タナグモ科

2009年6月21日 (日)

最も生息数の多い蜘蛛?

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背中の縞々が目印。糸疣の先端がピョコンと二本出ているのも特徴です。こちらはクサグモ。

庭の生け垣から樹木の密集した枝先など、いたるところに棚網を張って暮らしています。意外と人の暮らしに近い場所に多い蜘蛛です。ひょっとすると、この季節に一番目にする機会が多い蜘蛛かも知れません。


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図鑑ではクサグモの仲間として、クサグモ、イナズマクサグモ、コクサグモの三種が載っています。この写真の蜘蛛はどれかというと…たぶんクサグモではないかと思います。

(図鑑によれば、イナズマクサグモは茨城県の南部には生息していないことになっていますので)


●クサグモ/Agelena limbata
タナグモ科クサグモ属

撮影:2009.6.16/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年12月13日 (土)

紅葉とコクサグモ

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12月の中旬になり、あまりコクサグモの姿も見かけなくなりました。というか、見かける蜘蛛の種類がグンと減ったような気がします。最近見かけるのは小さなサラグモのオスらしき個体。バルーニングでどこからか飛んできているような印象です。残念なことにカメラを持参していないときに見つけるので、写真は撮っていません。

さて、上の写真は11月初旬に撮ったコクサグモです。ドウダンツツジの生け垣にいたものです。紅葉の背景がきれいだったので一枚撮っておきました。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

撮影:2008.11.5/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年11月 1日 (土)

水玉絨毯

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網と靄。この二つの関係には特別なものがありそうです。円網に付けば不思議なオブジェに、棚網に付けば幻想的なオブジェに。いずれにしてもアートな作品を作り上げることには違いなさそうです。


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制作者を探してみました。体の一部分しか見えませんでしたがコクサグモのようです。ほかにもいろいろな蜘蛛のアートを撮りたいのですが、早起きは苦手なのでなかなか思うようにはいきません。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.10.17/茨城町)

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2008年9月15日 (月)

クサグモはどこに?

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写真はコクサグモです。最近見かけるのはコクサグモばかり。クサグモはどこに行ったのでしょう?

確か、去年もそうでした。夏までは見られたクサグモが、いつの間にか姿をくらまし、夏が終わるとコクサグモばかりが目に入るようになりました。

両者はとても似ているのですが、コクサグモは頭部に放射状の条線が入っているのですぐにわかります。条線が薄いものでも、腹部の模様を見れば判断できると思います。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年5月31日 (土)

大小さまざま、この時季のクサグモ

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クサグモの幼体です。草の葉が茎と接する部分、樹木の枝先などに棚状の網を張るので、見かけることが多い蜘蛛です。小さいうちは写真のように赤い色をしています。卵のうから出たばかりは小さな赤い蜘蛛という印象ですが、少し大きくなると右の写真のように腹部が黒ずんできます。


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もう少し大きくなると、腹部に線状の模様がうっすらと出てきます。


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さらに大きくなれば、かなり線がはっきりしてきます。このあと、頭胸部も毛に覆われて一般的に認識されているクサグモの姿になります。

この時季のクサグモの幼体にはかなり成長度の違いがあることが分かります。これが、偶然なのか意図的なのかは分かりません。しかし、各地でこのような違いを目にするので、クサグモは時期をずらして成長(出のうを含め)する仕組みをもった種なのかもしれません。あるいは、小さい蜘蛛のなかには、やや遅く出現するコクサグモの幼体が含まれているとも想像できます。


●クサグモ/Agelena limbata
タナグモ科クサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.23/阿見町)

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2008年2月18日 (月)

去年の蜘蛛…イオウイロの幼体?

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正直なところ、不明グモです。昨年の2月に乾いた水田で多数発見しました。何となくイオウイロハシリグモの幼体のような気がしているのですが…。というか、自分はすでにそう思い込んでいます。きっと、イオウイロハシリグモでしょ!(ちょっと不安)

(2007.2.26/小美玉市・旧美野里町)

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2008年2月14日 (木)

去年の蜘蛛…イオウイロハシリグモのバルーニング

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珍しい蜘蛛ではありません。どこにでもいるイオウイロハシリグモです。写真の個体は体長5〜6ミリの幼体ですが、お尻から一所懸命に糸を出して風にたなびかせていました。あいにく離陸するところは写真に撮れませんでしたが、明らかにバルーニングしようとしているところでした。このとき「イオウイロハシリグモもバルーニングするんだなぁ…」と、ちょっとした発見をしたのを思い出します。


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

(2007.2.26/小美玉市・旧美野里町)

