エビグモ科

2009年8月31日 (月)

茶色い毛むくじゃらの蜘蛛

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ヤドカリグモは何度も見たことがありますが、ヤマトヤドカリグモは見たことがありませんでした。初めて会えたので、かなりうれしいです。

体長6〜7ミリの小さな蜘蛛です。ヤドカリグモが灰色なのに対し、ヤマトヤドカリグモはご覧のように赤茶色です。生息する環境にも違いがありそうな気がします。自分の経験からすると、ヤドカリグモは地表部で見つけることがほとんどでした。刈り込まれた芝生や雑草がまばらに生えている平地です。今回のヤマトヤドカリグモを見つけたのは、山の麓の草が茂った場所。地表部ではなく、草の先端部分にいました。


●ヤマトヤドカリグモ/Thanatus nipponicus
エビグモ科ヤドカリグモ属

撮影:2009.8.27/桜川市・旧岩瀬町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年8月20日 (木)

蜘蛛の母性本能

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そんなものさえ感じさせるキハダエビグモのメスの姿勢。がっちりと卵のうをガードしています。

ごく普通に見られる蜘蛛なのですが、見事な保護色のため気づかない人が多いと思います。茨城県南部と言わず、全域に生息しているのではないでしょうか。それくらい一般的な種です。


●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

撮影:2009.7.6/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年7月 7日 (火)

キンイロあるいはアサヒ

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エビグモ科の蜘蛛に間違いないでしょう。茨城県南部ではキンイロエビグモやアサヒエビグモが多く見られます。なかでも一番よく目にするのはキハダエビグモだと思います。

写真の蜘蛛はキハダエビグモではなさそうです。ならば、キンイロエビグモかアサヒエビグモでしょう。さて、どちらでしょうか? なんとなくアサヒエビグモのような気もするのですが、幼体なので断言できません。


撮影:2009.6.20/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年6月 9日 (火)

スパイダーマンのモデル?

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キハダエビグモです。エビグモ科の蜘蛛はとにかく動きが速いです。きっと、蜘蛛に興味のない方が見たら、その動きは蜘蛛のものとは思わないでしょう。たぶん、別種の生きものだと勘違いすると思います。


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小刻みに脚を動かし、目にもとまらぬ早さで樹皮上を駆け上っていきます。上下だけでなく左右にも機敏に動くので、まるで忍者のようです。

そんな動作を見て思い出すのが、映画のスパイダーマンが高層ビルの壁を駆け上がっていくシーンです。ひょっとして、スパイダーマンはエビグモ科の蜘蛛をモデルにしているのではないかと思ってしまいます。


●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

撮影:2009.5.30/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年5月 8日 (金)

エビグモ科の蜘蛛?

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幼体なので何グモなのかわかりません。たぶんエビグモ科の蜘蛛ではないでしょうか?

茨城県南部に多いエビグモといえば…アサヒエビグモ、キハダエビグモ、キンイロエビグモです。それと、数はあまり多くありませんがシャコグモもいます。さぁ、どれでしょう?


撮影:2009.5.1/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

*5月9日追記
クモ画像掲示板でお世話になっている“きどばん”さんから、イオウイロハシリグモの幼体であることを教えていただきました。ありがとうございます。

長年の疑問が、まるで霞が晴れるように消えていきました。ちょっと気分がいいです。

ちなみに、クモ画像掲示板は下記の通りです。何かわからない蜘蛛がいたら、こちらに投稿するといろいろな方がヒントをくれたり、ズバリ回答してくれたりします。

http://xbbs.knacks.biz/kjrshoji

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2009年4月 1日 (水)

蜘蛛のゆりかご

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先月、風の強い日に木の上から鳥の巣が落ちてきました。シュロの繊維で編まれた小さな巣のなかをのぞくと、いろいろな蜘蛛がいました。どうやら、冬の厳しい寒さをしのぐ格好のすみかになっていたようです。

なるほど、冬なら小鳥たちも子育てはしませんから、ず〜っと留守になります。利用できるものは利用しようということなのでしょうか。それにしても、生きものたちのライフサイクルは、絶妙に交差し絡み合っているのですね。


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こちらは巣のなかに潜んでいたキンイロエビグモの幼体です。ほかにも、フクログモの一種、イナズマハエトリの幼体がいました。キンイロエビグモの周囲に見え隠れする白いものは蜘蛛の住居です。手のひらに載るほどの小さな鳥の巣には、数えきれない蜘蛛の住居がありました。まるで集合住宅、いやほかほかマンションでしょうか。


