ウズグモ科

2012年12月16日 (日)

ずんぐりむっくりオウギグモ

1212161
扇子のような網を張るオウギグモは、体長5ミリ前後の小型の蜘蛛です。小さい蜘蛛は動きが素早いような先入観を持ってしまいますが、この蜘蛛が俊敏な動きをしたのを見たことがありません。


1212162
非常に臆病ですぐに網から落っこちてしまいます。なるべく驚かさないようにして撮る必要があります。姿を見ると蜘蛛らしくない格好をしています。なんだかでっぷりとして、いかにも動きが鈍そう。


茨城県南部では頻繁に見かける蜘蛛ではありませんが、山林や雑木林などでみることがあります。張る網が小さいこともあり、単に見過ごしているだけかもしれません。


●オウギグモ/Hyptiotes affinis
ウズグモ科オウギグモ属


(撮影:2012.11.4/土浦市)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月16日 (金)

やばいマーク…ウズグモのいたずら

1007161
ウズグモは渦巻き状の隠れ帯を網に作ることが多いです。ときには直線状のこともあるのですが、この網には渦と線が一緒に描かれています。こんなこともたまにはあるようです。


1007162
この隠れ帯を見ていたら、子どもの頃にいたずらで描いたマークを思い出してしまいました。何を意味するマークかはここでは言えませんが、記憶の片隅に残っていらっしゃる方も多いのでは…

もしかして、そのマークって茨城県南部だけで流行っていたものかもしれません。昭和40年代に思春期を迎えた人たちで、茨城県南部出身の方だったら思い出していただけるでしょうか?


1007163
直線状の隠れ帯はこんな感じです。この蜘蛛とよく似た同じ仲間にカタハリウズグモという種がいます。カタハリウズグモはこの蜘蛛より明るい色をしています。体型も微妙に違いますが、言葉で説明するのは難しいです。


●ウズグモ/Octonoba varians
ウズグモ科ウズグモ属

撮影:2010.6.25/常陸太田市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月10日 (日)

「人」と書いて「マネキグモ」と読む

0905102
冗談も休み休み言えってところでしょうか。

でも、見えなくはないですよね、人って。それとなくそう読めませんか?

ちなみにこちらは腹部方向からの撮影です。


0905101
背面から撮影するとこうなります。「人」が重なってしまいましたね。これで「人々」と読むと言ったら…冗談キツすぎですかぁ。ははは。

そうそう、マネキグモは眼が4つしかないそうです。なぜでしょう? その理由が知りたいところです。でも、本来8つあるものが4つで済んでいるわけですから、遠い将来蜘蛛の眼が4つくらいに減る可能性もなきしもあらずですね。まぁ、その頃までは生きていないでしょうから、確かめる術もありませ〜ん。


●マネキグモ/Miagrammopes orientalis
ウズグモ科マネキグモ属

撮影: 2009.4.4/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月24日 (日)

宇宙創世

0808242
渦巻きです。宇宙の誕生を連想させます。


0808243
この宇宙の創造主はご覧の蜘蛛です。ウズグモの仲間に違いないと思います。たぶんカタハリウズグモではないでしょうか。成体か幼体か微妙です。


●カタハリウズグモ/Octonoba sybotides
ウズグモ科ウズグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.8.22/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月26日 (木)

ひたちなかの蜘蛛4種

0806261
ひたちなか市の「はにわ公園」で見つけた残りの蜘蛛たちを報告します。まずは、アシブトヒメグモ。この個体はかなり黒っぽいような気がします。最近、各地でよく目にします。


0806262
エビグモ科の蜘蛛、ヤドカリグモです。以前からなぜヤドカリなのか不思議に思っているのですが、いまだに謎は解けません。エビグモ科の蜘蛛は樹皮上で見ることが多いのですが、ヤドカリグモは地表にいることの方が多いような気がします。特に芝生や背丈の短い草の上を徘徊しているところをよく目にします。


08062630806264
ウズグモ科の蜘蛛です。たぶん、カタハリウズグモだと思います。触肢の部分がかなりふくらんでいるので、オスの亜成体ではないでしょか。


0806265
こちらはセンショウグモです。蜘蛛を襲う蜘蛛です。体長4〜5ミリの小さい蜘蛛なのですが、攻撃的な性格の持ち主のようです。ぜひ一度、襲撃のシーンを見てみたいと思っているのですが、なかなかお目にかかれません。

以上、3回に分けてお届けしたひたちなか市の蜘蛛の報告を終了します。


●アシブトヒメグモ/Anelosimus crassipes
ヒメグモ科アシブトヒメグモ属

●ヤドカリグモ/Thanatus miniaceus
エビグモ科ヤドカリグモ属

●カタハリウズグモ/Octonoba sybotides
ウズグモ科ウズグモ属

●センショウグモ/Ero japonica
センショウグモ科センショウグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.8/ひたちなか市・旧勝田市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月14日 (土)

