小さいのでよく写っていません。


●ヤマヤチグモ/Tegecoelotes corasides
ヤチグモ科ヤマヤチグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月15日 (火)

卵のうを抱えるイオウイロハシリグモ

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イオウイロハシリグモをよく見かけるようになりました。彼らは子育ての真っ最中のようです。


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メスたちは鋭いアゴと触肢を使って卵のうを大事に抱えています。


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なかにはご覧のように育児用の網を張っているものも見られました。


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網の中には子蜘蛛たちがうじゃうじゃいます。団居(まどい)状態の子蜘蛛たちです。


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お母さん(左)とちっちゃ〜い子蜘蛛です。かわいいですね。

●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年8月15日 (土)

見たことがない蜘蛛の卵のう

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怪しげなものが笹の葉の裏側にくっついています。きっと蜘蛛の卵のうに違いありません!


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卵のうの表面には赤い糸が張り巡らせてあります。この赤い糸の持つ意味は何なのでしょう?


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申し訳ありませんが、ちょっと中身を拝見。

うわ〜、すごい数の子グモたちがひしめいています。ルーペで見てみましたが、何グモなのかさっぱりわかりませんでした。

後で調べてみたら…

どうやらゲホウグモの卵のうのようです。ゲホウグモの存在は図鑑を見て知っていましたが、実物はいまだに見たことがありません。

枝先などに止まっていると、木のこぶのように見えるそうです。いわゆる擬態ですね。そんな止まり方をすることは知っていたので、出かけるたびに注意深く見ていたのですが、残念ながら出会いは一度もありませんでした。

しかし、この一件でゲホウグモがいることだけは確認できました。今後は成体(親グモ)を発見できるようにがんばっていこうと思います。


●ゲホウグモ/Poltys illepidus
コガネグモ科ゲホウグモ属

撮影:2009.7.3/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年8月 6日 (木)

薄汚れた卵のう

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葉っぱの裏に煤けたゴミのようなものが…


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いいえ、ゴミと思ったら大間違い。こちらは蜘蛛の卵のうです。


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生みの親は誰かと思ったら…アシナガグモでした。

●アシナガグモ/Tetragnatha praedonia
アシナガグモ科アシナガグモ属

撮影:2009.6.28/石岡市・旧八郷町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年6月29日 (月)

お子さん、何人いらっしゃるんですか?

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コモリグモの名にふさわしい姿です。背負っているのは子蜘蛛たち。いったい何匹いるのでしょう。

ハリゲコモリグモの一種であるのはわかりますが、種名までは断言できません。茨城県中央部の平地ですから、ハリゲコモリグモあるいはイナダハリゲコモリグモのどちらかだと思います。


撮影:2009.6.20/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年6月13日 (土)

くも団子、お一ついかが?

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そう言われてもねぇ…

くも団子なんて言葉は辞書にはありませんが、「これがそうなのだ!」と言われればそう思えませんか?


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「ふっ」と息を吹きかけると、ご覧の通り。まさに、蜘蛛の子を散らすといった感じです。普通の人なら「う〜っ、気味悪い」と言うところでしょう。しかし、これがなんともかわいらしいんですよ。チビッちゃい奴が「うわぁ〜」なんて大慌てで動き回っているのを見ると…ほっほっほっ。


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さて、この蜘蛛の種については断言しかねるところです。ルーペで見てみたら、眼の配置がなんとなくアシナガグモの仲間のように思えました。持ち帰って育てれば一発でわかるのでしょうが、これを持ち帰るのもどうかと思いそのままにしてきました。


撮影:2009.6.12/常陸大宮市・旧御前山村

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2009年5月 9日 (土)

帯流し

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白い糸が帯のようにスギの枯れ枝に引っかかっています。ふむふむ、きっとこれは蜘蛛の糸に違いありません。


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拡大するとこんな感じです。たぶんジグモの子どもたちがここからバルーニングで巣立っていったのだと思います。なぜそんなことが言えるのかって? じつは、数年前にこんなものを見たからです。


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撮影は2007年3月です。私にとっては春の風物詩の一つといえます。残念ながら今年はジグモの子どもたちの“まどい”が見られませんでした。ちょっと心残りです。


●ジグモ/Atypus karschi
ジグモ科ジグモ属

*もしかしたらワスレナグモの幼体かもしれません


撮影:上の2枚は2009.4.4/石岡市、最後は2007.3.26/つくば市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』


5月14日追記
もしかするとワスレナグモの幼体かもしれません。自分はワスレナグモを見たことがないので断定できません。

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2008年7月29日 (火)

この子のお母さんは? その4

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小さな卵のうです。最初は蛾の繭かと思いました。でも開けてみると…


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います、います、子蜘蛛たちが。親蜘蛛の写真を撮りそびれました。この子たちのお母さんはアオオビハエトリ。子どもたちがこんな姿をしているとは、初めて知りました。


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こちらはすぐ近くにあったお地蔵さんです。安永とか寛政とかの年号が読めます。今から200年以上も前に建てられたもののようです。


●アオオビハエトリ/Siler cupreus
ハエトリグモ科アカガネハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.20/土浦市・旧新治村)

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2008年7月28日 (月)

この子のお母さんは? その3

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腹部に模様が入った子蜘蛛です。


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お母さんはこの蜘蛛。マミジロハエトリでしょうか。子蜘蛛の姿から想像すると、ちょっと意外な答でした。


●マミジロハエトリ/Evarcha albaria
ハエトリグモ科マミジロハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.20/土浦市・旧新治村)

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