ヒメグモ科

2009年11月14日 (土)

さまようハンゲツオスナキグモ

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腹部前方にある黄色い紋が目印のハンゲツオスナキグモ。半月というより三日月に見えるのですが…

この写真の個体はオスです。公園の駐車場をさまよっていました。たぶんメスを探して走り回っていたところだと思います。この後、運良くメスにめぐり会えたならいいのですが、その結末まで見届けることはできませんでした。

茨城県のレッドデータブックにおいて、ハンゲツオスナキグモは希少種に指定されています。確かに、蜘蛛探しをしていても出会う機会はそう多くはありません。しかし、まったく見ないというわけでもないんです。どちらかというと探しにくい蜘蛛であるような気がします。見つけにくい蜘蛛なので、生息数も確認しにくいでしょう。なので、必然的に数が少ないように思えてしまう傾向があるのかもしれません。彼らは管状住居を作ってその奥に潜んでいるのですが、一見するとヤチグモ科の蜘蛛の住居と見間違えることが多いです(私の場合)。


●ハンゲツオスナキグモ/Steatoda cingulata
ヒメグモ科カガリグモ属

撮影:2009.10.9/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月12日 (月)

チリイソウロウグモの卵のう?

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鈴のような小さな物体がぶら下がっています。これは蜘蛛の卵のう。そばにいるのはメスグモです。


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ヒメグモ科イソウロウグモ属の一種だと思います。たぶんチリイソウロウグモではないでしょうか。

イソウロウ(居候)の名の通り、他の蜘蛛の網に同居してかかった餌のおこぼれなどをちょうだいして暮らしています。ときには母屋の主に襲いかかって餌にしてしまうこともあるといいます。体長10ミリ前後(オスはメスより小さく5〜9ミリ)の小さな蜘蛛ですが、凶暴な一面も持ち合わせている侮れない蜘蛛です。


●チリイソウロウグモ/Argyrodes kumadai
ヒメグモ科イソウロウグモ属

撮影:2009.9.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月25日 (金)

ホシミドリヒメグモ?

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たぶんホシミドリヒメグモだと思います。じつは、以前からヤホシサヤヒメグモとの見分けがつかない自分です。ヤホシサヤヒメグモは田んぼでよく見かける蜘蛛なのだそうですが、自分は見たことがありません。11月くらいにはバルーニングという空中移動で、山の方に飛んでくるものも多いそうです。


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撮影したのが9月なのでホシミドリヒメグモの可能性が高いと思います。ちなみに、ホシミドリヒメグモには腹部に小さな黒点以外の模様(薄い黄色など)が入っているものもいます。いわゆる色彩変異と言うものです。

自分は何度もホシミドリヒメグモを見ていますが、ほとんどが小さな黒点が並んだだけの個体でした。ひょっとすると、茨城県南部に生息するものはこのパターンが多いのかもしれません。


●ホシミドリヒメグモ/Chrysso foliata
ヒメグモ科コガネヒメグモ属

撮影:2009.9.14/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年5月11日 (月)

いったいどこに隠れてたのぉ

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4月の初めに見つけたオナガグモです。明らかに成体と言える大きさでした。春先に幼体がこんな大きさまで成長するとは思えません。きっと冬の間どこかに身を潜めていたに違いないでしょう。いったいどこに?

うおぉぉぉ〜、知りたい。どうしても知りたい。どぉこにいたんだぁ〜?

(今度の冬は蜘蛛探しの旅に出なければならぬかも…)

●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

撮影: 2009.4.4/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年12月15日 (月)

ヒメグモは幼体で冬を越す

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ヒメグモの母蜘蛛です。周りに黄色っぽい点が散らばっています。ぼんやりとしていますが、これが子蜘蛛。11月の中旬に子蜘蛛たちが一斉に卵から出てきました。ということは、幼体のまま冬を越すのでしょう。いったいどんな方法で寒さを乗り切るのでしょう。知りたいです。とても知りたいです。


●ヒメグモ/Achaearanea japonica
ヒメグモ科ヒメグモ属

撮影:2008.11.15/土浦市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年11月26日 (水)

久しぶりです。コケヒメグモ

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茨城県南部には数多く生息しています。頻繁に蜘蛛観察をしていないので、久しく逢っていませんでした。春から夏にかけて見かけるものより、ずっと体が小さいです。体長は2ミリ強ってところでしょうか。地味ながら和風の色彩と美しい模様を持った蜘蛛だと思います。

コケヒメグモというので、コケ(地衣類)に隠れる習性があるのかと思っていました。確かに地衣類の近くにいたこともありましたが、樹皮のひだの間や枝の付け根などにいることの方が多いような気がします。なぜか、コナラやクヌギで見つけるケースが多かったです(ときどきシラカシ)。もっとも、この二種(シラカシも含めると三種)は県南部に多い樹木ですから、確率としても高いのだと思います。


●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

(2008.10.28/石岡市)

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2008年11月21日 (金)

戦場はいつも空

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頭上でゆらゆらと揺れる緑の物体に気づきました。緑の細長い生きもの、見覚えのある姿…オナガグモの名が頭をよぎります。

オナガグモは、草の間の空間に3〜4本の糸を渡し、それを伝わってくる蜘蛛を捕らえます。そうです、蜘蛛を襲う蜘蛛。糸をわたる習性を巧みに利用して同胞を狩る冷血漢と言えるかもしれません。


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アクロバット的な空中戦を演じている最中でしたが、揺れてどうにも写真が撮れないので、糸をたぐり寄せて下に降りてもらいました。

どう見ても蜘蛛には思えませんが、紛うことなき正真正銘の八本脚です。その残忍な性格のためか狡猾そうな印象を与えます。まぁ、蜘蛛はもともと知恵者。生業にケチをつけるのはこれくらいにしておきましょう。


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さて、餌食になっていたのは…
なんとワカバグモでした。体液を吸われ、すっかりしわくちゃになっていますが、若葉色と眼の周りの色からそれと想像できます。撮影は10月下旬です。こんな時期でも、ワカバグモは元気に歩き回っているということですね。


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

●ワカバグモ/Oxytate striatipes
カニグモ科ワカバグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.10.27/笠間市・旧友部町)

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2008年11月20日 (木)

ヒメグモの一種だと思うが…

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何ヒメグモでしょうか? 図鑑を見ましたが、よくわかりませんでした。

体長は3〜4ミリ。アジサイの葉の裏にいました。他の葉の裏を見たところ、かなりの数を見かけました。したがって、珍しいものではなく一般的な種だと思います。はてさて、いったい何グモでしょう?


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.10.27/笠間市・旧友部町)

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2008年10月30日 (木)

今ごろ運動会?

