« 真っ黒カニグモ | トップページ | 避けて通りたくなる蜘蛛たち »

2010年5月25日 (火)

卯月は過ぎて皐月だけど

1005254
いつでもどこでも見られると言ったら言い過ぎですが、それほどありふれている蜘蛛がウヅキコモリグモです。

蜘蛛のなかではなかなかの知名度を誇り、子どもでさえその名を口にすることがあります。地味ながら蜘蛛界の有名人の一人であることは間違いなさそうです。

う〜ん、渋い。シブすぎるくらいです。この渋さが雑木林のなかで完璧な保護色となります。しかし、蜘蛛ハンターである私の目を誤魔化すことはできません。というか、動き過ぎです、彼女たち。

それゆえ写真を撮るのが憚られるのです。だって、逃げ足早いんですもん。


1005252
こちらはオスです。“地味”に輪をかけたような渋さです。頭胸部と脚の黒さが精悍さを醸し出していると言えば、そんな気もします。


1005253
お尻に付けているのは吉備団子ではありません。卵のうです。こちらは再びメスのお姿。もうしばらくすると、卵のうから子蜘蛛が這い出し、お母さんの背中(というか腹部)に飛び乗ります。たくさんの子蜘蛛たちを背負った母蜘蛛の姿はたくましく見え、思わず「おっかさ〜ん、がんばれ〜」と声をかけたくなってしまいます。


●ウヅキコモリグモ/Pardosa astrigera
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

撮影:2010.5.14/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』


|

« 真っ黒カニグモ | トップページ | 避けて通りたくなる蜘蛛たち »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/435933/34878251

この記事へのトラックバック一覧です: 卯月は過ぎて皐月だけど:

« 真っ黒カニグモ | トップページ | 避けて通りたくなる蜘蛛たち »