不気味さと精悍さは紙一重?

これは大物です。脚まで含めると小さな子どもの手の平ぐらいはあります。茨城県南部では最大級の蜘蛛でしょう。私が見たなかではアオグロハシリグモと一、二を争います。その名はコアシダカグモ。
スギかヒノキの倒木があり、樹皮をめくってみたところ姿を確認。最初はグロテスクな模様にビクッと驚きましたが、あまりの精悍さにしばし見入ってしまいました。
見つけたのは、標高100メートルくらいの山のなかです。これで3度目の対面となりました。私の住む石岡市の里山には、そこそこの数が生息していると想像できます。

それにしても、この蜘蛛の俊敏な動きには驚かされます。逃げる瞬間の瞬発力と跳躍力は半端ではありません。まるで大型のネコ科動物のよう。いや、ロケット花火と言いたくなるほどです。普通、体が大きくなると動きが鈍くなるのですが、そんな一般常識はこの蜘蛛には当てはまらないようです。
余談ですが、私はアシダカグモをまだ確認したことがありません。茨城県南部にはいないのでしょうか?
じつは、数年前にコンビニの自動販売機の下でゴキブリを捕らえている大型の蜘蛛を見たことがあります。その頃は蜘蛛に興味がなかったので、ただ眺めていただけでした。もしかすると、それはアシダカグモだったのかもしれません。そのことが今でも気になっています。コアシダカグモは森林性で、アシダカグモは人の生活に近い場所に住むという話も耳にしますので…
●コアシダカグモ/Sinopoda forcipata
アシダカグモ科コアシダカグモ属
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.15/石岡市)
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