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バラギヒメグモのようです。葉を裏返したところで卵のうを抱えていました。まるで、運動会の玉転がしのようです。

茨城県南部ではポピュラーな蜘蛛です。寒さに強いのか、活動的なのかはわかりませんが、真冬でもよく見かけます。


●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.10.16/小美玉市・旧美野里町)

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2008年9月20日 (土)

色づく果実

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オレンジの小さな蜘蛛、ヒメグモです。体長は5ミリ程度。白い線がとても印象的です。

小さい割には色が鮮やかなので、意外と目につきます。そのせいもあるのでしょうか、今までいた場所からこつ然と姿を消すこともしばしば。ひょっとすると、大型の肉食昆虫や鳥たちの餌食になっているのではないかと心配してしまいます。


●ヒメグモ/Achaearanea japonica
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 4日 (木)

確かに菱形。でも、ちょっと変形

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ヒシガタグモです。腹部を見ると菱形をしています。腹部を巨大化させたら、水草の菱そのものかも。

あれ〜、そういえば、ヒシガタグモに似たムラクモヒシガタグモという蜘蛛がいました。もしかしたら、ムラクモヒシガタグモかもしれません。でも、よく目にするムラクモヒシガタグモより大きいような感じなので、やっぱりヒシガタグモのような気が…。ちょっと自信ありませんが、ヒシガタグモということにしちゃいます。


●ヒシガタグモ/Episinus affinis
ヒメグモ科ヒシガタグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.2/石岡市)

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2008年8月28日 (木)

真っ黒い蜘蛛

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自分より大きなアリを捕まえています。蜘蛛自身が真っ黒なので、見つけたときは「何だろう?」と思いました。でも、すぐ上に糸でかがった住居らしいものがあったので蜘蛛と気付きました。

アリが大好物な蜘蛛のようです。たぶん、ボカシミジングモだと思います。


●ボカシミジングモ/Yaginumena castrata
ヒメグモ科ヤギヌマミジングモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.8.20/かすみがうら市・旧千代田町)

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2008年8月27日 (水)

居候の子育て

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クサグモの網に間借りしている蜘蛛です。たぶん、チリイソウロウグモだと思います。蜘蛛の向こう側に写っているのは卵のうです。

普段は滅多にストロボ撮影をしませんが、ものすごく暗かったので、ストロボを使いました(以下すべての写真)。


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腹部の形がおもしろいです。三角形に近い形をしています。同じヒメグモ科のヤリグモに似ているような気がします。


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腹部裏側からの撮影です。ほほ〜、意外にも第一脚が長いです。この角度からだとアシナガグモと勘違いしそうです(網の形がぜんぜん違うので間違えませんが…。というか、この蜘蛛はイソウロウですから)。体長は7〜8ミリです。


●チリイソウロウグモ/Argyrodes kumadai
ヒメグモ科イソウロウグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.8.20/かすみがうら市・旧千代田町)

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2008年8月16日 (土)

爽やかなオナガグモ

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今年はオナガグモの卵のうをよく目にします。今回を含めると、すでに3〜4回はブログに登場しているのではないでしょうか。緑と青空を背景にしたら、オナガグモも素敵に見えませんか?


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.8.6/石岡市)

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2008年7月26日 (土)

ヒメグモが大きくなりました

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先日、茨城県の西部にある公園に立ち寄りました。もちろん、蜘蛛探しのためです。次の仕事までの空き時間を使って、何種類かの蜘蛛を写真に収めました。


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まずはヒメグモです。すでに卵のうを抱えています。もう立派なお母さんになったようです。


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こちらはヒラタグモの住居です。イヌシデらしき木の樹皮上にありました。


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かる〜く指で押してみると、中から本人が姿を現します。

●ヒメグモ/Achaearanea japonica
ヒメグモ科ヒメグモ属

●ヒラタグモ/Uroctea compactillis
ヒラタグモ科ヒラタグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.20/古河市)

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2008年7月25日 (金)

消えそうな線香花火

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おしまい近くになると、チィッチィッっと短い火花を飛ばす線香花火。

しかし、これは花火ではありません。子蜘蛛たちです。


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近づくと、細長い体をした蜘蛛であることがわかります。


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親はこちら、オナガグモです。緑の体はまるで松葉のようです。マツの木に卵のうをぶら下げるなんて、出来過ぎです。これって、考えられた行動なのでしょうか?


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.18/水戸市)

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2008年7月14日 (月)

居候の名は知らず

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クサグモの網に居候していた蜘蛛です。イソウロウグモ属の蜘蛛だと思います。公園の駐車場にある木の手すりにいました。


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図鑑を見ても、オスの写真がない種もあるので判断がつきません。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.7.4/石岡市)


7月21日追記/よ〜く見てみたら、ヤリグモのオスかもしれないと思えてきました。本当のことはわかりませんが、イソウロウグモの仲間ではないかもしれません。

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2008年7月 8日 (火)

ヒメグモですが…

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オオヒメグモではなさそうですが、何ヒメグモでしょう? オオツリガネヒメグモ、それともカグヤヒメグモ、相変わらずヒメグモはよくわかりません。

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.24/石岡市)

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2008年7月 7日 (月)

垂れ下がる壺

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これはオナガグモの卵のうなのでしょうか? これだけ近くにあって、守っているような雰囲気を醸し出しているのですから、きっとそうだと思います。オナガグモの卵のうを見たことがない自分にとって、今回のことはちょっとした発見でした。


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下から見ると、壺がぶら下がっているように思えてしまいます。蜘蛛の卵のうはこのような形のものが比較的多いような気がします。


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.23/石岡市)

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2008年7月 2日 (水)

転がらないで

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たぶんムナボシヒメグモだと思います。ころころ転がって撮りにくい蜘蛛です。


●ムナボシヒメグモ/Keijia sterninotata
ヒメグモ科ホシヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.16/小美玉市・旧小川町)

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2008年6月27日 (金)

公衆トイレに必ずいる蜘蛛

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公園のトイレの隅の方に、必ずいるといってもいい蜘蛛です。たぶんオオヒメグモではないかと思うのですが…

じつは、ヒメグモの見分け方がよくわかりません。オオヒメグモに似た蜘蛛では、ツリガネヒメグモ、オオツリガネヒメグモ、カグヤヒメグモなどがいます。写真の蜘蛛はどの蜘蛛でしょう?

オオヒメグモもときどき想像をはるかに超える色・模様の変異個体がいるので、ますます混乱します。せめて上記の4種ぐらいは見分けられるようになりたいものです。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.16/小美玉市・旧小川町)

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2008年6月26日 (木)

日立の海とアシブトヒメグモ

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茨城県の北部に位置する日立市。ここは海も山もあるいいところです。今回は仕事帰りに立ち寄った日立市の海岸にある公園からの報告です。どんな蜘蛛がいるのだろうと大いに期待していたのですが、じつはあまり見つけられませんでした。


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この断崖の上にある公園にたくさんいたのはアシブトヒメグモです。


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なかには卵のうを抱えているメスグモもいました。アシブトヒメグモの卵のうは真っ白で、ひなあられをものすごく小さくしたような物体でした。


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こちらは最近よく目にする小さな蜘蛛です。非常に目の細かい網を張っています。この網の形はジョロウグモのものと同じような気がします。ということは、これはジョロウグモの幼体でしょう。小さいうちはこんな模様をしているのですね、知りませんでした。初めに見たときはドヨウオニグモの幼体かもしれないと思いました。


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お別れは断崖の上からの海のようすです。遥か遠くに見えるのは福島県・いわきの工場群でしょうか?


