ユウレイグモ科

2008年7月17日 (木)

Mission! ブドウを運べ

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ユウレイグモです。運んでいるのは卵のう。ブドウではありません。


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コモリグモのようにお尻にくっつけるものもいれば、このユウレイグモのように口にくわえて運ぶものもいます。いろいろな蜘蛛がいておもしろいです。それにしても、いつまでくわえているのでしょう。疲れないのでしょうか?


●ユウレイグモ/Pholcus crypticolens
ユウレイグモ科ユウレイグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.4/石岡市)

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2008年3月17日 (月)

去年の蜘蛛…ユウレイグモ

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特別な蜘蛛ではありません。普通に見かけるユウレイグモです。日のあまり当たらない建物の隅など、陰気くさい場所にいる印象が強いです。郊外と言うか、田舎の公衆トイレなどでもよく見かけます。この細長い足がなんとも不気味ですね〜。


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しかし、よ〜く見てみるとなかなかおもしろい顔をしています。頭胸部が円形に近いのもユニーク。顔に入った模様も、見方によっては迫力があります。歌舞伎の隈取りに見えるのは私だけではないはずです。腹部もデコボコしていて、自転車のグリップのような感じ。見れば見るほど興味深いです。


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歩き方もこの通り。たこ足の宇宙人を連想してしまいます。彼が嫌われるのは、もしかしたらこの歩き方が原因かもしれませんね。

●ユウレイグモ/Pholcus crypticolens
ユウレイグモ科ユウレイグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.3.4/石岡市・旧八郷町)

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2007年11月 6日 (火)

ツタの裏にユウレイグモ

先週の木曜と土曜に小美玉市(旧小川町)の「やすらぎの里」で蜘蛛探しをしましたが、日曜日にも再び行ってきました。


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まず目についたのはツタの葉です。葉の所々に蜘蛛の網が見えます。いったいどんな蜘蛛がいるのかと葉の裏を覗いてみました。


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ユウレイグモです。こんな場所で網を張るとは知りませんでした。体長は4〜5ミリでした。まだ幼体なのかもしれません。


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園内には日本庭園のような場所があって、コンクリート製のオブジェがおいてあります。そのひとつにオオヒメグモらしき蜘蛛が網を張っていました。いつも軽く息を吹きかけると動くはずなのですが、その蜘蛛は動きませんでした。不思議に思い、指で突ついてみましたがピクリともしません。よく見るとようすが変です。体全体にカビが生えていました。


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庭園内には渡り廊下があります。半円の弧を描いていて、ちょっとシャレた感じです。この庇の部分にはオオヒメグモの卵のうがたくさんありましたが、親蜘蛛は一匹もいませんでした。


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コガネグモでしょうか、まだ小さな幼体です。もしかするとコガタコガネグモかもしれません。網の中央にはX印に網が濃くなった部分があります。これは隠れ帯というもので、蜘蛛の種類によってはこの帯を作るものがいます。しかも、種類ごとに直線、X印、渦巻きと形状が違うのもおもしろいです。

このあと、土曜日にハンゲツオスナキグモを見つけた場所に向かいますが、つづきは次回にします。

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.4/小美玉市・旧小川町)

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ハンゲツオスナキグモがいた!

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ミヤグモを見つけたので、なかなか期待できる場所ではないかと思い、再び小美玉市(旧小川町)の「やすらぎの里」へ出かけました。じつは園内には移築された古民家があっていい雰囲気なのも気に入っています。この古民家にはヒラタグモの住居らしきものがたくさんあります。何度か住居を軽く押してみたのですが、ヒラタグモは不在でした。そのうち会えると思います。


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最初に見つけたのはヒメグモの仲間です。バラギヒメグモのようです。この蜘蛛はとにかくたくさんいました。体長は2〜3ミリでまだ幼体のようです。枝先の葉がまとまっているところにかわいらしい網を張っています。


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ヤリグモです。こちらは蜘蛛を襲う蜘蛛で、なかなか獰猛な性格です。体が三角形なので、見ればすぐに気がつくと思います。


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若葉の季節ではありませんが、ワカバグモもいました。


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切り株の根元にこんな穴がありました。蜘蛛の住居に違いないと思って覗き込むと、脚らしきものが見えました。さっそく捕獲してみることに…。


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なんと、出てきたのはハンゲツオスナキグモです。初めて見る蜘蛛なので、嬉しさは格別です。図鑑では見たことがありますが、本物を目にして感動がこみ上げてきました。この蜘蛛は、腹部の前方にある黄色い斑紋を半月に見立てて命名されたそうですが、半月というより三日月に見えます。ちなみに、写真の個体はオスではなくメスです。

この蜘蛛、今まで蜘蛛探しをしていて出会ったことがありません。自分はかなり珍しい蜘蛛だと思っています。今回のように、たまたま住居を見つけ取り出して初めて目にしました。それにしても、あの穴がハンゲツオスナキグモの住居だとは想像もしていませんでした。なお、茨城県のレッドデータブックでは“稀少種”に指定されています。そんなこととも合わせて考えると、この蜘蛛に出会えたのはとても幸運だったと思います。


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調子に乗って、周りにある切り株を全部見てみましたが、ほかにハンゲツオスナキグモはいませんでした。その代わりに見つけたのがユウレイグモです。奥に薄いピンク色の物体(卵のう)があるのがわかるでしょうか? ユウレイグモは家屋やコンクリート製の建物にいるとばかり思っていましたが、屋外にもちゃんといることがわかりました。


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帰りには古民家からもくもくと煙が上がっていました。ときどき燻煙しているようです。


●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●ヤリグモ/Rhomphaea sagana
ヒメグモ科ヤリグモ属

●ワカバグモ/Oxytate striatipes
カニグモ科ワカバグモ属

●ハンゲツオスナキグモ/Steatoda cingulata
ヒメグモ科カガリグモ属

●ユウレイグモ/Pholcus crypticolens
ユウレイグモ科ユウレイグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.3/小美玉市・旧小川町)

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2007年10月28日 (日)

橋の下にいた蜘蛛たち

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大子町からは、山道を通って常陸太田市(旧水府村経由)を抜けて帰ってきました。その途中、橋があったので観察してみることに。橋はコンクリート製で数年前にできたような感じでしたが、いろいろな蜘蛛が住み着いていました。まずはウズグモです。


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ウズグモは似たようなものが何種類かいます。ウズグモ、カタハリウズグモ、トウキョウウズグモなどです。写真の蜘蛛と図鑑を見比べて、いろいろと悩んでしまいました。トウキョウウズグモではないかと思いましたが、「都市型のクモで、山地にはほとんど見られない」と図鑑に書いてあります。ということは残る二種のうちのどちらかということです。さて、どちらでしょう? ウズグモのような気がしますが、もしかするとカタハリウズグモも入り交じっているかもしれません。


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これはいかにもユウレイグモの仲間という雰囲気です。調べてみたらユウレイグモではなくイエユウレイグモでした。図鑑には「屋内性のクモ」と書いてありましたが、橋の下にもいることがわかりました。ここは雨風がしのげるので、家のなかと変わりないということでしょうか。


●ウズグモ/Octonoba varians
ウズグモ科ウズグモ属

●イエユウレイグモ/Pholcus phalangioides
ユウレイグモ科ユウレイグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.24/常陸太田市・旧水府村)

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