コモリグモ科

2012年5月16日 (水)

アライトコモリグモのオスかしら?

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う〜ん、コモリグモには違いないけど…なんだろう?


蜘蛛観察をしばらく休んでいたので、今まで覚えたことの8割近くを忘れてしまっているような気がします。


直感的に思ったのはアライトコモリグモ。しかし、メスではないのは明らか。


じつはアライトコモリグモのオスって見たことがありません。でも、なんとなくアライトコモリグモのオスではないかなぁ〜と思いました。間違っているかもしれませんので、どうぞ悪しからず。

●アライトコモリグモ/Trochosa ruricola
コモリグモ科キタコモリグモ属


(撮影:2012.5.13/土浦市)

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2011年7月12日 (火)

尾瀬のチリコ

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6月初旬、ミズバショウの咲く尾瀬ケ原に出かけました。


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平地は初夏でも尾瀬は春。尾瀬ケ原に入れるようになったのは5月末のこと。それから10日ほどしか経っていないので、ところどころに緑が顔をのぞかせている程度。湿原はまだ茶色の状態です。


ところが、蜘蛛たちはすでに活発に活動していました。アシナガグモ科の小さな蜘蛛(幼体)が、木道の隙間やヤチヤナギの枝の間にかわいらしい小さな網を張っています。


足元に目をやると、木道を盛んに横切る蜘蛛たちがいました。やや大型のコモリグモです。


茨城の平地でよく見るハリゲコモリグモよりはずっと大きく、アライトコモリグモよりはちょっと小さい感じでしょうか。


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図鑑で調べたところチリコモリグモのようでした(愛称チリコ・勝手に命名)。木道だけでなく茶色い湿原の中を徘徊するものも多数見かけました。尾瀬ケ原はやっと雪融けを迎えたばかりですが、この蜘蛛たちを養う昆虫たちはすでにたくさん発生しているということらしいです。


それにしても、このチリコモリグモたちはどう見ても成体です。ということは、尾瀬の厳しい冬を乗り切ってきたということ。いったいどこでどのようにして冬を過ごしたのでしょう。


尾瀬は有数の豪雪地帯らしいですけど、たくさん積もった雪の下は意外にも湿度や気温が一定で過ごしやすいのかもしれません。とは言っても氷点下になることは間違いないでしょうから、体の中の水分をいかに調節するかがポイントなんでしょうね。詳しくは知りませんけど、蜘蛛は体内の水分調節に関して驚くべき機能を持っているという噂を耳にしたことがあります。具体的なことを覚えていないのが残念です。どなたかわかりやすく教えていただけないものでしょうか…

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●チリコモリグモ/Alopecosa pulverulenta
コモリグモ科スジコモリグモ属

図鑑『日本のクモ』(文一総合出版)によれば
「山地に生息。湿原、草地、芝生、林縁の草間などに生息する大型のコモリグモ。本州では標高1000メートル以上の高原に生息」とあります。
なるほど、茨城県南で見たことがないわけです。

(撮影:2011.6.7/群馬県片品村)


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2011年5月22日 (日)

難解コモリグモでもオスならわかる(かも)

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数日前の報告でコモリグモを判別するのはとても難しいと書きました。でも、この時季のオスなら見分けられる種もあります。それがハリゲコモリグモです。


頭胸部の中央部の帯が白くなっていますし、触肢の折れ曲がるところも白くなっています。この目印があるのでハリゲコモリグモのオスであることが一目瞭然。そうなれば、このオスの近くにいる地味な模様のコモリグモが、ハリゲコモリグモのメスであろうと勝手に予測ができるというものです(間違うこともありますのでご注意を)。


●ハリゲコモリグモ/Pardosa laura
コモリグモ科オオアシコモリグモ属


(撮影:2011.5.21/石岡市)


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2011年5月16日 (月)

コモリグモの謎

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コモリグモの種類を見分けるのはとても難しいです。とくにハリゲコモリグモの仲間は難解だと思います。


この写真が何コモリグモなのかさっぱりわかりません。家の外壁にくっついていたので、普通のハリゲコモリグモだと思うのですが…


触肢がちょびっと膨らんでいるようなので、オスの亜成体でしょうか?


成体のオスなら、ハリゲコモリグモのオスとはちょっと違う姿です。かといってヤマハリゲコモリグモでもなさそうですし…


う〜っ、やっぱりハリゲコモリグモはようわからん。

(撮影:2011.4.24)

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2010年6月27日 (日)

白い脚のスプリンター

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判別しにくいコモリグモの名を突き止めるなら、オスが徘徊するこの季節が最適です。とくに見分けにくいハリゲコモリグモの仲間ならなおさらのことです。この仲間はオスの模様が種によって違うので、オスを見つけさえすればなんとかなります。

ハリゲコモリグモは茨城県南にわんさかいます。でも、ヤマハリゲコモリグモやイナダハリゲコモリグモと似ているので、ハリゲコモリグモと断定できないことがほとんどです。


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ハリゲコモリグモのオスは、ご覧のように第一脚が白っぽいです。さらに、触肢の折れ曲がる部分(関節のようになっているところ)に白色の毛があります。


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横から見るとよくわかると思います。この特徴を頼りにすると、ハリゲコモリグモは比較的簡単に判断できると思います。このように、オスがハリゲコモリグモとわかれば、近くにいるメスも同種である可能性が非常に高くなります。自分の場合、近くにいるメスはハリゲコモリグモと思い込むことにしています。

一歩間違えると危険な同定方法ですが、ときには危険を顧みずに冒険することも必要ではないでしょうか〜 (これは素人なのでできる技です)

●ハリゲコモリグモ/Pardosa laura
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

撮影:2010.6.9/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年6月 9日 (水)

尾瀬の蜘蛛 再びコモリグモ

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3日前に再び尾瀬に行ってきました。そのとき尾瀬ケ原で見つけたのが上の写真のコモリグモです。

どこにいるのか?