●アシブトヒメグモ/Anelosimus crassipes
ヒメグモ科アシブトヒメグモ属

●ジョロウグモ/Nephila clavata
ジョロウグモ科ジョロウグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.15/日立市)

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ひたちなかの蜘蛛4種

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ひたちなか市の「はにわ公園」で見つけた残りの蜘蛛たちを報告します。まずは、アシブトヒメグモ。この個体はかなり黒っぽいような気がします。最近、各地でよく目にします。


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エビグモ科の蜘蛛、ヤドカリグモです。以前からなぜヤドカリなのか不思議に思っているのですが、いまだに謎は解けません。エビグモ科の蜘蛛は樹皮上で見ることが多いのですが、ヤドカリグモは地表にいることの方が多いような気がします。特に芝生や背丈の短い草の上を徘徊しているところをよく目にします。


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ウズグモ科の蜘蛛です。たぶん、カタハリウズグモだと思います。触肢の部分がかなりふくらんでいるので、オスの亜成体ではないでしょか。


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こちらはセンショウグモです。蜘蛛を襲う蜘蛛です。体長4〜5ミリの小さい蜘蛛なのですが、攻撃的な性格の持ち主のようです。ぜひ一度、襲撃のシーンを見てみたいと思っているのですが、なかなかお目にかかれません。

以上、3回に分けてお届けしたひたちなか市の蜘蛛の報告を終了します。


●アシブトヒメグモ/Anelosimus crassipes
ヒメグモ科アシブトヒメグモ属

●ヤドカリグモ/Thanatus miniaceus
エビグモ科ヤドカリグモ属

●カタハリウズグモ/Octonoba sybotides
ウズグモ科ウズグモ属

●センショウグモ/Ero japonica
センショウグモ科センショウグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.8/ひたちなか市・旧勝田市)

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2008年6月18日 (水)

橋の上のデジャヴ

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今回の観察地は行方市(なめがたし)にある水の科学館付近です。写真はそこから見た景色です。霞ヶ浦の向こうに見える左の山が筑波山です。中央付近にあるのが足尾山から加波山(かばさん)に連なる山々、右の方に見えるのが難台山(なんだいさん)や吾国山(わがくにさん)です。

前回に続き、水路に架かる橋に来ました。今度の橋は木製です。さてどんな蜘蛛がいるのかと思ったら…


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またギンメッキゴミグモシロカネイソウロウグモです。前回の個体よりお腹はふくらんでいます。


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またネコハグモです。今度の卵のうは卵の数が数えられそうです。10個以上入っています。ネコハグモの産卵数は意外と少ないことがわかりました。

ギンメッキゴミグモ、ネコハグモは、前回も見かけた蜘蛛です。頻繁に目にするということは、この季節が産卵の時期なのでしょう。


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お着替えの瞬間を目にしました。お色直しをしていたのは、ズグロオニグモのようです。脱皮直後は頭が黒くないようです。今回の件で、ズグロオニグモはぶら下がり脱皮をすることがわかりました。

ギンメッキゴミグモ/Cyclosa argenteoalba
コガネグモ科ゴミグモ属

●シロカネイソウロウグモ/Argyrodes bonadea
ヒメグモ科イソウロウグモ属

●ネコハグモ/Dictyna felis
ハグモ科ハグモ属

●ズグロオニグモ/Yaginumia sia
コガネグモ科ズグロオニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.7/行方市・旧玉造町)

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橋の上の蜘蛛

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水路に架かるコンクリート製の小さな橋にはいろいろな蜘蛛がいました。
まずはオニグモです。近くには抜け殻が脱ぎ捨ててあります。


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ネコハグモです。卵のうを抱えています。初めてネコハグモの卵のうを見ましたが、目玉焼きのようです。中央部分に集まっている黄身のようなものは卵の粒です。10粒ぐらいは入っていそうです。


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ギンメッキゴミグモシロカネイソウロウグモです。メスはお腹がふくらんでいます。下の写真はオスです。


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なぜかオオハエトリもいました。右は蜘蛛の卵のうですが、何グモのものでしょう。え〜と、何でしたかねぇ。よく見かけるような気がするんですが…


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このあと、ちょっと歩いて霞ヶ浦の沿岸を探してみました。つづきは次回に。


●オニグモ/Araneus ventricosus
コガネグモ科オニグモ属

●ネコハグモ/Dictyna felis
ハグモ科ハグモ属

ギンメッキゴミグモ/Cyclosa argenteoalba
コガネグモ科ゴミグモ属

●シロカネイソウロウグモ/Argyrodes bonadea
ヒメグモ科イソウロウグモ属

●オオハエトリ/Marpissa milleri
ハエトリグモ科オオハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.7/行方市・旧玉造町)

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2008年6月16日 (月)

ヒメグモ2種

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ムラクモヒシガタグモです。ヒシガタグモというだけあって、ちょっと変わった形をしています。私にとっては、探しても見つからないのに偶然出会うことが多い蜘蛛です。


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撮るのが嫌になるくらい小さい蜘蛛でした。体長は2ミリ程度だったと思います。あまり自信はありませんが、キヒメグモではないかと思います。


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こちらはキヒメグモのオスでしょうか。これも自信ありません。


*以上で16回続いた笠間市(旧友部町)からの報告を終わります。


●ムラクモヒシガタグモ/Episinus nubilus
ヒメグモ科ヒシガタグモ属

●キヒメグモ/Achaearanea asiatica
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)

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2008年6月12日 (木)

オレンジの小さな蜘蛛

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人によっては赤い蜘蛛と言うかもしれません。思い返してみるとこのような色の蜘蛛は意外と多いような気がします。特にヒメグモ科、サラグモ科の小さな蜘蛛に見受けられます。もっとも、両科に属する蜘蛛の数がとても多いということも理由のひとつでしょう。


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さて、この蜘蛛の名前です。悩んでも仕方がないので、とりあえずキヒメグモということにしておきます。体長は3ミリくらいでした。


●キヒメグモ/Achaearanea asiatica
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)

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2008年6月 5日 (木)

樹上から降りてきた蜘蛛

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糸にぶら下がってゆらゆらしている物体を発見しました。たぶん蜘蛛だろうと思って採集したら、やっぱりそうでした。


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初めて見たような気がします。図鑑と照らし合わせてみたらシモフリミジングモのようでした。アリを好んで捕らえて食べる蜘蛛だそうです。


●シモフリミジングモ/Dipoena punctisparsa
ヒメグモ科ミジングモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.28/石岡市)

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音のでない釣鐘

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釣鐘がぶら下がっています。土団子でできた鐘なので音は出ません。蜘蛛のなかにはこのような住まいを造る種類がいます。


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家の主はツリガネヒメグモかオオツリガネヒメグモのようです。自分はこの二種が見分けられないので、いつも知らんふりをしていました。今回はオスがいたので、撮ってみることに…。オスがいるということは、この時季が繁殖期なのでしょう。


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中からメスを呼び出してみました。図鑑の写真と見比べるとツリガネヒメグモのような感じです。とりあえず、ツリガネヒメグモということにしておきます。


●ツリガネヒメグモ/Achaearanea angulithorax
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.28/石岡市)

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2008年5月29日 (木)

