キシダグモ科

2009年9月15日 (火)

卵のうを抱えるイオウイロハシリグモ

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イオウイロハシリグモをよく見かけるようになりました。彼らは子育ての真っ最中のようです。


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メスたちは鋭いアゴと触肢を使って卵のうを大事に抱えています。


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なかにはご覧のように育児用の網を張っているものも見られました。


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網の中には子蜘蛛たちがうじゃうじゃいます。団居(まどい)状態の子蜘蛛たちです。


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お母さん(左)とちっちゃ〜い子蜘蛛です。かわいいですね。

●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年6月16日 (火)

蜘蛛のウンチ

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蜘蛛の排泄物は液体です。たまに見かけますが、白い液体であることがほとんど。ときどき、白い液体の中に黒い線状のものが含まれていることもあったりします。

写真はイオウイロハシリグモの幼体です。お尻のすぐ下、葉っぱの上に白い液体があるのがおわかりでしょうか。それが排泄物です。でも、ウンチと言っていいのかオシッコと言っていいのかわかりません。


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影:2009.6.14/小美玉市・旧小川町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年6月 3日 (水)

渓流の蜘蛛

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渓流あるいは沢が流れる山などに行くと必ず目にするのがスジアカハシリグモです(個人的にはすっごくカッコいい蜘蛛だと思っています)。

図鑑には「良好な自然環境が保たれている場所にしかいない」とあります。そう言われれば、何となくそんな気がします。人の手があまり入っていない場所で見ることが多いのはそのためでしょう。

この蜘蛛はキシダグモ科に属しています。身近でよく見るイオウイロハシリグモも同じキシダグモ科。確かに、イオウイロハシリグモも同じようなポーズで葉の上にいるところを目にします。この姿勢はキシダグモ科特有のポーズなのでしょうか。明らかに獲物を待ち伏せしているものだと思いますが、ここでいったい何を待っているのでしょう?

ハエとかトンボ、それともカゲロウとかでしょうか。獲物を捕らえるところを見たいと思いましたが、仕事中だったので写真だけ撮ってお別れしてきました。


●スジアカハシリグモ/Dolomedes saganus
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影:2009.5.12/高萩市・花貫渓谷
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年5月21日 (木)

キクメじゃなくてアオグロハシリグモでしょう

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水路の壁面に怪しい影。たぶんアオグロハシリグモだと思います。この写真じゃ、何だかわかりませんね。


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こちらはどうでしょう? 蜘蛛らしいシルエットがおわかりになると思います。脚の縞模様と体の大きさ(10ミリは越えていそう)からすると、思いつくのはやはりアオグロハシリグモ…独断でそう判断してしまいました。


●アオグロハシリグモ/Dolomedes raptor
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影: 2009.5.10/城里町・旧七会村
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年4月 2日 (木)

水陸両用の蜘蛛

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精悍な顔つきをしたこの蜘蛛はキクメハシリグモです。私はこの蜘蛛が生息している場所を一か所しか知りません。茨城県内を隈無く探したわけではありませんが、常に蜘蛛には注意を払っているつもりです。つまり、特別な環境にしかいない蜘蛛ではないかと推測できます。

この蜘蛛を見つけたのは谷津田の脇を流れているコンクリート水路。そこには相当数の個体がいました。しかも、彼らは平気で水のなかに潜っていきます。私が近づく気配を察知すると、危険を回避するかのごとく一斉に水中に隠れるのです。軽く5分くらいは潜っていられます。体全体に細かい毛が密集しているらしく、そこに空気をまとい呼吸をしているようです。なかなかの知恵者と言うか、高機能スーツをお持ちのようです。


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姿はアオグロハシリグモととても良く似ています。よく見ると、頭胸部に放射状の白い線があるので違いが認識できます。学名にあるstellatusは「星」を意味する言葉でしょうか。もしそうだったら、放射状の線を星の形に見立てたのかもしれない…と勝手に想像しました。


●キクメハシリグモ/Dolomedes stellatus
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影:2008.5.8/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年7月 9日 (水)

大きいですね〜

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イオウイロハシリグモです。体長10ミリ以上のかなり大きな個体でした。でも、まだまだ大きくなるんでしょうね。


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfureus
キシダグモ科ハシリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.28/かすみがうら市・旧千代田町)

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2008年6月26日 (木)

阿見町の蜘蛛4種

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6月の中旬に茨城県南部の阿見町(あみまち)で見つけた蜘蛛を報告します。まずは、イオウイロハシリグモの幼体です。


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眼の部分が特徴的なアズチグモの幼体です。黄色い小さい蜘蛛とでもいいましょうか、体長4〜5ミリの愛らしい蜘蛛でした。


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ヤミイロカニグモのオスです。ヤミイロカニグモのオスは、前二本の脚を振り上げて小刻みに震わせる行動をとることがあります。たぶん威嚇行動だと思うのですが、震わせるのは片側の二本で、左右両方をブルブルすることはないようです。これはカニグモ科の蜘蛛の特徴なのでしょうか? こんどほかの種類の蜘蛛でも確認してみようと思います。