眼が四つの蜘蛛

0806141
開けた場所に移動して、まず見つけたのはマネキグモです。とても不安定な姿勢でいるので、ゆらゆらして撮りにくい蜘蛛です。胡麻をまいたような体の模様が目につきます。この蜘蛛は眼が四つしかない蜘蛛らしいです。


0806143
0806142
こちらは腹部に赤い線が入ったハエトリグモ、ヨダンハエトリです。この個体はメスのようです。オスは頭部の眼の周りに鮮やかな赤い毛があって美しいです。


●マネキグモ/Miagrammopes orientalis
ウズグモ科マネキグモ属

●ヨダンハエトリ/Marpissa pulla
ハエトリグモ科オオハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 9日 (日)

えっ、なんでウズグモなの

0803091
こんなものを見つけました。きっと、オオツリガネヒメグモが中にいるのだろうと思っていたのですが…


0803092
0803093
あれれ、出てきたのはウズグモらしき蜘蛛。おかし〜な〜、そんなはずはないのにと自分の目を疑いました。ウズグモがこんな住居を作って隠れるなんて聞いたことはありません。いったいどういうことでしょう?

写真の蜘蛛はカタハリウズグモのような感じです。


●カタハリウズグモ/Octonoba sybotides
ウズグモ科ウズグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.9/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月17日 (土)

またオウギグモに会いました

0711171
前回書いた龍神山から数百メートル離れた場所に「龍神の森」という公園があります。この森は、いわば山の麓にある雑木林です。今回の観察地はこの森です。


0711172
前回報告したオウギグモがまたいました。初めて見たと感激したのも束の間、二日後に再会となったわけです。もしかすると、この季節にはよく見られる蜘蛛なのかもしれません。


0711173
前回は網を撮り忘れたので、ちょっと離れた場所から写してみました。陽の光の差し込む方向を考えながら糸がよく見えるように撮ったつもりですが、ここら辺が限界です。網が扇形をしているのがわかるでしょうか。


0711174
こちらはマネキグモです。オウギグモがいた場所から数十メートル離れたところにいました。マネキグモは眼が4つの蜘蛛です。普通、蜘蛛は8つの眼を持っていますが、マネキグモは例外のようです。


0711175
オウギグモもマネキグモもウズグモ科の蜘蛛です。この日は二種を同じ場所で一度に見られました。普段はそんなに目にすることのない蜘蛛なので、ちょっと得した気分です。


●オウギグモ/Hyptiotes affinis
ウズグモ科オウギグモ属

●マネキグモ/Miagrammopes orientalis
ウズグモ科マネキグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.14/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月16日 (金)

はじめまして、オウギグモさん

0711161
地元の観察地はいつでも行けると思い、ついつい後回しになってしまいます。この日は久々に石岡市の「龍神山」に出かけました。誤解がないように前もって言います。ここは山という名前はついていますが、じつは丘のような場所です。きっと、標高にしたら数十メートルくらいでしょう。


0711165
この山で初めて見た蜘蛛です。見つけたときはマネキグモかと思いましたが、腹部が異様に縦長なので「変だな?」と感じました。図鑑で調べたらオウギグモでした。


0711162
じつに変な蜘蛛です。ころころ転がりそうな体で不安定な感じがします。しかし、物につかまって一定の体勢を保つには重心がしっかりとして安定するのかもしれません。とくに、網の端で待機するときにはとても都合がいいのでしょう。


07111630711164
よく見ればウズグモの体型に似ています。それもそのはず、この蜘蛛はウズグモの仲間です。ただし、眼の配置は独特でウズグモとはちょっと違うみたいです。


●オウギグモ/Hyptiotes affinis
ウズグモ科オウギグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.12/石岡市)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年10月28日 (日)

橋の下にいた蜘蛛たち

0710291
大子町からは、山道を通って常陸太田市(旧水府村経由)を抜けて帰ってきました。その途中、橋があったので観察してみることに。橋はコンクリート製で数年前にできたような感じでしたが、いろいろな蜘蛛が住み着いていました。まずはウズグモです。


0710292 0710293


0710294 0710295
ウズグモは似たようなものが何種類かいます。ウズグモ、カタハリウズグモ、トウキョウウズグモなどです。写真の蜘蛛と図鑑を見比べて、いろいろと悩んでしまいました。トウキョウウズグモではないかと思いましたが、「都市型のクモで、山地にはほとんど見られない」と図鑑に書いてあります。ということは残る二種のうちのどちらかということです。さて、どちらでしょう? ウズグモのような気がしますが、もしかするとカタハリウズグモも入り交じっているかもしれません。


0710296
これはいかにもユウレイグモの仲間という雰囲気です。調べてみたらユウレイグモではなくイエユウレイグモでした。図鑑には「屋内性のクモ」と書いてありましたが、橋の下にもいることがわかりました。ここは雨風がしのげるので、家のなかと変わりないということでしょうか。


●ウズグモ/Octonoba varians
ウズグモ科ウズグモ属

●イエユウレイグモ/Pholcus phalangioides
ユウレイグモ科ユウレイグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.24/常陸太田市・旧水府村)

| | コメント (0) | トラックバック (0)