コケヒメグモはどこにでもいるな〜

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コナラの幹でよく見かけるのがコケヒメグモです。この蜘蛛はどの雑木林でも見かけると言っていいほど。これは5月中旬に撮影したものですが、この頃になるとオスもよく見かけるようになります。オスはメスに比べると体色が明るい傾向があります。黄色っぽく見える個体が多いような気がします。メスは白と黒、渋い赤、コケ色を組み合わせた地味な色彩です。写真では左がオスで右がメスになります。


これで3回に分けたひたちなか市からの報告を終わりにします。


●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.15/ひたちなか市・旧勝田市)

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2008年5月27日 (火)

ほんと、いつでも見られるヒメグモ

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カレハヒメグモです。寒い冬のまっただ中でも見られる蜘蛛なので、この季節に見かけると逆に違和感を覚えてしまいます。茨城県では、一般的なヒメグモといえるのではないでしょうか。個体数もかなり多いと思います。夕暮れ時に撮ったものなので全体が赤っぽく見えますが、本当はもっと黒っぽい体をしています。


●カレハヒメグモ/Enoplognatha abrupta
ヒメグモ科ハガタグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.8/茨城町)

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2008年5月13日 (火)

蜘蛛は工学博士?

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オオヒメグモの網全体を支えている複数の糸です。「一本一本、考え抜かれた糸の配置」かどうかは分かりませんが、きっと力学的に理にかなった構造になっているのでしょう。


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少し引いて撮ってみると、こんな感じです。


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彼女(メスなので)はいつも背中を丸めてうずくまっています。手足を伸ばした姿勢の写真を撮るのが難しい蜘蛛だと思います。


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あまりにも身近な蜘蛛なのでいつもは撮影しないのですが、今回は多少明るめの場所にいたので撮りました。いつもは物陰や構造物の下面に網を張っています。暗い上に苦しい姿勢で仰ぐように撮らなければならない場所にいることが多いのです。その点、今回の彼女は明るい性格のようで助かりました。


●オオヒメグモ/Achaearanea tepidariorum
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.2/小美玉市・旧小川町)

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2008年5月 6日 (火)

コナラの根元から月が出た!

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太いコナラの木の根元に窪みがあったとさ

そこには細い糸で編まれたトンネルがあって

入口には黒い蜘蛛が見張り番をしているそうな

そのトンネルに何者かが入ろうとすると

黒い蜘蛛はすぐにお月様に声をかけるんだそうな


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すると、きまって鋭く光る黄色い月が出てきて

「お前を喰ってやる〜」と叫ぶという

月に見つかった者はひからびてしまうという話さ

あ〜こわっ

以上は、まったくの作り話です。変なヒメグモがいるなぁと覗き込んだら、意外にもハンゲツオスナキグモだったので驚きました。見るのは2回目なのですが、日中も網の上に出ている蜘蛛だとは思いませんでした。ものすご〜く暗い場所だったので、ピンボケはもちろん、手ブレもいいところ。載せられるような写真ではないのですが、証拠写真くらいにはなるだろうと判断して掲載しました。

黄色い半月(自分には三日月に見える)がハンゲツオスナキグモであることを証明しています。この蜘蛛は、茨城県のレッドデータブックで希少種に指定されています。捕獲を試みましたが、見事に木の穴に逃げられてしまいました。


●ハンゲツオスナキグモ/Steatoda cingulata
ヒメグモ科カガリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.30/土浦市・旧新治村)

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2008年5月 1日 (木)

古墳の周りの蜘蛛たち

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前回からのつづきです。一気に紹介したいと思います。

まずはコケヒメグモです。茨城南部には多い蜘蛛ですが、県北部ともいえるひたちなか市にもいました。だいたいコナラやクヌギ、シラカシの樹皮上で見つけることが多いのですが、この木はカエデでした。


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こちらはオオハエトリです。スギやヒノキなどの針葉樹の樹皮上で見つけることがほとんどですが、この木はカエデです。この写真の木には計4種類の蜘蛛がいました。


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キハダカニグモです。こちらはマツの樹皮上にいました。


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キハダエビグモです。コナラの樹皮上にいました。


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コシロカネグモかオオシロカネグモの幼体です。新緑が芽吹き始めたツツジの枝先にたくさんいました。後ろ脚をこんなにねじって大丈夫なのでしょうか? 蜘蛛の脚って意外に柔軟性があるようです。

以上で、ひたちなか市からの報告を終わりにしたいと思います。


●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●オオハエトリ/Marpissa milleri
ハエトリグモ科オオハエトリグモ属

●キハダカニグモ/Bassaniana decorata
カニグモ科キハダカニグモ属

●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.25/ひたちなか市・旧勝田市)

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2008年4月30日 (水)

ホシミドリなのか、ヤホシサヤなのか

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ひたちなか市・観察報告のつづきです。

さて、写真の蜘蛛はヤホシサヤヒメグモなのか、それともホシミドリヒメグモなのか…悩むところです。体長は2ミリ程度。ホシミドリにしては小さすぎます。八つの黒い星が大きくはっきりしている点から判断するとヤホシサヤに傾くところです。
ものすごく身軽で、撮影中に何度も空中散歩を楽しんでいました。その度に糸をたぐり寄せて木に戻しました。おかげでブレブレの写真しか撮れなかった…と言い訳。

じつは、私はヤホシサヤヒメグモを見たことがないので確信が持てないでいます。折りを見てクモの掲示板のみなさんの判断を仰ごうかと思っているところです。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.25/ひたちなか市・旧勝田市)

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2008年4月21日 (月)

三番目の脚が短いのは食事のため?

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よく松葉にたとえられるのがオナガグモです。確かに、蜘蛛の糸に引っかかった松葉のように見えます。じつはこの松葉には緑と茶色があります。ということは、茶色い方は枯れ松葉ですね。

オナガグモは、枝や草の葉の間に数本の糸を張ります。しかし、その糸には粘性がありません。彼らはこの糸を伝って来る他の小さな蜘蛛を餌食にするのです。つまり蜘蛛を食べる蜘蛛です。写真には捕らえられてグルグル巻きになった小さな蜘蛛が2匹写っています。しかも片方は今食べられているところです。第三脚を使って上手に食べています。

ほかの脚は不安定な糸上で体を支えるために使っているようです。この第三脚が極端に短い理由は、食事をするのに都合がいいからかもしれません。


5回に分けてお届けした石岡市「常陸風土記の丘」「龍神の森」周辺で見つけた蜘蛛の報告をこれで終わりにします。


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.15/石岡市)

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2008年4月16日 (水)

蜘蛛を襲う蜘蛛

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ヒメグモを2種見かけました。まずはコケヒメグモです。


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こちらはムナボシヒメグモ。図鑑によれば蜘蛛を襲う蜘蛛だそうです。ヒメグモ科には名前に似合わず獰猛な蜘蛛が多いですね。ヤリグモ、オナガグモ、サトヒメグモ、みんな蜘蛛を襲います。チリイソウロウグモだって、ときにはおこぼれをくれる主に恩を仇で返すことがあるそうです。