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これは迷います。コモリグモ科の蜘蛛のような気がしますが…。悩んだ末にエビチャコモリグモだろうと判断しました。じつは、エビチャコモリグモはあまり見たことがありません。一抹の不安を感じますが、ほかに思いつかないのでエビチャコモリグモということにしました。体長は優に10ミリを超える大型のコモリグモです。


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfureus
キシダグモ科ハシリグモ属

●アズチグモ/Thomisus labefactus
カニグモ科アズチグモ属

●ヤミイロカニグモ/Xysticus croceus
カニグモ科カニグモ属

●エビチャコモリグモ/Arctosa ebicha
コモリグモ科ミズコモリグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.10/阿見町)

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2008年6月13日 (金)

うぐいす豆のアンパン

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観察地を別の場所に移動しました。ご覧の写真に水車が写っていることからもお分かりの通り、下の方には小さな沢があります。


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沢に近くの湿気の多い場所にはアオグロハシリグモがいるのではないかと思いましたが、成体は確認できませんでした。見つけたのは橋のコンクリートに網を張っていた幼体です。幼体のときは、かなり水場から離れた場所で生活するものもいるようです。

じつは、キクメハシリグモもいるのではないかと思っていたのですが、ここでは一度も見たことがありません。アオグロハシリグモとキクメハシリグモの生息地にはどのような違いがあるのかということも常々気になっていました。自分の数少ない目撃経験から言うと、両者が混在していたことは一度もありません。本当のところはどうなのでしょう? 両者は同じ場所に生息するのか、それとも棲み分けているのか…。今後の観察テーマのひとつでもあります。


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次にお目にかかったのはスジアカハシリグモの幼体です。成体はちょっと違う色ですが、この幼体の時期の色を見るとなぜかうぐいす豆のアンパンを思い出します。そして食べたくなります。もちろん牛乳と一緒に…

このスジアカハシリグモは県南部の平地では見たことがありません。きっと沢が流れるような森のなかに多い蜘蛛なのでしょう。県南部でも山の方に行けば見られると思います。

話は違いますが、以前に県北部の渓流沿いでたくさん見た記憶があります。それ以来、清流がある空気のきれいな場所にいるという印象が強くなりました。余談ですが、蜘蛛がくっついているのはオウレンシダというシダです。茨城県南部ではあまり見ないシダでした。

沢の近くにはたくさんのコシロカネグモが網を張っていたほか、ところどころでユノハマサラグモの姿も見ることができました。ユノハマサラグモはとても美しいサラグモです。その姿は別の機会にご紹介します。

このあと、湿気の多い沢から離れ、開けた草地に移動します。そこで見つけた蜘蛛の報告は次回へ…


●アオグロハシリグモ/Dolomedes raptor
キシダグモ科ハシリグモ属

●スジアカハシリグモ/Dolomedes saganus
キシダグモ科ハシリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.6.4/笠間市・旧友部町)

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2008年6月 5日 (木)

一番よく見るキシダグモ科の蜘蛛

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あまりにも頻繁に目にするので撮影意欲を刺激しない蜘蛛です。思い返すと、ほとんど撮ったことがないような気がします。写真はまだ幼体のイオウイロハシリグモです。

イオウイロハシリグモはいろいろな色彩変異がありますが、どのような模様を見てもほぼ本種とわかります。細かな識別点を記憶しているわけではありませんが、きっと数多く見ているので自然と見分けられるようになったのでしょう。

もっとも、茨城県南部ではタナグモ科の蜘蛛というと、本種かアズマキシダグモがほとんど。なので、大部分はイオウイロハシリグモと思っています。迷うのはスジブトハシリグモを見つけたときぐらいでしょう。イオウイロハシリグモのなかには、スジブトハシリグモそっくりの模様をしたものがいることがあるので…。


●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.28/石岡市)

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2008年5月 9日 (金)

キクメハシリグモが活動開始!

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前回、4月30日に訪れて発見できなかったキクメハシリグモの生息地。5月に入って再び見に行ったところ、たくさんの幼体を発見しました。生息地はご覧のようなコンクリート水路なのですが、成体は一匹もいませんでした。

成体は15ミリを越えます。てっきり成長に2年くらいはかかると思っていたので、親蜘蛛も見られるかと想像していました。でも、期待は見事に裏切られました。この件については一回目の確認なので断定はできません。継続して観察してみようと考えています。


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うわぁ〜ちっちゃい。親蜘蛛からは想像できない大きさです。体長にはばらつきがあり、5〜6ミリのものから10ミリ近くあるものまでさまざまでした。何はともあれ、キクメハシリグモが健在だったので嬉しいです。


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かっこいい、どろめです〜。同じハシリグモ属(Dolomedes)のアオグロハシリグモの幼体によく似ています。


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頭胸部の放射状の模様はまだはっきりと出ていませんが、なんとなくそれらしいものが確認できます。ただし、小さい方の個体はかなりぼやけています。次に見に行くときにはどれくらい大きくなっているのか楽しみです!


この日、ここで確認したほかの蜘蛛の報告はしばらく先になりそうです。


●キクメハシリグモ/Dolomedes stellatus
キシダグモ科ハシリグモ属


(2008.5.8/小美玉市・旧美野里町)

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