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2007年11月26日 (月)

この時期に新しい網を張るコクサグモ

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どう見ても新しい網です。主はコクサグモでした。この時期のコクサグモの網は、カサカサで粘着力が薄れたようになっているのが普通です。ところが、写真のクサグモの網は柔らかくて新鮮そのもの。いったいどういう風の吹き回しなのでしょう。ただし、建設途中なのか、糸の数はだいぶまばらでした。


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全体的に薄茶色で、一般的な個体よりも明るい色をしているような気がします。なかにはこんな個体もいるのですね。


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コクサグモがいた数センチ下の葉の裏にはバラギヒメグモの幼体がいました。この蜘蛛はなぜかこの時期に多く目にします。

以上で11月16日に小美玉市(旧美野里町)で撮った蜘蛛の報告を終わります。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.16/小美玉市・旧美野里町)

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2007年11月 3日 (土)

クサグモは何処に

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再び、鹿行地域の潮来市からの報告です。別の日にまた出かけたので、ちょっと蜘蛛観察をしてみました。今回は、潮来市と言っても旧牛堀町です。場所は高台にある権現山公園。ここは眺めのいい場所で、霞ヶ浦や川沿いの風景が一望できます。あの葛飾北斎が描いた「常州牛堀」は、ここからの眺めだと言われています。


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さて、蜘蛛の報告です。まず見つけたのはコクサグモ。柔らかそうな棚網を張っていました。写真は比較的新しそうな網を撮ってみました。棚網と言ってもピンと来ない方も多いと思います。でも、この写真を見れば「あぁ、これね!」と思いだすのではないでしょうか。


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なかにはアリをごちそうにしているものもいました。コクサグモがアリを餌にしているのは初めて見ました。よほどお腹がすいていたのでしょうか? それともよく食べる獲物なのでしょうか? 背の低いドウダンツツジ、人の身長ほどのツツジのてっぺんには、たくさんのコクサグモの網がありました。

しかし、不思議なものです。数か月前は、このような棚網の主はクサグモでした。特に夏頃はほとんどがそうでした。その頃コクサグモは、スラリと伸びたヨウシュヤマゴボウなどの葉の上に数センチ四方の小さな網を張っていたに過ぎません。夏から秋にかけてクサグモとコクサグモの交代劇があったのでしょうか。いったい二人(二種)の間にはどのような取り決めがあるのか知りたくなりました。


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クサグモばかりでうんざりしていたところ、小さな蜘蛛が目にとまりました。よく似た蜘蛛にアシハグモがいますが、模様から判断するとネコハグモのようです。


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さらにコガネグモ科の蜘蛛のものらしき網を発見。枠糸の結び先を注意深く追っていくと、緑の蜘蛛が見えました。アオオニグモです。久々の対面なので、ちょっと嬉しかったです。アオオオニグモは、枠糸の一本を必ず葉に結びつけています。その葉をほどよく曲げ、自分の体がすんなり入るスペースを確保して糸でかがります。それが彼らの住居です。お腹を向けているので、緑の葉っぱと同じ色になっています。一応、保護色ということなのでしょう。よく考えたものです。しばらく前に報告したビジョオニグモも同じような住居を作ります。しかも腹部も同じ緑です。


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せっかくの機会なので、今回撮ったアオオニグモと以前撮ったビジョオニグモを比較してみます。アオオニグモはかなり小さな幼体ですが、色の比較はできると思います。上がアオオニグモで、下がビジョオニグモです。腹部はほとんど同じです。ですから、背中を見るまではどちらか判断できません。


ちょっと長くなってしまったので、このつづきは次回にします。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

●ネコハグモ/Dictyna felis
ハグモ科ハグモ属

●アオオニグモ/Araneus pentagrammicus
コガネグモ科オニグモ属

●ビジョオニグモ/Araneus mitificus
コガネグモ科オニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.30/潮来市・旧牛堀町)

*ビジョオニグモは10月20日に岩井市で撮影したものです

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2007年10月 7日 (日)

確かにお出ましが遅いような気がする

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クサグモとコクサグモはよく似ています。棚網と呼ばれる幅広く張られた網の形もそっくりです。

たまに網の中央あたりに出ていることもありますが、人の気配を感じると管状になった奥の部分にササッと隠れてしまいます。両者の違いは、「クサグモの方が小型で出現する時期が遅いこと」と図鑑に書いてありました。さらに、図鑑の写真を比較してみると、コクサグモの頭胸部には放射状の網目模様が入っています。これらのことから判断すると、上の写真の蜘蛛はコクサグモと考えられます。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.3/石岡市)

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