右はムナボシヒメグモの腹部裏です。こんな模様だったとは知りませんでした。


●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●ムナボシヒメグモ/Keijia sterninotata
ヒメグモ科ホシヒメグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.14/つくば市)

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2008年4月 7日 (月)

初めてかなぁ、カレハヒメグモのオス

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神社の鳥居にいた蜘蛛です。背中の模様からするとカレハヒメグモのようでした。二匹いたのでペアと思われます。


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実際に取り出してみると、やっぱりカレハヒメグモでした。こちらはオスです。もしかすると、自分はオスを見るのは初めてかもしれません。この日は風が強くて撮影中に何度も蜘蛛が飛ばされてしまい、うまく撮れませんでした。


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こちらはメスの画像です。


●カレハヒメグモ/Enoplongnatha abrupta
ヒメグモ科ハガタグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.4.5/龍ケ崎市)

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2008年3月31日 (月)

ヤミサラグモの仲間らしい

3月の20日、22日に報告した蜘蛛の正体が判明しました。


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まず、20日に報告したものは、ヤミサラグモの一種のようです。タマヤミサラグモかウエノヤミサラグモの可能性が高いそうです。いずれにせよ、今まで知らなかったヤミサラグモという種類を確認できただけでも大きな収穫でした。


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こちらはヒメグモ科のカニミジングモでした。初めて見たので見当がつかなかったのですが、図鑑を見たらちゃんと載っていました。


*これらの蜘蛛の同定に協力いただいた掲示板には、いつも頼りになる方が参加されています。もし、分からない蜘蛛の写真があったら、こちらで質問されてはいかがでしょう。念のためにアドレスを以下に記しておきます。

「クモ蟲画像掲示板」
http://xbbs.knacks.biz/kjrshoji

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2008年2月17日 (日)

去年の蜘蛛…ムラクモヒシガタグモ

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じつに変わった名前です。腹部の末端に刺のようなものが二つ出ています。このようすから“菱形”の名前がついたのではないかと思います。ヒシガタの由来はなんとなく予想できるのですが、ムラクモとはいったい何の意味なのでしょう?


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この蜘蛛は特に珍しい蜘蛛ではないようですが、じつはあまり見たことがありません。比較的小さいので見つけにくいということも影響していると思いますが、自分が確認したのは2回です。


●ムラクモヒシガタグモ/Episinus nubilus
ヒメグモ科ヒシガタグモ属

(2007.2.26/小美玉市・旧美野里町)

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2008年2月 5日 (火)

去年の蜘蛛…オナガグモ

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微小な蜘蛛は別にして、そこそこ大きいのにこれほど撮りにくい蜘蛛はいないのではないでしょうか。糸につかまって松葉状になっているところを撮ろうとすると、必ず風が吹いてきてピントが合いません。無風のときじゃないとダメかぁ…と何度諦めたことでしょう。


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仕方なくプラスチックケースに入れて撮ったのが上の写真です。オナガの名前はだてではありません。かなりなが〜い腹部で、まるで引きずっているかのようです。でもクルッと丸めるところを目にすると、何だか犬のしっぽのようにも見えます。つくづく変な格好をした蜘蛛に思えてなりません。蜘蛛を食べる蜘蛛で、なかなか獰猛な性格をしています。ちなみに、写真のような緑のほか茶色い個体もいます。


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

(2007.2.12/石岡市)

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2008年2月 4日 (月)

去年の蜘蛛…カレハヒメグモ

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なぜか冬によく見つけます。何度も目にすることから想像すると、この蜘蛛は冬眠しないのではないでしょうか。腹部のツヤツヤとした黒い紋が特徴で、白っぽい線で縁取られています。よく似ている蜘蛛にヤマトコノハグモがいますが、自分は雑木林などでは見たことがありません。ですから、このような紋の蜘蛛を見つけたときには、まずカレハヒメグモを最初に思い浮かべます。この蜘蛛はヒメグモ科のなかでは大きめの種類のような気がします。


●カレハヒメグモ/Enoplognatha abrupta
ヒメグモ科ハガタグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.2.12/石岡市)

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2008年1月31日 (木)

去年の蜘蛛…コケヒメグモ

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去年までこの蜘蛛の存在を知りませんでした。春頃に雑木林にたくさんいることに気づいたのですが、なぜ今まで気づかなかったのか不思議です。子どもの頃は、虫好き少年だったこともあり、雑木林には嫌というほど足を運んでいたはずなのに、この蜘蛛を見た記憶がまったくありません。最近増えた蜘蛛というような話は聞きませんし、ましてや外来種とも思えません。


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とにかく、去年はたくさん写真に撮りました。暗い緑がかった色をしていて、まさにコケのような感じです。コケと言っても乾燥したコケの色に近いと思います。


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この蜘蛛は卵のうをお尻に付けていますが、何かの拍子で卵のうを落としてしまうと、いったん口にくわえます。そして、しばらくするとまたお尻に付け直します。


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こちらはオスと思われる個体です。ややほっそりとしています。腹部の模様の一部が黄色味を帯びていました。この写真はストロボを使用したので黄色が吹っ飛んでいますが、下の写真は自然光で撮ったので本来の色に近いと思います。


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腹部の後方に黄色い模様が入っているのがお分かりいただけるでしょうか? シブい緑に黄色はよく映えます。和風ですね〜。

言い忘れましたが、見つけたのはほとんどコナラの木でした。

●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

1番目(2007.4.4/土浦市)
2、3番目(2007.5.24/小美玉市・旧小川町)
4、5番目(2007.5.4/笠間市・旧友部町)

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2008年1月28日 (月)

去年の蜘蛛……ヒシガタグモ

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去年は一度しか見られなかった蜘蛛です。図鑑には「里山から山地にまで生息する」とあり、それほど珍しい蜘蛛ではなさそうですが、自分はこのときまで目にしたことがありませんでした。

写真を撮ったのは5月の下旬です。場所は土浦市とつくば市の境にある「宍塚大池」を取り囲んでいる雑木林です。この池の周囲にはたくさんの蜘蛛がいました(約2時間の観察で13科37種を確認)。短時間でこれだけの種類が見られるなんて、蜘蛛好きにはこたえられない場所だと思います。


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ヒシガタグモというので平行四辺形のような形かと思いますが、どちらかというと三角形に近いと思います。ちょうど三角形の底辺部分が刺のように突き出ています。まるで植物のヒシのようです。もしかすると、ヒシガタの名の由来はそこから来ているのかもしれません。こちらはストロボ撮影ですが、よく見るとちょっと変わった眼の配置をしているのがわかります。


●ヒシガタグモ/Episinus affinis
ヒメグモ科ヒシガタグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.27/土浦市・宍塚大池)

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2008年1月12日 (土)

最近よく見かける蜘蛛

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やはり冬は蜘蛛探しには向いていないようです。先日も仕事の合間に探してみましたが、見つけたのはたったの2種類。そのひとつが写真の蜘蛛です。


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最近この蜘蛛を良く見かけます。先週は車のドアにくっついていました。どうやらバルーニングでどこからか飛んできたような感じがしました。バルーニングというのは、蜘蛛が風に乗って飛んでいくことです。そのようすを以前見たことがありますが、なかなか見事なものでした。お尻から糸を出して風にそよがせ、勢いよく風が吹いてきたところを見計らってふわりと飛び立ちます。


