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2010年8月14日 (土)

ここは樺太か?

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円形の網を地面と垂直に張った蜘蛛がいます。このような網の形を正常円網というらしいです。この網の主はコガネグモ科の蜘蛛のようです。体長は7〜8ミリで、見た目には小さい蜘蛛です。

見つけた場所は長野県の八千穂高原自然園です。茨城県南部だと、この蜘蛛によく似た印象のサガオニグモという蜘蛛が山の方にたくさんいます。でも、この蜘蛛はサガオニグモではありませんね〜

では何グモなのか? たぶんカラフトオニグモではないかと思います。茨城県南部にもいないことはないのですが、圧倒的にサガオニグモの方が数は多いと感じます。


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写真のカラフトオニグモは「樺太」と名前がついていますがなぜなんでしょう。昔から不思議に思っていました。北方性の蜘蛛なのでしょうか。図鑑の生息分布図を見てみると、山地平地を問わず本州全域に生息する蜘蛛であることがわかります。とくに寒い場所を好むわけではないようです。

蜘蛛に限らず植物や昆虫でも、最初の発見地が和名の一部につくことがあるようです。なので、この蜘蛛もきっと最初の発見地が樺太だったのではないかと勝手に想像している自分です。

蜘蛛を観察し始めた頃、図鑑の写真と絵合わせしながら蜘蛛の名前を判断していました。そのとき、この蜘蛛にはカラフトの名がついていたので、茨城にいるはずがないと先入観を持ってしまいました。私にとって初心者の頃を思い出させる蜘蛛の一種です。

後々、生息分布図を確認して茨城にもいることを知り、ちょっとビックリした記憶があります。

●カラフトオニグモ/Eriophora sachalinensis
コガネグモ科カタハリオニグモ属


撮影:2010.7.20/長野県佐久穂町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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