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2010年4月22日 (木)

八本の安定感

昆虫は脚が六本ですが、蜘蛛は八本。蜘蛛と昆虫の体の大きな違いの一つです。放射状に広がった足はとても安定感があります。この脚の長さで十本以上になるとかえって動きにくくなりそうです。見た目だけでなく、機能的な面で八本であることの意味や優位性があるのではないでしょうか。個人的にはバランスのとれた美しいデザインと構造だと思っています。(蜘蛛の祖先は十本脚だったと聞いたことがあります)


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蜘蛛の脚は昆虫以上に細かい節に分かれています。ひょっとして、これが不気味さを醸し出しているのかもしれません。しかも細かい縞などが入っていたりする種も多く、便所コオロギ(茨城の方言? カマドウマのことです)を思い出させるのもよくないですね。あと、体長に比べて脚が長い種が目につくことも印象を悪くしているかもしれません。人によっては昆虫のゲジを思い出すでしょう。しかし、その動きはしなやかで優美です。とくに狩りをする徘徊性の蜘蛛は、静止した姿勢に一種の精悍ささえ漂わせます。瞬時に動き出せる臨戦態勢は緊張感がありますね〜。かっこいいです。

ちょっと褒め過ぎの感があるこちらの蜘蛛はハリゲコモリグモの一種。この仲間は似たものが多いので、とても見極めが難しいです。茨城の県南部で身近に見かけるのは、ハリゲコモリグモ、ヤマハリゲコモリグモ、イナダハリゲコモリグモ。この三種は頻繁に目にするので、なんとなく区別ができます(なんとなくです)。特にオスが徘徊している時季は見極めに好都合です。なぜなら、この三種のオスは明確に違いがあるからです。まずオスを見つけてその近くにいるメスの特徴を覚える。これを繰り返して、なんとなく違いがわかるようになりました。


撮影:2010.4.14/土浦市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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