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写真の蜘蛛ですが、ヤマトコノハグモのような気がします。どうやらこの蜘蛛は、バルーニングであちこちに飛んでゆくようです。

ちなみに、前回紹介したカレハヒメグモととても良く似ています。数か月前まで自分は両者の違いがよくわかりませんでした。学名を見ると属名が一緒なので、近い関係にあることが分かります。


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さて、もう一種の蜘蛛が上の写真です。これは完全にお手上げです。体長3〜4ミリの小さな蜘蛛でした。


●ヤマトコノハグモ/Enoplognatha caricis
ヒメグモ科ハダカグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.6/土浦市)

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2008年1月11日 (金)

たぶん、カレハヒメグモ

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こちらも1月3日の報告からもれた蜘蛛です。樹木プレートの裏にいました。たぶんカレハヒメグモだと思います。なぜかこの季節になるとよく見かけます。


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●カレハヒメグモ/Enoplognatha abrupta
ヒメグモ科ハダカグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.3/石岡市)

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2007年12月 9日 (日)

去年の今ごろ見た蜘蛛 (3)

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こちらも去年の11月中旬、山登りをしているときに見つけた蜘蛛です。ホシミドリヒメグモという結論を出すまでに数か月かかりました。

当時はヤホシサヤヒメグモという蜘蛛ではないかと考えていました。絵で描かれた図鑑を参考にしていたので、腹部の縁に黒い点が並ぶヤホシサヤヒメグモがとてもよく似ていると思えたのです。

ヤホシサヤヒメグモは田んぼにいる蜘蛛で、かなり小さな種類です。そのような生態に関する知識が身に付いていなかったので、絵合わせで似たものがいると短絡的に結論付けていました。本格的に蜘蛛を調べ始める前だったので、かなりいい加減でした。


(2006.11.13/笠間市・旧岩間町)

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2007年12月 7日 (金)

去年の今ごろ見た蜘蛛 (1)

数日前のブログに書いたように、自分が蜘蛛の観察を本格的に始めたのは今年になってからです。ですから、去年の今ごろは蜘蛛の写真をほとんど撮っていませんでした。


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数少ない蜘蛛の写真を探して出てきたのがこの蜘蛛です。当時は何グモかまったく見当がつきませんでした。今でもわからないことの方が多いのですが、今この写真を見てカレハヒメグモではないかと思っています。体長3〜4ミリの小さな蜘蛛でした。


(2006.12.7/阿見町)

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2007年11月29日 (木)

オナガグモとホシジロトンビグモ、そして壊れたカメラ

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つくば市の郊外に「ゆかりの森」という公園のような施設があります。一度はここで蜘蛛を観察してみたいと思ったので、仕事の途中でちょっとだけ寄ってみました。この日は真冬並みの寒さで、蜘蛛を観察するような天気ではなかったのですが、いつ来られるかわからないので観察を強行。そのことが原因ではありませんが、後に悲しい出来事に見舞われることになります…。


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まず見つけたのはオナガグモです。いつ見ても奇妙な蜘蛛です。蜘蛛を襲う蜘蛛ですが、この細長い体を見ると「本当に蜘蛛なのか?」と疑わしくなります。


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オナガグモには緑と茶色のタイプがいます。どちらかというと緑の方が多いと思いますが、この蜘蛛はかなり茶色がかっていました。


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寒さに耐えながら雑木林を歩くと松の木が何本もあるところに出ました。じっくりと樹皮上を探し、やっと一匹の蜘蛛を見つけました。ホシジロトンビグモのようです。このとき、撮影中にカメラが不調に…。シャッターを切っても画像が記録されません。数日前からおかしかったのですが、このとき完全に故障してしまいました。

というわけで、クモ探検隊の活動はしばらくお休みとなります。カメラ屋さんの話だと点検と修理には3週間以上かかるそうなので、活動再開は年末になりそうです。家にはほかに2台コンパクトデジカメがあるのですが、ひとつはシャッターが切れるまでに5秒ほどかかる半故障品(しかもピントが合わない)で、残る一台は接写に向かない機種です。観察報告はできそうもないので、過去に撮ったものを載せるか、完全にブログをお休みするしかなさそうです。


●オナガグモ/Ariamnes cylindrogaster
ヒメグモ科オナガグモ属

●ホシジロトンビグモ/Sergiolus hosiziro
ワシグモ科ブチトンビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.22/つくば市)

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2007年11月28日 (水)

田にキクヅキ、畦にウヅキ

前回のつづき…


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田んぼの方に目を移してみました。すでに乾燥して人が入れるくらいの固さになっていて、刈り取ったあとの藁がそのまま残されています。


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そこにいるのはたくさんのキクヅキコモリグモです。なかにはウヅキコモリグモの姿もありました。


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こちらはやや黒っぽいキクヅキコモリグモです。上の蜘蛛より一回り以上小さい個体でした。今回撮影して思ったのは、ウヅキコモリグモは動きがかなり速いということです。しかも敏感で、一定の距離を越えて近づくとあっという間に逃げてしまいます。一方、キクヅキコモリグモは逃げる途中に必ずひと休みするので、そっと近づいて何とか写真を撮ることができました。


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田んぼではほかの蜘蛛が見つけられそうになかったので、近くの竹林とクリ畑がある場所に移動しました。ここは薄暗くて、蜘蛛がいてもなかなか見つけられそうにありませんでした。見つけたのは小さな蜘蛛ばかり。アシナガグモの仲間と思われる幼体ばかりです。コシロカネグモかオオシロカネグモの幼体のような気がします。


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小さな幼体ばかりでがっかりしているところ、やや大きな蜘蛛を見つけました。名前は断定できませんが、腹部の模様がカレハヒメグモに似ています。触肢を見ると膨らみかけているようなので、オスの亜成体のようでした。

この日は寒く、風も強かったので、これ以上の観察は時間の無駄かもしれないと判断し、撤収することにしました。以上で小美玉市(旧美野里町)寺崎からの報告を終わります。


●キクヅキコモリグモ/Pardosa pseudoannulata
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.21/小美玉市・旧美野里町)

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2007年11月27日 (火)

蜘蛛が少なくなりました

小美玉市(旧美野里町)にある新地池周辺の報告をします。


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これが新地池のようすです。水量はかなり少ない状態でした。手前には水草が生えていていい雰囲気です。この日は風が強く気温も低かったので、虫も蜘蛛も活動的ではなさそうでした。


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池の周りをざっと見ましたが、蜘蛛らしい蜘蛛はジョロウグモ一匹。しかもかなり動きが鈍く、余命数日といった感じでした。そこで、池の反対側の畦を歩くことにしました。


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雑木林と接する畦を歩いていて見かけたのはバラギヒメグモばかり。今日に限らず、ここ数日かなり目にしています。


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こちらは体長3ミリ足らずの小さなサラグモです。名前は断定できませんが、クロケシグモのような気がします。葉の裏側にとても小さな網を張っていました。


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ほかに見つけたのは写真の網です。


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網の主はナカムラオニグモでした。


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畦の周りを見ると、秋も終わりという感じです。すっかりセピア色になった風景のなかで、カラスウリだけが鮮やかな色を発していました。つづきは次回へ…