撮影:2009.3.23/城里町・旧桂村

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2008年7月25日 (金)

一年ぶりの再会

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アサヒエビグモのオスです。メスは頻繁に見かけますが、オスは年に1〜2回しか逢いません。

異様に脚が長く感じられます。一番前の脚のそばにある触肢が比較的長いので、うっかりすると10本脚に見えるかもしれません(写真の個体は触肢が1本取れてしまっています)。


●アサヒエビグモ/Philodromus subaureolus
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.18/水戸市)

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2008年6月30日 (月)

エビちゃん、もうすぐ産卵かな

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アサヒエビグモのメスです。だいぶ腹部がふくらんでいるような気がします。産卵が近いのかもしれません。そういえば、今年はまだアサヒエビグモのオスを見ていません。あのひょうきんな姿をもう一度見たいものです。もちろん、見つけたらご報告します。


●アサヒエビグモ/Philodromus subaureolus
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.16/小美玉市・旧小川町)

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2008年6月26日 (木)

ひたちなかの蜘蛛4種

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ひたちなか市の「はにわ公園」で見つけた残りの蜘蛛たちを報告します。まずは、アシブトヒメグモ。この個体はかなり黒っぽいような気がします。最近、各地でよく目にします。


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エビグモ科の蜘蛛、ヤドカリグモです。以前からなぜヤドカリなのか不思議に思っているのですが、いまだに謎は解けません。エビグモ科の蜘蛛は樹皮上で見ることが多いのですが、ヤドカリグモは地表にいることの方が多いような気がします。特に芝生や背丈の短い草の上を徘徊しているところをよく目にします。


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ウズグモ科の蜘蛛です。たぶん、カタハリウズグモだと思います。触肢の部分がかなりふくらんでいるので、オスの亜成体ではないでしょか。


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こちらはセンショウグモです。蜘蛛を襲う蜘蛛です。体長4〜5ミリの小さい蜘蛛なのですが、攻撃的な性格の持ち主のようです。ぜひ一度、襲撃のシーンを見てみたいと思っているのですが、なかなかお目にかかれません。

以上、3回に分けてお届けしたひたちなか市の蜘蛛の報告を終了します。


●アシブトヒメグモ/Anelosimus crassipes
ヒメグモ科アシブトヒメグモ属

●ヤドカリグモ/Thanatus miniaceus
エビグモ科ヤドカリグモ属

●カタハリウズグモ/Octonoba sybotides
ウズグモ科ウズグモ属

●センショウグモ/Ero japonica
センショウグモ科センショウグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.8/ひたちなか市・旧勝田市)

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2008年5月15日 (木)

鉛色のアシナガグモ

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脱皮直後のアシナガグモです。透明感のあるグレーがとても印象的。触肢が出来上っているようなので、オスの成体でしょう。


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アサヒエビグモの幼体です。バルーニングして着地したのがここだったようです。


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ナカムラオニグモです。茨城県南部にはたくさんいる蜘蛛です。それに比べると、ズグロオニグモなどはほとんど見かけません。

●アシナガグモ/Tetragnatha praedonia
アシナガグモ科アシナガグモ属

●アサヒエビグモ/Philodromus subaureolus
エビグモ科エビグモ属

●ナカムラオニグモ/Larinioides cornutus
コガネグモ科ナカムラオニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.3/小美玉市・旧小川町)

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2008年5月 5日 (月)

ご夫婦でどちらへ?

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キハダエビグモのオスです。メスをそのまま黒くしたような姿で分かりやすいです。

蛇足ですが、これがアサヒエビグモだとオスとメスがまるで別種のように見えます。私は最初にオスを見つけたとき、アサヒエビグモだとは思いませんでした。

横道にそれました。キハダエビグモの話題にもどります。


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こちらはメスです。オス・メスともマツの樹皮上を徘徊していました。


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樹皮上でこんなものが風に揺れているのを見かけます。


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脱皮した抜け殻です。蛇の抜け殻は財布に入れておくとお金が貯まると言われますが、蜘蛛の抜け殻はどうなのでしょう? 試しに入れておこうかと思いましたが、何か災いが降りかかると嫌なのでやめておきました。


●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.30/土浦市・旧新治村)

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2008年5月 1日 (木)

古墳の周りの蜘蛛たち

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前回からのつづきです。一気に紹介したいと思います。

まずはコケヒメグモです。茨城南部には多い蜘蛛ですが、県北部ともいえるひたちなか市にもいました。だいたいコナラやクヌギ、シラカシの樹皮上で見つけることが多いのですが、この木はカエデでした。


