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2012年6月

2012年6月20日 (水)

風流を愛する蜘蛛

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一見すると、蜘蛛とまったく関係のない写真のように思えますが…


よ〜く見ると、蜘蛛の気配が感じられるはずです。いや〜、小さくてわかりませんかね。


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そうなんです。ここにいました。若竹に寄り添うなんて、風流な蜘蛛じゃないですかぁ。色が保護色になっていますけど、本人が狙ってそうしているかは定かではありません。


こちらはアシナガグモの一種です。この仲間にはとてもきれいな蜘蛛が数種いるんですよ〜


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この写真は手ブレで不鮮明ですが、腹部を上から観察すると緑のステンドグラスのような美しさがあります。これがまた透明感があって繊細なんですぅ〜


ほんと、いい蜘蛛ですね。


茨城県南部にいる普通種でしょうから、ウロコアシナガグモあるいはエゾアシナガグモのどちらかだと思います。


(撮影:2012.5.20/土浦市)

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2012年6月19日 (火)

ライオンハエトリなんていないけど…

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自分の体の数倍はあろうと思われる蛾を仕留めたハエトリグモ。その猛々しさと言ったら、百獣の王・ライオンのようです。


その勇姿をたたえて、この蜘蛛をライオンハエトリと命名したくなりますね〜


ハエトリグモの仲間にネコハエトリという種がいます。なんでネコという名前がついたか、その理由は知りません。しかし、この名前がついている以上、ネコとは何らかのつながりがあるのではないでしょうか。模様が三毛猫みたいとか、ずんぐりとしたメスの姿が、丸まって寝ているネコの姿とそっくりだとか…


ネコはボールでじゃれたり、ネズミを捕まえたりします。でも、いずれも自分より遥かに小さいものを相手にしているわけであります。


ところが、ネコハエトリという蜘蛛は写真のものと同様に、自分の数倍もある獲物に跳びかかります。つまり、ネコと言うよりライオンなわけであります。


おっと、話がネコハエトリになってしまいました。


しかし、写真の蜘蛛はネコハエトリではありません。たぶんマミジロハエトリの幼体ではないかと思います。


茨城の県南部に限らず、関東ならどこでも見られる普通種のひとつでしょう。決して珍しい蜘蛛ではありませんが、派手なパフォーマンスを見せてくれたので報告しました。

●マミジロハエトリ/Evarcha albaria
ハエトリグモ科マミジロハエトリグモ属

(撮影:2012.5.20/土浦市)

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2012年6月18日 (月)

どなたでしたっけ? コガタコガネグモそれとも…

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蜘蛛の観察から遠ざかって2年くらい経っているでしょうか? すっかり蜘蛛に関することを忘れている自分。


写真の蜘蛛が何グモか思い出せずにいます。


「確かによく見かけた蜘蛛なんだけどな〜」


「カニグモのオスだっけ?」


「よく見ると目の配列がちょっと違うな〜」


しばらくして、コガネグモのオスではないかと思いつきました。


しか〜し、コガタコガネグモなのかコガネグモなのか判断がつきません。


さて、どっちのオスなのでしょうか?


(撮影:2012.5.20/土浦市)

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2012年6月17日 (日)

ご無沙汰しております。ヤハズハエトリ様

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蜘蛛観察のみならず、生きもの観察に足を運ぶ機会がめっきり少なくなりました。


そのせいもあって、こちらのヤハズハエトリを目にするのは久しぶりです。4〜5年前にはよく見かけたこの蜘蛛ですが、キタヤハズハエトリが台頭してきたせいでしょうか、2〜3年前から見かける機会がぐんと減りました。


すらりとした体、黒い地肌に白い矢筈模様、そして長い前脚。


茨城ならどこにでもいる普通種なのでしょうが、久しぶりに逢ったような気がしてちょっと嬉しくなりました。


Mendozaという属名を冠したこの仲間は、日本名ではテナガハエトリグモ属と呼ばれているようです。その属名の通り第1脚が長いです。しかもスマートなので、脚を伸ばして静止したときの姿勢がとても印象的。ハエトリグモのなかでは体が大きな種だと思います。


どうなんでしょう? 一般の人がイメージする蜘蛛の姿とはちょっとかけ離れているような気がするんですけど…


あまり蜘蛛に興味がない人に「これな〜んだ?」と言って見せたら、蜘蛛と答えてくれるでしょうか? ちょっと気になります。

●ヤハズハエトリ/Mendoza elongata
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属

(撮影:2012.5.20/土浦市)

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2012年6月10日 (日)

湿原にオオハエトリ。尾瀬の不思議。

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5月の下旬に尾瀬ケ原に行ってきました。鳩待峠から尾瀬ケ原の入口である山の鼻に向かう山道には所々にまだ雪が残っていました。


しかし、尾瀬ケ原にはほとんど雪は残っていません。昨年の同時期と比べると、残雪の量は少ないと感じます。


そんな尾瀬ケ原の木道の上でハエトリグモと出会いました。


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尾瀬のハエトリグモだ! と夢中でシャッターを切りました。歳をとって目が悪くなったので、何者かわからず「きっと珍しい蜘蛛に違いない」とワクワクしたのですが…


撮った写真をその場で再生そして拡大してみると、見覚えのある姿ではありませんか。


「な〜んだ、オオハエトリか」と、ちょっとがっかり。


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でも、オオハエトリはどちらかというと森林性の蜘蛛のような記憶があります。こんなだだっ広い湿原の真ん中にのこのこと出てくるのは、かなり珍しいことなのかもしれません。


そんな意外な発見があった今回の尾瀬。目当てのチリコモリグモに出会うことはできませんでしたけど、ちょっとした収穫がありました。

●オオハエトリ/Marpissa milleri
ハエトリグモ科オオハエトリグモ属

(撮影:2012.5.26/群馬県片品村・尾瀬ケ原)

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