●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●ナカムラオニグモ/Larinioides cornutus
コガネグモ科ナカムラオニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.21/小美玉市・旧美野里町)

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2007年11月26日 (月)

この時期に新しい網を張るコクサグモ

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どう見ても新しい網です。主はコクサグモでした。この時期のコクサグモの網は、カサカサで粘着力が薄れたようになっているのが普通です。ところが、写真のクサグモの網は柔らかくて新鮮そのもの。いったいどういう風の吹き回しなのでしょう。ただし、建設途中なのか、糸の数はだいぶまばらでした。


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全体的に薄茶色で、一般的な個体よりも明るい色をしているような気がします。なかにはこんな個体もいるのですね。


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コクサグモがいた数センチ下の葉の裏にはバラギヒメグモの幼体がいました。この蜘蛛はなぜかこの時期に多く目にします。

以上で11月16日に小美玉市(旧美野里町)で撮った蜘蛛の報告を終わります。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.16/小美玉市・旧美野里町)

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2007年11月 6日 (火)

ツタの裏にユウレイグモ

先週の木曜と土曜に小美玉市(旧小川町)の「やすらぎの里」で蜘蛛探しをしましたが、日曜日にも再び行ってきました。


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まず目についたのはツタの葉です。葉の所々に蜘蛛の網が見えます。いったいどんな蜘蛛がいるのかと葉の裏を覗いてみました。


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ユウレイグモです。こんな場所で網を張るとは知りませんでした。体長は4〜5ミリでした。まだ幼体なのかもしれません。


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園内には日本庭園のような場所があって、コンクリート製のオブジェがおいてあります。そのひとつにオオヒメグモらしき蜘蛛が網を張っていました。いつも軽く息を吹きかけると動くはずなのですが、その蜘蛛は動きませんでした。不思議に思い、指で突ついてみましたがピクリともしません。よく見るとようすが変です。体全体にカビが生えていました。


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庭園内には渡り廊下があります。半円の弧を描いていて、ちょっとシャレた感じです。この庇の部分にはオオヒメグモの卵のうがたくさんありましたが、親蜘蛛は一匹もいませんでした。


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コガネグモでしょうか、まだ小さな幼体です。もしかするとコガタコガネグモかもしれません。網の中央にはX印に網が濃くなった部分があります。これは隠れ帯というもので、蜘蛛の種類によってはこの帯を作るものがいます。しかも、種類ごとに直線、X印、渦巻きと形状が違うのもおもしろいです。

このあと、土曜日にハンゲツオスナキグモを見つけた場所に向かいますが、つづきは次回にします。

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.4/小美玉市・旧小川町)

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ハンゲツオスナキグモがいた!

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ミヤグモを見つけたので、なかなか期待できる場所ではないかと思い、再び小美玉市(旧小川町)の「やすらぎの里」へ出かけました。じつは園内には移築された古民家があっていい雰囲気なのも気に入っています。この古民家にはヒラタグモの住居らしきものがたくさんあります。何度か住居を軽く押してみたのですが、ヒラタグモは不在でした。そのうち会えると思います。


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最初に見つけたのはヒメグモの仲間です。バラギヒメグモのようです。この蜘蛛はとにかくたくさんいました。体長は2〜3ミリでまだ幼体のようです。枝先の葉がまとまっているところにかわいらしい網を張っています。


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ヤリグモです。こちらは蜘蛛を襲う蜘蛛で、なかなか獰猛な性格です。体が三角形なので、見ればすぐに気がつくと思います。


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若葉の季節ではありませんが、ワカバグモもいました。


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切り株の根元にこんな穴がありました。蜘蛛の住居に違いないと思って覗き込むと、脚らしきものが見えました。さっそく捕獲してみることに…。


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なんと、出てきたのはハンゲツオスナキグモです。初めて見る蜘蛛なので、嬉しさは格別です。図鑑では見たことがありますが、本物を目にして感動がこみ上げてきました。この蜘蛛は、腹部の前方にある黄色い斑紋を半月に見立てて命名されたそうですが、半月というより三日月に見えます。ちなみに、写真の個体はオスではなくメスです。

この蜘蛛、今まで蜘蛛探しをしていて出会ったことがありません。自分はかなり珍しい蜘蛛だと思っています。今回のように、たまたま住居を見つけ取り出して初めて目にしました。それにしても、あの穴がハンゲツオスナキグモの住居だとは想像もしていませんでした。なお、茨城県のレッドデータブックでは“稀少種”に指定されています。そんなこととも合わせて考えると、この蜘蛛に出会えたのはとても幸運だったと思います。


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調子に乗って、周りにある切り株を全部見てみましたが、ほかにハンゲツオスナキグモはいませんでした。その代わりに見つけたのがユウレイグモです。奥に薄いピンク色の物体(卵のう)があるのがわかるでしょうか? ユウレイグモは家屋やコンクリート製の建物にいるとばかり思っていましたが、屋外にもちゃんといることがわかりました。


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帰りには古民家からもくもくと煙が上がっていました。ときどき燻煙しているようです。


●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●ヤリグモ/Rhomphaea sagana
ヒメグモ科ヤリグモ属

●ワカバグモ/Oxytate striatipes
カニグモ科ワカバグモ属

●ハンゲツオスナキグモ/Steatoda cingulata
ヒメグモ科カガリグモ属

●ユウレイグモ/Pholcus crypticolens
ユウレイグモ科ユウレイグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.11.3/小美玉市・旧小川町)

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2007年11月 3日 (土)

ヒメグモ、エビグモ、そしてヒメグモ

前回のつづき、潮来市の旧牛堀町の蜘蛛たちです。


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権現山公園をさらに歩くと、サツキの枝先に蜘蛛の網を発見しました。ようすからするとヒメグモのようです。


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実物を見てみるとアシブトヒメグモに似ていますが、ちょっと模様が違うような気もします。触肢を見ると膨らんでいるようなので、オスの亜成体のようです。この蜘蛛は、最近よく目にしますが、見つけるたびに悩んでいます。アシブトヒメグモなのか、そうでないのか…。


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桜の樹皮にエビグモを見つけました。こうして見ると、どこにいるのかわかりません。キハダエビグモのようですが、とにかくたくさんいます。


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茨城県南部では最も多いエビグモではないでしょうか。県北部そして鹿行地域でも見かけます。茨城に限らず全国的に多い蜘蛛のような気がします。


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カレハヒメグモです。ヒメグモは小さいものが多いなか、この蜘蛛は比較的大きなヒメグモです。


以上で潮来市・旧牛堀町で見た蜘蛛の報告を終わります。さらにこのあと、行方市にも立ち寄りました。その報告は次回にします。


●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属

●カレハヒメグモ/Enoplognatha abrupta
ヒメグモ科ハダカグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.30/潮来市・旧牛堀町)

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2007年10月 3日 (水)

この葉っぱ、どうやって持ち上げるんだろう?

