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2010年5月19日 (水)

花と蜘蛛

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こんなタイトルで詩が書けたなら蜘蛛の人気上昇に貢献できるのですが、残念ながら私にはそんな才能はありません。

ハナグモはその名の通り、花の上でじっと昆虫を待っていることが多いです。自身の二倍の大きさのアブ・ハエ・ハチなどはちょろいもので、三倍いや四倍はある蝶の類にまでかぶりつきます。何の前触れもなく自動的に、しかも瞬時に閉じる大きな鋏(第一脚)。獲物を狩る際の機械のような動きは、無機的ななかにも不思議な行動美を感じさせます。What a cool you are! (英語、間違ってませんかね?)


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実際はこんな感じです。う〜ん、狩られた方はたまりませんね。食事中にいきなり襲われるわけですから、何が何だかわからないうちに三途の川をひとっ飛びです。川を渡る予定なんてまったくなかったでしょうに…


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そんな静かなる狩人の真似をしてまた一人現れました。こちらはヤミイロカニグモですね。「よ〜し、私もがんばるわ!」。意気揚々とした表情が読み取れます(本当かよ?)

ヤミイロカニグモは意外にもアリを捕食している場面をよく見かけます。蜘蛛のなかにはアリを好んで食べる種もいるのですが、ヤミイロカニグモがそうだとは思いませんでした。何も狩れずにお腹がすいて仕方がないから、たまたま食べていただけかもしれませんが…


●ハナグモ/Misumenops tricuspidatus
カニグモ科ハナグモ属

●ヤミイロカニグモ/Xysticus croceus
カニグモ科カニグモ属

撮影:一番上は5.13/石岡市、二番・三番目は2010.5.7/つくば市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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