マメイタイセキグモは茨城にもいた!

非常に珍しい蜘蛛です。その名もマメイタイセキグモ。なんじゃ、それ? って感じの名前ですね。

体を見ると何やらぶつぶつがたくさんあります。このぶつぶつ感が、豆入りのおせんべいみたいですよね〜。聞いたところによると、その豆入りせんべいを「マメイタ」と呼ぶらしいです。それで、マメイタイセキグモ。イセキは、発見者の名前「井関さん」らしいです。
見つけたのは、よく出かける公園型雑木林の向かいにある小高い山。この山にも散策路が用意されているので、たまに出かけることがあります。この蜘蛛は、たまたま出かけたその山で見つけました。
頭上から糸が垂れていて、その先に小さな黒い塊がありました。蜘蛛だと直感したものの、まさか珍種のマメイタイセキグモだとは想像もしていませんでした。予想もしていなかったので、感動する以前に驚きで言葉が出ませんでした。

一生会うことがないかもしれないと思っていた蜘蛛だったので、うれしいことはうれしいのですが…出てきたのは「えっ! 茨城の県南(県央寄り)にもいるんだぁ?」というつぶやきでした。
この蜘蛛はナゲナワグモ科に分類されています。ナゲナワグモってなんだろうと思いませんか? この科の蜘蛛は、カウボーイの投げ縄のように、粘球をつけた糸をくるくる回して獲物を捕らえるそうです。マメイタイセキグモの場合は、獲物は蛾だそうです。特定の蛾の仲間を誘引するフェロモン的物質を粘球から発散しているそうです。すごい高度な技を使った狩りですね〜。やっぱり蜘蛛はおもしろいです。
●マメイタイセキグモ/Ordgarius hobsoni
ナゲナワグモ科イセキグモ属
撮影:2009.9.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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