周囲のものにとけ込んでいるので、ちょっと見ただけでは気づかないでしょう。


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完全な保護色です。尾瀬の環境に見事に同化していると言っていいのではないでしょうか。


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パッと見た感じではカラコモリグモのオスに似ていなくもありませんが、よく見ると明らかに違います。とにかく、茨城の県南部では似たものがいません。そりゃそうですね、尾瀬に棲んでいる蜘蛛ですから…

手持ちの図鑑では名前を突き止めることができませんでした。今後、三万数千円の蜘蛛の図鑑を買ったら改めて調べてみることにします。


撮影:2010.6.6/群馬県片品村・尾瀬
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年5月31日 (月)

尾瀬の蜘蛛

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尾瀬に行ってきました。せっかくなので、ちょっと蜘蛛探しをしてみると…意外と見つかりません。

尾瀬ケ原の木道で、やっとコモリグモらしき蜘蛛を見つけました。


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ふ〜む、茨城の平地にいるコモリグモとはまったく違います。見たこともない模様です。図鑑で調べましたが、どうやら載っていない種のようです。いったい何コモリグモでしょう? 私にはオオアシコモリグモ属(Pardosa)なのかカイゾクコモリグモ属(Pirata)なのかもわかりません。体長は7ミリ前後でした。

茨城県南で見るコモリグモたちとは、頭胸部の形や眼の配置が微妙に違うような感じがするのは気のせいでしょうか。


撮影:2010.5.29/群馬県片品村・尾瀬
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年5月26日 (水)

避けて通りたくなる蜘蛛たち

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腰から上にいる蜘蛛たちは嫌でも目に入りますが、意外と盲点なのが地表の蜘蛛たちです。腰、あるいは膝から上にいる蜘蛛は網を張るものが多いので、蜘蛛よりも先に網に気づきます。一方、地表の蜘蛛たちは徘徊性の種がほとんどですから目で追わないと確認できません。

「足元に蜘蛛がいるな〜」とわかってはいますが、あえて撮影しない。そんなことが多いのがコモリグモの仲間です。撮影しない理由は、すばしっこくてじっとしていない、撮っても名前がわからないことが多いからです。とくに5ミリ以下のコモリグモは今まで避けて通ってきました。


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今回の蜘蛛はまさにそのタイプ。たまたまじっとしていたので撮ってみました。個体はオスで体長は5ミリ前後です。

さて、何グモでしょうか?

図鑑で調べてみるとクラークコモリグモ、ミナミコモリグモあたりが該当しそうです。ミナミコモリグモについては、生息域の点で茨城県南部が該当するかどうかが微妙なところ。生息域を示した地図では茨城県南部は入っていません。でも、近くまで生息しているようなので、完全に否定するのもどうかと思います。

悩むところですが、暫定的にクラークコモリグモということにしておきます。


撮影:2010.5.13/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年5月25日 (火)

卯月は過ぎて皐月だけど

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いつでもどこでも見られると言ったら言い過ぎですが、それほどありふれている蜘蛛がウヅキコモリグモです。

蜘蛛のなかではなかなかの知名度を誇り、子どもでさえその名を口にすることがあります。地味ながら蜘蛛界の有名人の一人であることは間違いなさそうです。

う〜ん、渋い。シブすぎるくらいです。この渋さが雑木林のなかで完璧な保護色となります。しかし、蜘蛛ハンターである私の目を誤魔化すことはできません。というか、動き過ぎです、彼女たち。

それゆえ写真を撮るのが憚られるのです。だって、逃げ足早いんですもん。


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こちらはオスです。“地味”に輪をかけたような渋さです。頭胸部と脚の黒さが精悍さを醸し出していると言えば、そんな気もします。


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お尻に付けているのは吉備団子ではありません。卵のうです。こちらは再びメスのお姿。もうしばらくすると、卵のうから子蜘蛛が這い出し、お母さんの背中(というか腹部)に飛び乗ります。たくさんの子蜘蛛たちを背負った母蜘蛛の姿はたくましく見え、思わず「おっかさ〜ん、がんばれ〜」と声をかけたくなってしまいます。


●ウヅキコモリグモ/Pardosa astrigera
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

撮影:2010.5.14/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』


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2010年5月15日 (土)

エビちゃん、じゃなくてエビチャ

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間違いなくコモリグモ科の蜘蛛。茨城県南でこんな色(焦げ茶色というか海老茶色というか)をしているコモリグモと言えば…エビチャコモリグモです。よく見かけるハリゲコモリグモ類やウヅキコモリグモより体はずっと大きいです。ほんの数ミリの違いなのですが、一回り大きく感じます。珍しい蜘蛛ではないと思いますが私は普段あまり見かけません。今回は雑木林のなかで出会いました。なんか久しぶりのご対面で、ちょっと嬉しくなりました。

種名のラテン語がebicha(エビチャ)です。これって、そのまま?

●エビチャコモリグモ/Arctosa ebicha
コモリグモ科ミズコモリグモ属

撮影:2010.5.2/土浦市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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