ワシグモ科

2010年7月 8日 (木)

人面グモ登場

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高清水公園(南会津町)のカクマ谷地のつづきです。

カクマ谷地の縁にはタニウツギがいっぱい咲いていました。その近くで見つけたのが人面グモです。画像を見て驚かないでください。では、いきます!


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まるで、ブリッジをするトーテムポールです。どうです、人の顔にも見えませんか?

(オレにはブラックウルトラマンに見える…という人も多いかも)

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はい、冗談はさておき。全体像はこちらです。たぶんヨツボシワシグモだと思います。ホシジロトンビグモにも似ていますが、なんとなくヨツボシワシグモのような気がします。間違っていたらゴメンなさい。


●ヨツボシワシグモ/Kishidaia albimaculata
ワシグモ科ブチワシグモ属

撮影:2010.6.20/福島県南会津町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年5月27日 (木)

知りたいなら捕まえてみろ

蜘蛛がそう言っているような気がします。

昨日のブログでコモリグモは判別が難しいと書きましたが、それ以上に悩ましいのがワシグモ科の蜘蛛です。この仲間は腹部末端(お尻の先)についている糸疣が特徴的(筒のようなものが数本あるように見える)なので、ワシグモ科であることはすぐにわかります。でも、種名になるとかなり手強いです。私は手も足も出ません。


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体に斑紋や模様があれば、図鑑の写真と絵合わせをすればなんとかなります。しかし、真っ黒だったり、模様がなかったりするともう絶望的。「ワシグモの仲間」ということで決着をつけることにしています。

ワシグモの判別を難しくしている原因は、外見上の問題だけではないと思います。ワシグモが頻繁に目にする蜘蛛で、なおかつ近づいても逃げないのだったら、何度も見ているうちに勘みたいなものが養われる可能性があるでしょう。複数種を何度も見ていれば、なんとなく違いも見えてくるだろうということです。しかし、見かけるのは特定種ばかりで、比較対象となる他の種をあまり見かけません。

仮に見つけたら、捕まえてルーペで観察する必要もあります。この捕まえるという作業が意外に難題だったりします。薮や草むらの中だったりすると、一発必中で捕まえなければなりません。

単色で模様のないワシグモ科の蜘蛛は、自分にとって鬼門中の鬼門みたいな種です(ほかにも鬼門はいっぱいいます)。

なんとか克服しようと思い、毎年年末になると「来年は少しワシグモ科にも力を入れよう」などと、気弱な抱負を持ったりします。しかし、その結果は? と言うと…

お察しの通りです。

写真の蜘蛛はまさしくワシグモ科の蜘蛛です。もちろん種名はわかりません。

でも、名前がないとかわいそうなので、勝手にメキリグモじゃないかと決め込んでいます。

撮影:2010.5.14/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年4月16日 (金)

蜘蛛界のラブちゃん

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真っ黒な蜘蛛です。犬にたとえるならラブラドール・レトリーバーでしょうか。勝手ながら、私はこの蜘蛛を“ラブちゃん”と呼んでいます。かわいいですね、ラブちゃん。

ラブちゃんはこの季節になるといろんな場所からひょっこり現れ、すたすた歩いています。あまり立ち止まらない蜘蛛なので撮影は非常に厄介です。止まったとしても脚を折り曲げ頭を隠してしまうので、全体がスッキリとした写真が撮れません。

さて、ラブちゃんの本名ですが…

じつはわかりません。ワシグモ科の蜘蛛であることは確かですが、それ以上は…。たぶんケムリグモ属あたりではないかと思うのですが確信はありません。ま、所属事務所がどこであれ、ラブちゃんはかわいいアイドルということでご了承下さい。


撮影:2010.4.14/土浦市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年7月 3日 (金)

ワシグモ科って撮りにくいんです

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久々のワシグモ科の蜘蛛です。たぶんナミトンビグモだと思います。光の当たり方によって腹部が黄緑色に見えます。私はこの色が好きなので、この蜘蛛にも好意を寄せています。よく探せば身近で見られる蜘蛛なので親近感もあります。

ワシグモ科の蜘蛛はせかせかと歩いてばかりで、なかなか止まってくれません。撮りにくいったらありゃしない蜘蛛なのです。ブログに登場する機会が少ないのはそんな理由が多分にあります。


●ナミトンビグモ/Sanitubius anatolicus
ワシグモ科ナミトンビグモ属

撮影:2009.6.20/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年4月10日 (金)

ワシグモ科の眼

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目元の爽やかなワシグモ科の蜘蛛ですが、名前は何でしょう?