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こちらはオオハエトリです。スギやヒノキなどの針葉樹の樹皮上で見つけることがほとんどですが、この木はカエデです。この写真の木には計4種類の蜘蛛がいました。


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キハダカニグモです。こちらはマツの樹皮上にいました。


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キハダエビグモです。コナラの樹皮上にいました。


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コシロカネグモかオオシロカネグモの幼体です。新緑が芽吹き始めたツツジの枝先にたくさんいました。後ろ脚をこんなにねじって大丈夫なのでしょうか? 蜘蛛の脚って意外に柔軟性があるようです。

以上で、ひたちなか市からの報告を終わりにしたいと思います。


●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●オオハエトリ/Marpissa milleri
ハエトリグモ科オオハエトリグモ属

●キハダカニグモ/Bassaniana decorata
カニグモ科キハダカニグモ属

●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.25/ひたちなか市・旧勝田市)

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2008年4月20日 (日)

キハダには、エビとカニがいます

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キハダエビグモのような気がしますが、よく目にするものより色が明るい茶色です。一般的にはもっと黒っぽい暗い色調です。まるで後から懐中電灯で照らしているかのように、脚の根元付近がぼんやりと光って見えます。

この蜘蛛はとにかく動きが速いです。樹皮上をサササッと忍者のように移動します。おまけに隠れるのも上手です。めくれ上がった樹皮の下に見事に入り込みます。個体数が多い割にあまり目にしないのは、そんなことが理由かもしれません。

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この蜘蛛は針葉樹、広葉樹を問わず、いろいろな樹種で見かけます。ということは、特定の種類の昆虫を獲物にするのではなく、好き嫌いなくさまざまな昆虫を食べるのかもしれません。

前回紹介したのはキハダカニグモでしたが、今回はキハダエビグモです。比べてみると、同じキハダでもまったく違うのがお分かりいただけると思います。


●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.15/石岡市)

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2008年3月 7日 (金)

コケの上の蜘蛛

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今、職場ではコケがブームです。昼休みには観察会を開くほどになりました。そんななか、自分はコケを見ながら蜘蛛も探します。今回の蜘蛛は職場のNさんが見つけたものです。


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さて、エビグモ科の蜘蛛には違いありませんが、何エビグモでしょう? だいたい、平地にいるのはアサヒエビグモかキンイロエビグモ、キハダエビグモの3種です。この写真のようすからするとキハダエビグモではありません。となると、アサヒあるいはキンイロということになります。お尻の末端の側面部にキンイロ特有の波々模様が見て取れるのでキンイロとしたいところです。でも、アサヒのような気もするし…。かなり小さな幼体なので、正直なところ断定できません。気持ち的にはキンイロエビグモ80%ってところでしょうか。


(2008.3.6/つくば市)

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2008年3月 4日 (火)

エビちゃん、見っけ!

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前回からのつづきです。
ほかにも、やや大きめのエビグモを見つけました。

地元の平地あるいは雑木林などで見かけるエビグモは、だいたいキハダエビグモ、キンイロエビグモ、アサヒエビグモの3種です。三者択一ということで、この蜘蛛はキンイロエビグモと判断しました。

こちらもケヤキの樹皮裏で越冬していました。起こしてしまってスマンと思いつつも、もうすぐ春だからいいかなぁ…なんて自分勝手な判断をしてしまいます。キンイロエビグモは黒っぽい個体と白っぽい個体がいますが、地元で見かけるのは圧倒的に白っぽい個体が多いです。

●キンイロエビグモ/Philodromus auricomus
エビグモ科エビグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.2/石岡市)

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2008年2月12日 (火)

去年の蜘蛛…ヤドカリグモ

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去年の2月に初めて見た蜘蛛、ヤドカリグモです。枯れ葉の落ちた地面の上を走っていました。その後、春になって数多く見かけるようになりましたが、見かけるのはほとんど芝生の上。この蜘蛛は芝生の上が好きなようです。思い返せば、ヤドカリグモが木の幹を登っているところは見たことがありません。この写真では枝に止まったように写っていますが、これは撮影の都合上、枝につかまってもらっただけです。体長は5ミリに満たないくらいでしたから、幼体だと思います。


●ヤドカリグモ/Thanatus miniaceus
エビグモ科ヤドカリグモ属

(2007.2.25/小美玉市・旧玉里村)

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2008年1月 3日 (木)

印象に残る蜘蛛3…アサヒエビグモ(オス)