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前回ハツリグモのことを書きましたが、肝心のハツリグモの網の写真がなかったので今日撮ってきました。まさに“葉吊り” という形容にぴったりの住居です。こうして見ると、小さいながらもなかなか風情のある家です。環境にやさしい自然素材の住宅といえるでしょう。

ところで、この葉っぱをどうやって吊り上げているのでしょうか? 網を張ってから、都合良く落ちてくる葉っぱを待つということはないと思います。そうなると、地面に落ちている手頃なものを吊り上げているはずです。一度でいいから、家の建設風景を見てみたいものです。

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ついでに撮った写真です。ハツリグモかと思いましたが、こちらはヒメグモの住居でした。葉っぱの下の部分に蜘蛛の姿が見えるでしょうか? 体長5ミリほどの小さな母蜘蛛でした。この丸まった葉の内側にはたくさんの子蜘蛛たちがいました。どうやら産卵用の住居だったようです。偶然にもヒメグモがこんな住居で子育てをすることを初めて知りました。


ハツリグモ/Acusilas coccineus
コガネグモ科ハツリグモ属

ヒメグモ/Achaearanea japonica
ヒメグモ科ヒメグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.3/石岡市)

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2007年9月28日 (金)

シモフリヤチグモかなぁ?

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先日、久しぶりに写真を撮りに行きました。行き先は市内にある公園です。雑木林をそのまま利用した自然公園のような場所で、たくさんの蜘蛛がいました。

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通りすがりに確認したものは、ワキグロサツマノミダマシ(一番上の写真)、ナガコガネグモ、オオヒメグモ、オオツリガネヒメグモ、ゴミグモ、オオシロカネグモなど。写真は卵のうから出たばかりの子蜘蛛たちの“まどい”と親蜘蛛です。カグヤヒメグモかなと思いましたが、同定についてはちょっと自信がありません。

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珍しい蜘蛛はいないかと、樹木名を記したプラスチックプレートをひっくり返すと、写真の蜘蛛がいました。どうやらヤチグモ科の蜘蛛のようです。思い当たるのはヤマヤチグモ、メガネヤチグモ、シモフリヤチグもあたり。なんとなくシモフリヤチグものような気がしますが、こちらも自信がありません。

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久しぶりに蜘蛛探しに出かけ、1時間ほど歩きましたが、あたりはもうすっかり秋の雰囲気です。秋と言うとイシサワオニグモを思いだします。オレンジと白の入り交じった美しい蜘蛛ですが、山に行かないと見られません。車で40〜50分行ったところにたくさんいるのを昨年確認しました。今年もその場所に出かけてみたいと考えています。


ワキグロサツマノミダマシ/Neoscona mellotteei
コガネグモ科ヒメオニグモ属

カグヤヒメグモ/Achaearanea culicivola
ヒメグモ科ヒメグモ属

シモフリヤチグモ/Iwogumoa insidiosus
ヤチグモ科シモフリヤチグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.9.25/石岡市)

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2007年9月 5日 (水)

居候にやられた!?

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蜘蛛が小さいのでわかりにくいですが、写真はシロカネイソウロウグモです。他の蜘蛛の網に無断で侵入して、主の捕らえた餌をこっそり盗み食いしたりするそうです。そんな行動からイソウロウの名前がついたのでしょう。

しかし、恐ろしいことにこの居候は、ときに主さえも餌食にしてしまうようです。この写真を撮ったのは友人宅ですが、その友人は「5匹ぐらいで、よってたかって主をやっつけた」と言っていました。なかなかの知恵者だそうで、主が脱皮している最中に襲いかかったそうです。身動きがとれないときを狙うとは、狡猾極まりないといえます。違った見方をすれば、冷静な判断力を持ち、緻密な連携プレーができる組織力も持ち合わせているということです。

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右端に糸でグルグル巻きになっているのが、餌食になったジョロウグモ。中央がシロカネイソウロウグモのメスで、左がオスです。

シロカネイソウロウグモ/Argyrodes bonadea
ヒメグモ科イソウロウグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.9.3/牛久市)

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2007年8月28日 (火)

ヒメグモかなぁ?

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最近蜘蛛を撮りに行っていないので、先月末の写真から。石岡市(旧八郷町)とつくば市を結ぶ不動峠で撮った蜘蛛です。

名前は見当もつきません。この姿からするとヒメグモの一種だと思いますが、自信はありません。ギボウシヒメグモかなとも考えましたが、図鑑の写真とはちょっと違います。いったい何という蜘蛛でしょう? 体長は3ミリくらいで、シダの葉の裏にいました。

この写真の蜘蛛が同定できるレベルになりたいものですが、道のりはかなり険しく遠いような気がします。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.7.28/石岡市・旧八郷町)

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2007年8月26日 (日)

ヒメグモって赤と黒がいるの?

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8月の中旬に撮った蜘蛛です。ヒメグモだろうと思っていましたが、改めて図鑑を見たらキヒメグモのようです。赤というより橙色と言った方がいいのでしょうか。わかりやすく言うならオレンジの蜘蛛です。だから小さくてもとても目立ちます。写真の個体は標準的な模様のようで、図鑑に載っているものと同じでした。なかには黒点が複数ある個体もいるようです。

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こちらはヒメグモです。前述のキヒメグモのそばに網を張っていました。両者はほとんど同じような場所にいるようです。ちなみに見つけたのは山の中腹。石岡市(旧八郷町)と桜川市(旧真壁町)をつなぐ峠道から脇道に入った場所です。

ヒメグモ/Achaearanea japonica
ヒメグモ科ヒメグモ属


キヒメグモ/Achaearanea asiatica
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.8.11/石岡市・旧八郷町)

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2007年8月25日 (土)

暑さのせいで蜘蛛も“だら〜り”?

こう暑いと、蜘蛛を探しにいっても見つからないことが多いです。苦労のわりに実りが少ないので、ついつい出不精になってしまいます。しかし、「それではいかん!」と車を走らせて出かけることに。ところが、数分もたたないうちに滝のような汗が…。

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汗でびっしょりになったシャツ。その不快感に耐えて蜘蛛を探しました。見つけたのはオオシロカネグモの幼体です。網の中央で、だら〜んとぶら下がっています。どうやらこの姿勢が暑さをしのぐ方法のようです。一匹だけでは確信が持てなかったので、ほかの蜘蛛も見てみました。すると、回りにいる蜘蛛たちもみんな同じ姿勢です。後の4本の脚を網に掛け、残りの4本を宙に投げ出していました。まるで空中ブランコで、もう一人の相手と手を組むのを待つような姿勢でした。

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汗ふき用のタオルを忘れたせいで、写真を撮っているとメガネにも汗が垂れてくる状態。どうしようもなくなって、数枚の写真を撮っただけで撤収することにしました。

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写真は帰り際に撮った蜘蛛。やたら動き回る蜘蛛だったのでピントが合っていません。アシナガグモ科の蜘蛛のように感じましたが、よく見るとヒメグモ科のチリイソウロウグモのようです。触肢が膨らんでいるのでオスでしょう。

オオシロカネグモ/Leucauge magnifica
アシナガグモ科シロカネグモ属


チリイソウロウグモ/Argyrodes kumadai
ヒメグモ科イソウロウグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.8.20/かすみがうら市・旧千代田町)

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