アシダカグモ科

2008年4月18日 (金)

不気味さと精悍さは紙一重?

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これは大物です。脚まで含めると小さな子どもの手の平ぐらいはあります。茨城県南部では最大級の蜘蛛でしょう。私が見たなかではアオグロハシリグモと一、二を争います。その名はコアシダカグモ。

スギかヒノキの倒木があり、樹皮をめくってみたところ姿を確認。最初はグロテスクな模様にビクッと驚きましたが、あまりの精悍さにしばし見入ってしまいました。

見つけたのは、標高100メートルくらいの山のなかです。これで3度目の対面となりました。私の住む石岡市の里山には、そこそこの数が生息していると想像できます。


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それにしても、この蜘蛛の俊敏な動きには驚かされます。逃げる瞬間の瞬発力と跳躍力は半端ではありません。まるで大型のネコ科動物のよう。いや、ロケット花火と言いたくなるほどです。普通、体が大きくなると動きが鈍くなるのですが、そんな一般常識はこの蜘蛛には当てはまらないようです。

余談ですが、私はアシダカグモをまだ確認したことがありません。茨城県南部にはいないのでしょうか?

じつは、数年前にコンビニの自動販売機の下でゴキブリを捕らえている大型の蜘蛛を見たことがあります。その頃は蜘蛛に興味がなかったので、ただ眺めていただけでした。もしかすると、それはアシダカグモだったのかもしれません。そのことが今でも気になっています。コアシダカグモは森林性で、アシダカグモは人の生活に近い場所に住むという話も耳にしますので…

●コアシダカグモ/Sinopoda forcipata
アシダカグモ科コアシダカグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.15/石岡市)

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2008年1月19日 (土)

去年の蜘蛛…城里町の蜘蛛たち1

茨城県の北西部には城里町(しろさとまち)という町があります。ここは、茨城の人なら「あぁ、自然が豊かなところね!」と、ピンとくるような場所です。藤井川という川が流れ、周囲にはそんなに高くない山が連なっています。いわゆる里山の風景がいたるところで見られる地域です。

ちなみに、城里町(旧常北町)はお茶の産地としても有名で、特に古内(ふるうち)と呼ばれる地区にはたくさんの茶畑があります。ここで摘まれるお茶は「やぶきた茶」という名前で出荷されています。お茶のことなど何も知らない自分は、「焼き豚茶」と勘違いし、どんな味がするのかあれこれ想像してしまったことがあります。

前置きが長くなりました。じつは昨年、この町に仕事で行ったときにいろいろな蜘蛛を目にしました。特にびっくりするような蜘蛛はいませんでしたが、なぜか思い出に残っています。ここのところ、まともに蜘蛛探しができないのでストレスがたまりっぱなしです。紹介する蜘蛛の写真もないので、過去のことからネタを引っぱり出すことにしました。


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まずは、挨拶代わりに姿を現したのがバラギヒメグモです。このときは珍しい蜘蛛かと思ったのですが、自分が住む県南部でも春以降は嫌というほど目にするようになりました。静止したときの姿勢が、いかにもヒメグモ科の蜘蛛といった感じです。


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こちらはチュウガタコガネグモです。この蜘蛛は、この日以来見ていません。もしかすると、私の住む県南部にはほとんどいないのではないかと想像しています。自分にとっては、かなり珍しい蜘蛛のひとつです。撮影したときは食事中でした。


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こちらはアズマキシダグモ。白っぽい個体です。


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このブログでは蜘蛛のことしか書いていませんが、じつはカメムシも好きです。ついでにこの日見つけたカメムシもご報告しておきます。写真は上からケブカヒメヘリカメムシ、ミヤマカメムシ、ハラビロヘリカメムシです。

カメムシなど紹介して長くなってしまったので、つづきは次回にします。


●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●チュウガタコガネグモ/Argiope boesenbergi
コガネグモ科コガネグモ属

●アズマキシダグモ/Pisaura lama
キシダグモ科キシダグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.8/城里町・旧常北町)

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2008年1月16日 (水)

去年の蜘蛛……コアシダカグモ

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昨年の2月初めに撮ったコアシダカグモです。かなり大型の蜘蛛で、体長は20ミリくらいあったように記憶しています。


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なんだか虎のようにも見えます。いや、豹柄っぽいので豹でしょうか? この蜘蛛はなかなか瞬発力のある蜘蛛で、逃げるときなどはまるで飛び跳ねるようにして走り去っていきます。


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上の2枚はストロボ撮影でしたが、この写真は自然光で撮っています。色合いはこの写真のものが一番本物に近いと思います。


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●コアシダカグモ/Sinopoda forcipata
アシダカグモ科コアシダカグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.2.2/石岡市・旧八郷町)

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