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独断ですが、トラフワシグモと判断しました。上から見ると頭胸部の方が大きいです。何となくオス体型だと思ったのですが…


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腹部の裏を見てみると、外雌器があるのでメスのようです。まだ完全な成熟を迎えていないのでしょうか。


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それにしても、ワシグモ科の糸疣はおもしろい形をしています。使い古した書道の筆のようなものを4つもくっつけているんですから。

●トラフワシグモ/Drassodes serratidens
ワシグモ科ワシグモ属


撮影:2008.5.8/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年12月30日 (火)

ワシグモ科の蜘蛛

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眼の配置を確認するには、ちょっと不鮮明で画像が小さいかもしれません。でも載せちゃいました。

ワシグモ科の蜘蛛に違いないと思います。○○トンビグモという名前がつく種類のような気がします。個人的にはナミトンビグモだと思っています。


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全体像はこちら。妙に毛深いですね〜。腹部の毛は、陽の光を浴びると輝いて見えます。角度によって微妙に色が違いますが、何となく緑っぽく見えます。なかなか美しいですよ〜。


撮影:2008.5.2/小美玉市・旧小川町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年8月25日 (月)

いよっ、久しぶり!

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雑木林できのこを撮っていたら、ワシグモの仲間らしき蜘蛛が目の前を通り過ぎていきました。捕まえてみたら、ご覧の蜘蛛でした。


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ワシグモ科のマエトビケムリグモだと思います。最近、ワシグモ科の蜘蛛とはご無沙汰だったので、ちょっと嬉しかったです。


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この蜘蛛、ときどきピンク色に見える個体がいます(光の加減でしょうか)。写真は以前に撮ったものですが、ピンクスパイダーに見えませんか? (撮影/2007.5.18)


●マエトビケムリグモ/Sernokorba pallidipatellis
ワシグモ科マエトビケムリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.8.22/石岡市)

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2008年6月15日 (日)

ワシグモ3種

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この日はやけにワシグモが落葉の上を歩いていました。まずは一番大きかった茶色いワシグモからです。


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茶色とは言うものの、肌色に近い明るい茶色です。かなりの迫力です。たぶん、トラフワシグモではないかと思います。


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迫力あるはずです。体長が14ミリありました。


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こちらは負けず劣らずの迫力を持つ黒いワシグモです。腹部には微妙に色の違う斑点のようなものがあり、ざらついた印象です。名前は…わかりません。


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体長は12ミリありました。黒いと少し小さく見えます。この個体はメスのようです。


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もう一種黒いワシグモですが、メスのようです。体長は6〜7ミリでした。こちらは腹部まで真っ黒。ひとつ上の蜘蛛とは、外雌器の形状が違うようなので別種と思われます。外雌器を比較する以前に、成体でこれだけ体長が違うのですから言うまでもないかも…もちろん、名前はわかりません。ワシグモは難しいです。


●トラフワシグモ/Drassodes serratidens
ワシグモ科ワシグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)

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2008年6月 6日 (金)

模様があればワシグモもわかるんですけど

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ワシグモ科の蜘蛛は種を見分けるのがとても難しいです。模様があれば手がかりになるのですが、真っ黒だったり、単色だったりすると素人にはお手上げです。


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ということで、この黒いワシグモは何グモかわかりません。


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こちらには模様が入っています。フタホシテオノグモのようです。これくらいはっきりした特徴があると助かるんですけど…


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触肢がふくらんでいるので、この個体はオスのようです。


●フタホシテオノグモ/Callilepis schuszteri
ワシグモ科テオノグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.28/石岡市)

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2008年5月28日 (水)

5月9日のフォトジェニック・スパイダー

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すっごくきれいな蜘蛛です。たぶんヤマトツヤグモだと思います。湿地のような場所にいました。


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陽が当たると腹部が薄い赤紫に光って見えます。


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腹部側面は、緑と言うかコケのような色です。蜘蛛がもっと人気のある生きものだったら、コレクターが黙っていないでしょう。ただ、標本にしたときにこの色が保持できるのかどうかは疑問ですが…

体長は4〜5ミリで、かなりすばしっこい動きをします。捕まえるのに一苦労しますが、次に見つけたときも捕獲・撮影したいと思います。どうやらこの蜘蛛に惚れてしまったようです。


●ヤマトツヤグモ/Micaria japonica
ワシグモ科ツヤグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.9/小美玉市・旧美野里町)

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