タナグモ科

2013年1月 4日 (金)

真冬の蜘蛛探し4

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プレート裏の蜘蛛たち・その4回目はコクサグモの登場です。


まさか、真冬の雑木林でコクサグモに会えるとは思っていなかったので驚きでした。正直なところコクサグモが越冬するなんてことは頭の片隅にもなかったものですから…


冬のプレート裏返しの蜘蛛探しは今まで何度となくやっていますが、コクサグモを見つけたのは初めてかもしれません(単に記憶にないだけかもしれませんが…)。


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こちら場別の個体です。複数の場所で越冬するコクサグモを見つけたということは…間違いなくコクサグモは越冬するということでしょう。それにしても薄いヴェール程度の冬用住居ですが大丈夫なのでしょうか? 他の蜘蛛たちの住居に比べると、すかすか風を通しそうで防寒性はかなり低そうです。ということは、コクサグモは比較的寒さに強いということでしょうか?


多くの蜘蛛が越冬するのでしょうが、自分は人工的環境でしか冬の蜘蛛を見たことがありません。それは今回のような樹木プレートあるいは太い幹にまかれた藁の裏側くらいです。


本来の自然環境のなかで、蜘蛛はいったいどのように越冬しているのでしょう。かねてから疑問に思っていますが、謎はいまだに解けません。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

(撮影:2013.01.01/阿見町)

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2011年5月21日 (土)

旅するオスはアリをも食らう

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クサグモのオスは繁殖期になるとメスを求めて徘徊すると聞いたことがあります。きっとこの蜘蛛はメス探しの最中だったのでしょう。


何かくわえて歩いていたので近づいて見てみたところ、それはアリでした。


以前に何度か網に落ちたアリを捕食しているクサグモを見たことがあります。その時は「アリを食べるんだぁ?」と意外に感じたものでした。カニグモ(特にヤミイロカニグモ)がアリを食べるところは何度も見ていますが、クサグモは数回しかなかったからです。


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ちょっと気になるのは写真のアリをどのように捕食したかということです。旅に出るときに網にかかったものをくわえて出かけたのか。それとも旅の途中で歩いているアリを捕獲したのか。もし後者なら、クサグモはアリが好物なのかもしれませんね〜


*上記は昨年の夏の出来事の報告です


●クサグモ/Agelena limbata
タナグモ科クサグモ属


(撮影:2010.7.14/かすみがうら市)


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2010年4月12日 (月)

地表に網を張る赤い蜘蛛

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この時季になると、雑木林の落葉の上に網を張っている蜘蛛をよく目にします。頭胸部が赤い小さな蜘蛛です。


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小さな枯れ枝を有効利用してせっせと網を張る姿がかわいいです。これはクサグモの幼体だと思います。蜘蛛は成体と幼体の姿が違うものがいます。クサグモはその典型ではないでしょうか。

クサグモに似た蜘蛛にはコクサグモ、イナズマクサグモがいます。私はコクサグモの幼体をはっきりと確認したことがないので、写真の赤い蜘蛛を「クサグモの幼体だと思う」と表現しました。

(イナズマクサグモは茨城県には分布していないようです)

撮影:2010.4.8/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年6月21日 (日)

最も生息数の多い蜘蛛?

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背中の縞々が目印。糸疣の先端がピョコンと二本出ているのも特徴です。こちらはクサグモ。

庭の生け垣から樹木の密集した枝先など、いたるところに棚網を張って暮らしています。意外と人の暮らしに近い場所に多い蜘蛛です。ひょっとすると、この季節に一番目にする機会が多い蜘蛛かも知れません。


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図鑑ではクサグモの仲間として、クサグモ、イナズマクサグモ、コクサグモの三種が載っています。この写真の蜘蛛はどれかというと…たぶんクサグモではないかと思います。

(図鑑によれば、イナズマクサグモは茨城県の南部には生息していないことになっていますので)


●クサグモ/Agelena limbata
タナグモ科クサグモ属

撮影:2009.6.16/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年12月13日 (土)

紅葉とコクサグモ

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12月の中旬になり、あまりコクサグモの姿も見かけなくなりました。というか、見かける蜘蛛の種類がグンと減ったような気がします。最近見かけるのは小さなサラグモのオスらしき個体。バルーニングでどこからか飛んできているような印象です。残念なことにカメラを持参していないときに見つけるので、写真は撮っていません。

さて、上の写真は11月初旬に撮ったコクサグモです。ドウダンツツジの生け垣にいたものです。紅葉の背景がきれいだったので一枚撮っておきました。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

撮影:2008.11.5/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年11月 1日 (土)

水玉絨毯

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網と靄。この二つの関係には特別なものがありそうです。円網に付けば不思議なオブジェに、棚網に付けば幻想的なオブジェに。いずれにしてもアートな作品を作り上げることには違いなさそうです。


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制作者を探してみました。体の一部分しか見えませんでしたがコクサグモのようです。ほかにもいろいろな蜘蛛のアートを撮りたいのですが、早起きは苦手なのでなかなか思うようにはいきません。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.10.17/茨城町)

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2008年9月15日 (月)

クサグモはどこに?

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写真はコクサグモです。最近見かけるのはコクサグモばかり。クサグモはどこに行ったのでしょう?

確か、去年もそうでした。夏までは見られたクサグモが、いつの間にか姿をくらまし、夏が終わるとコクサグモばかりが目に入るようになりました。

両者はとても似ているのですが、コクサグモは頭部に放射状の条線が入っているのですぐにわかります。条線が薄いものでも、腹部の模様を見れば判断できると思います。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年5月31日 (土)

大小さまざま、この時季のクサグモ

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クサグモの幼体です。草の葉が茎と接する部分、樹木の枝先などに棚状の網を張るので、見かけることが多い蜘蛛です。小さいうちは写真のように赤い色をしています。卵のうから出たばかりは小さな赤い蜘蛛という印象ですが、少し大きくなると右の写真のように腹部が黒ずんできます。


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もう少し大きくなると、腹部に線状の模様がうっすらと出てきます。


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さらに大きくなれば、かなり線がはっきりしてきます。このあと、頭胸部も毛に覆われて一般的に認識されているクサグモの姿になります。

この時季のクサグモの幼体にはかなり成長度の違いがあることが分かります。これが、偶然なのか意図的なのかは分かりません。しかし、各地でこのような違いを目にするので、クサグモは時期をずらして成長(出のうを含め)する仕組みをもった種なのかもしれません。あるいは、小さい蜘蛛のなかには、やや遅く出現するコクサグモの幼体が含まれているとも想像できます。


●クサグモ/Agelena limbata
タナグモ科クサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.23/阿見町)

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2008年2月18日 (月)

去年の蜘蛛…イオウイロの幼体?

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正直なところ、不明グモです。昨年の2月に乾いた水田で多数発見しました。何となくイオウイロハシリグモの幼体のような気がしているのですが…。というか、自分はすでにそう思い込んでいます。きっと、イオウイロハシリグモでしょ!(ちょっと不安)

(2007.2.26/小美玉市・旧美野里町)

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2008年2月14日 (木)

去年の蜘蛛…イオウイロハシリグモのバルーニング

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珍しい蜘蛛ではありません。どこにでもいるイオウイロハシリグモです。写真の個体は体長5〜6ミリの幼体ですが、お尻から一所懸命に糸を出して風にたなびかせていました。あいにく離陸するところは写真に撮れませんでしたが、明らかにバルーニングしようとしているところでした。このとき「イオウイロハシリグモもバルーニングするんだなぁ…」と、ちょっとした発見をしたのを思い出します。


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

(2007.2.26/小美玉市・旧美野里町)

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