ナゲナワグモ科

2009年9月13日 (日)

マメイタイセキグモは茨城にもいた!

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非常に珍しい蜘蛛です。その名もマメイタイセキグモ。なんじゃ、それ? って感じの名前ですね。

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体を見ると何やらぶつぶつがたくさんあります。このぶつぶつ感が、豆入りのおせんべいみたいですよね〜。聞いたところによると、その豆入りせんべいを「マメイタ」と呼ぶらしいです。それで、マメイタイセキグモ。イセキは、発見者の名前「井関さん」らしいです。

見つけたのは、よく出かける公園型雑木林の向かいにある小高い山。この山にも散策路が用意されているので、たまに出かけることがあります。この蜘蛛は、たまたま出かけたその山で見つけました。

頭上から糸が垂れていて、その先に小さな黒い塊がありました。蜘蛛だと直感したものの、まさか珍種のマメイタイセキグモだとは想像もしていませんでした。予想もしていなかったので、感動する以前に驚きで言葉が出ませんでした。


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一生会うことがないかもしれないと思っていた蜘蛛だったので、うれしいことはうれしいのですが…出てきたのは「えっ! 茨城の県南(県央寄り)にもいるんだぁ?」というつぶやきでした。

この蜘蛛はナゲナワグモ科に分類されています。ナゲナワグモってなんだろうと思いませんか? この科の蜘蛛は、カウボーイの投げ縄のように、粘球をつけた糸をくるくる回して獲物を捕らえるそうです。マメイタイセキグモの場合は、獲物は蛾だそうです。特定の蛾の仲間を誘引するフェロモン的物質を粘球から発散しているそうです。すごい高度な技を使った狩りですね〜。やっぱり蜘蛛はおもしろいです。


●マメイタイセキグモ/Ordgarius hobsoni
ナゲナワグモ科イセキグモ属

撮影:2009.9.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2008年11月 4日 (火)

蜘蛛の綱渡り

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網の上を自由に歩くのだから、綱(糸)渡りができてもおかしくないはず。でも、このような姿を目にすると、危なっかしくて見てられません。

このオオトリノフンダマシ、何をしているのかと思ったら、糸をムニャムニャ食べているような感じでした。


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トリノフンダマシの仲間は、朝になると張った網をしまうという話を聞いたことがあります(コガネグモ科の蜘蛛も多いらしい)。なかには網を食べる蜘蛛もいるとか。貴重な資源をリサイクルしているんだと感心した記憶があります。きっと網を張るのは相当なエネルギーと貴重なタンパク質を消費するのだろうと思います。だからこそ食べて、使えるものはもう一度使おうという心づもりなのかもしれませんね。


●オオトリノフンダマシ/Cyrtarachne inaequalis
ナゲナワグモ科トリノフンダマシ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.10.17/茨城町)

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2007年9月 3日 (月)

今年はよく見るオオトリノフンダマシ

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打ち合わせ前に時間をつくって1時間だけクモの観察をしました。見つけたのはオオトリノフンダマシ。今年はよく見かけますが、豊作の年なのでしょうか?

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体長は10ミリを軽く越えていたと思います。かなり大きな個体でした。もちろんメスです。一度オスを見てみたいと思っているのですが、なかなか出会えません。

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オオトリノフンダマシの件で、いつも気になっていることがあります。このクモが居座っている葉などには、必ず体の下に細かい糸が張り巡らされています。まるで座布団のようです。これは何のためのものなのでしょうか。ここに爪を引っかけて、葉っぱから落ちないようにするためでしょうか。

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いつも同じ角度から撮ってばかりいるので、きょうは顔のクローズアップに挑戦しました。手ブレしていますが、なんとなく顔の様子と鋭い牙がわかると思います。

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この蜘蛛、かなり腹部が大きいです。ずんぐりむっくりの体型で、頭部が腹部にめり込んでいるような感じ。体型のせいもあって動きは鈍いです。


オオトリノフンダマシ/Cyrtarachne inaequalis
ナゲナワグモ科トリノフンダマシ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.9.3/牛久市)

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2007年8月31日 (金)

壺を抱えた蜘蛛?

前回のつづき…

コガネグモ科の蜘蛛を愛でたあと、ふと上を見上げてみたら、垂れ下がった葉の裏側にオオトリノフンダマシがいました。

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これはなかなかの大きさです。軽く10ミリはありそうでした。すぐそばには卵のうがあって、この個体が母親であることがすぐにわかりました。

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卵のうが、まるで壺のように見えます。それにしても不思議な物体ですねぇ。なんでこのような形をしているのでしょう?

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トリノフンダマシという名前のつく蜘蛛は、みんな頭胸部が小さいです。その独特な体型から、一目見ればトリノフンダマシ属の蜘蛛だとわかります。

以上、3回に分けて8月28日に見つけた蜘蛛の報告をしました。次回はいつになるかわかりませんが、涼しくなってきたので積極的に蜘蛛を撮りに行こうと考えています。

オオトリノフンダマシ/Cyrtarachne inaequalis
ナゲナワグモ科トリノフンダマシ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.8.28/つくば市・筑波山麓)

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2007年7月22日 (日)

鳥の糞? いいえ蜘蛛です

前回からのつづき…

オスクロハエトリの格闘を見たあと、さらに畦を歩きつづけるとイネの葉の上に白いものを見つけました。オオトリノフンダマシです。

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最近よくこの蜘蛛を見かけます。ここ数回見たものはほとんどが田んぼのイネの葉の上、あるいは裏でした。オオトリノフンダマシが水田にいるとは知りませんでした。これからも注意して見ていこうと思います。

しばらくして雨が降ってきたので、この日の蜘蛛探検は終了としました。


オオトリノフンダマシCyrtarachne inaequalis
ナゲナワグモ科トリノフンダマシ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.7.12/小美玉市・旧小川町)

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