こちらも昨年撮影した蜘蛛、アサヒエビグモのオスです。じつは初めて見る蜘蛛でした。最初は何グモか分かりませんでしたが、図鑑で調べてようやく正体が判明しました。


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とにかく体には不釣り合いなほど脚が長いです。特に印象的なのは触肢が長いこと。ほかのエビグモ科のオスもこんなに長いのでしょうか? ビニール袋に入れて撮影しているので、その影響もあるかもしれません。


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キハダエビグモのオスはよく見かけましたが、こんなに長いとは記憶していません。そう言えばエビグモ科の蜘蛛で、オスの姿をしっかりと覚えているのはキハダエビグモくらいです。今年はエビグモ科のオスにも注目していこうと思います。


●アサヒエビグモ/Philodromus subaureolus
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.6.27/小美玉市・旧美野里町)

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2007年11月 3日 (土)

ヒメグモ、エビグモ、そしてヒメグモ

前回のつづき、潮来市の旧牛堀町の蜘蛛たちです。


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権現山公園をさらに歩くと、サツキの枝先に蜘蛛の網を発見しました。ようすからするとヒメグモのようです。


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実物を見てみるとアシブトヒメグモに似ていますが、ちょっと模様が違うような気もします。触肢を見ると膨らんでいるようなので、オスの亜成体のようです。この蜘蛛は、最近よく目にしますが、見つけるたびに悩んでいます。アシブトヒメグモなのか、そうでないのか…。


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桜の樹皮にエビグモを見つけました。こうして見ると、どこにいるのかわかりません。キハダエビグモのようですが、とにかくたくさんいます。


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茨城県南部では最も多いエビグモではないでしょうか。県北部そして鹿行地域でも見かけます。茨城に限らず全国的に多い蜘蛛のような気がします。


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カレハヒメグモです。ヒメグモは小さいものが多いなか、この蜘蛛は比較的大きなヒメグモです。


以上で潮来市・旧牛堀町で見た蜘蛛の報告を終わります。さらにこのあと、行方市にも立ち寄りました。その報告は次回にします。


●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

●カレハヒメグモ/Enoplognatha abrupta
ヒメグモ科ハダカグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.30/潮来市・旧牛堀町)

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2007年11月 1日 (木)

番外編   那須の蜘蛛

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先月末、那須に行ってきました。そのときに見つけた蜘蛛たちです。まずは、ウロコアシナガグモ。とてもきれいな緑の蜘蛛です。那須動物王国で見つけたのですが、牧場のような広い場所を仕切っている柵にたくさんいました。


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これはエビグモの仲間です。図鑑で見るとコガネエビグもが一番近いような感じです。この蜘蛛、お尻から糸を出してそれを風にフワフワとそよがせていました。しばらく見ていると、ぱっと体を浮き上がらせてどこかに飛んでいってしまいました。山形県の置賜地方には、以前「雪迎え」という現象があったと聞きます。秋に蜘蛛たちが一斉にお尻から糸を出して飛んでいくのをそう呼んだそうです。冬の訪れが早い東北ならではの郷愁あふれる命名だと思います。

きっと、那須のこの蜘蛛たちも雪迎えに似た現象を起こしているのかもしれません。写真はありませんが、コモリグモの一種がさかんに飛び立とうとしているところをたくさん見かけました。確か、山形の雪迎えはコモリグモ科の蜘蛛が起こす現象だったのではと記憶しています。


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なかには、腹部に模様がないものもいました。別種のようにも見えますが、きっと同じコガネエビグモでしょう。


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こちらはアマギエビスグモ。体長3〜4ミリの小さな蜘蛛です。茨城県南部でも見つけたことがあります。笠間市(旧岩間町)にある難台山にはたくさんいました。ヤマザクラの樹皮に隠れているのを何度か目にした記憶があります。


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サガオニグモです。茨城の県南部でもよく見かける蜘蛛ですが、那須にもいました。手前の蜘蛛は模様がだいぶ違います。腹部は同じなので、両方ともサガオニグモだと思います。多少の模様の違いは今までも何度か目にしましたが、上の写真のようにかなり違う模様を見たのは初めてかもしれません。


*本来は茨城県の蜘蛛の発見報告ですが、今回は特別に県外からとなりました。次回からはまた茨城にもどります。


●ウロコアシナガグモ/Tetragnatha squamata
アシナガグモ科アシナガグモ属


●コガネエビグモ/Philodromus aureolus
エビグモ科エビグモ属


●アマギエビスグモ/Lysiteles coronatus
カニグモ科エビスグモ属


●サガオニグモ/Eriophora sagana
コガネグモ科カタハリオニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.27/栃木県・那須郡那須町)

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