フクログモ科

2011年7月14日 (木)

初島のフクログモ

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熱海港から船で30分のところに初島という島があります。「相模湾に浮かぶ熱海の宝石」と言われている島だそうで、自然が豊かな場所らしいです。


島の南側には松林が広がっています。その松の枝の先端、葉が集まっているあたりに明らかに蜘蛛の住居と思われる袋状のものがありました。迷わず袋をつまんでちぎってみると…


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お出ましになったのはご覧の蜘蛛。間違いなくフクログモの仲間です。


たぶんヤハズフクログモではないでしょうか。フクログモの頭部は特徴のある形状をしていますが、このヤハズフクログモは象徴的なような気がします。


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じつはヤハズフクログモを見るのは初めてです。茨城県南部も生息域に含まれているはずなのですが、なぜか今までに一度もお目にかかったことがありませんでした。


とにかく、お会いできて光栄です。


●ヤハズフクログモ/Clubiona jucunda
フクログモ科フクログモ属

(撮影:2011.6.14/静岡県熱海市)


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2010年6月21日 (月)

ヴェールに包まれた蜘蛛

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蜘蛛は脱皮のときに仮住居を造ることがあります。ヴェールのように見えるのは、その仮住居です。

脱皮用の住居はすべての蜘蛛が造るわけではありません。カニグモやアシナガグモの一部の種類などは仮住居を造らずに、大胆にもぶら下がりながら脱皮しているシーンをよく見かけます。仮住居をよく見かけるのはハエトリグモとフクログモの仲間でしょうか。


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さて、写真の蜘蛛はフクログモ科の蜘蛛に違いないでしょう。カバキコマチグモ、あるいはヤマトコマチグモのどちらかだと思います。触肢がふくらみかけているのでオスのようです。


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腹部裏です。何の模様もありません。うぐいす色がかった茶色と言いましょうか、微妙な色です。


撮影:2010.6.9/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年8月 4日 (火)

日本の毒蜘蛛

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おや? 怪しげなものが…

きっとこのなかにはアレがいるはずです。


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おっと、見えました! います、います。


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色が違いますが、この二匹は同じ種。蜘蛛はオスとメスでは大きさや色、模様が違うことが多いです。でも、仲良しですね〜。


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たぶん、カバキコマチグモだと思います。言わずと知れた毒蜘蛛です。今では外来種のセアカゴケグモの方が有名ですが…日本在来の毒グモの代表と言えばこの蜘蛛でしょう!


●カバキコマチグモ/Cheiracanthium japonicum
フクログモ科コマチグモ属

撮影:2009.6.28/石岡市・旧八郷町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年5月30日 (土)

ムナアカフクログモ&ヤマトフクログモ

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5月はフクログモの季節なのでしょうか。あちこちで産室らしきものを見かけます。


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ひとつ開けてみましょう。


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いました。間違いなくフクログモの仲間です。


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腹部の模様だけでは何フクログモかわかりません。


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腹部裏は一様に茶褐色のようです。ということは…ヤマトフクログモの可能性が高そう。


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別の産室も開けてみました。こちらは腹部に茶褐色のラインが見えます。明らかに上の写真の蜘蛛と違います。こちらは、たぶんムナアカフクログモではないでしょうか。


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腹部表側の模様は上で紹介したヤマトフクログモによく似ています。でも、裏返すと全然違う模様が現れることもしばしば。ほんと、蜘蛛の識別って難しいです。


撮影: 2009.5.26/下妻市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年5月 6日 (水)

背中は似てるが、お腹が違う

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二枚の葉を糸で貼り合わせた怪しげなものを見つけました。これは蜘蛛の住居に違いありません。こんなものを作るのはフクログモ科の蜘蛛が多いです。


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こっそり覗き込むと…いました、いました。眼の配置からするとフクログモ科の蜘蛛の雰囲気。


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小さいプラスチックケースに落としてみました。やはりフクログモ科の蜘蛛です。ムナアカフクログモかヤマトフクログモっぽいです。なみに、茨城県南部にはこの両者が多いです。


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背中の模様だけでは判断がつかないので、腹部の裏も見てみました。すると、全面が赤褐色。ということは、ヤマトフクログモの可能性が高いです。

ムナアカフクログモは、写真のように全面が赤褐色ではありません。では、どうなっているのかというと…中央部が赤褐色の帯になっています。

まだ幼体のようなので断言はできませんが、とりあえずヤマトフクログモということにしておきます。

●ヤマトフクログモ/Clubiona japonica
フクログモ科フクログモ属

撮影:2009.5.1/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年12月18日 (木)

フクログモ科の眼

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種名はわかりませんが、フクログモ科の蜘蛛に違いないと思います。前回のヤチグモ科の蜘蛛とは違いますね〜。頭胸部の形は緩やかな丸みを帯びています。女性的な蜘蛛と言ったら失礼でしょうか? 


撮影:2008.1.3/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年9月15日 (月)

忍法、雲隠れの術!

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そんな感じがしませんか? でも、科学がチョ〜発達した現代に「忍法」なんて言葉、時代錯誤もいいところですね〜。でも、そんな時代だからこそ、忍法という一言が特別な意味を帯びてくるような気がします。そんなちゃちな技で人が騙せたなんて、あ〜なんてノスタルジックなんだろ…って。


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くだらない話をしました。修正、修正! さて、蜘蛛の話にもどりますが、結論はお粗末です。

けつろ〜ん、フクログモ科の一種であるのはわかりますが、種名まではわかりませ〜ん。茨城県南部でよく見かけるのは、ムナアカフクログモ、ヤマトフクログモです。きっとどちらかの幼体であるとは思うのですが…私には断定できませんでした。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年7月23日 (水)

ショウブの葉で家をつくる

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フクログモの一種です。この蜘蛛はショウブの葉を折り畳んで住居兼産室を作っていました。ショウブの葉には独特の匂いがあるので、避けるものかと思っていたらそうでもなさそうです。

たぶん、ハマキフクログモかヒメフクログモではないかと思いますが、断定はできません。ほかにも、葉を折り畳んだ産室がたくさんあったのですが、半数以上の母蜘蛛がなかで死んでいました。ひからびてカビが生えているものも多かったです。


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こちらが、住居のようすです。


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かなり小さいですが、子蜘蛛たちの姿です。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.18/水戸市)

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2008年7月13日 (日)

ヤマトコマチグモ?

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カンナの大きな葉っぱの先を丸めて住居を作っていました。広げてみると写真の蜘蛛が出てきました。図鑑の写真と見比べるとヤマトコマチグモのような感じです。


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たぶんこちらも同じ種だと思います。カバキコマチグモとヤマトコマチグモの見分け方がよくわかりません。とりあえず、ヤマトコマチグモということにしておきます。


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上の写真の蜘蛛が作っていた産室です。もちろんこのなかには卵がありました。この葉の巻き方はヤマトコマチグモの巻き方なのでしょうか?


●ヤマトコマチグモ/Cheiracanthium lascivum
フクログモ科コマチグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.2/龍ケ崎市・上の写真、牛久市・下の写真)

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2008年6月 6日 (金)

フクログモに違いはないけど…

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アシの葉を巻いた産室を見つけました。フクログモがなかに入っているはずです。開けてみると…


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こんな蜘蛛が出てきました。さ〜て、何フクログモでしょう?


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コフクログモ、ハマキフクログモ、ヒメフクログモ…いろいろな種が候補に挙がります。でも、どれだかわかりません。フクログモってとても識別するのが難しいです。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.28/石岡市)

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