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2010年3月

2010年3月26日 (金)

ヒメグモ科? お尻が尖っているね

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体長3ミリ程度の小さな蜘蛛です。たぶん幼体だと思います。

はてさて、何グモなのでしょう?

腹部中央には横に黒い筋が入っています。さらにT字っぽく二本の縦筋。お尻の先端部にも黒い紋があります。頭胸部にはV字に赤い筋。特徴は明確なのですが、名前はわかりませんでした。


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腹部側面は鱗状の模様があります。ヒメグモ科の一種でしょうか。ひょっとして、コガネヒメグモの幼体とか? たぶん違うと思いますけど…


撮影:2010.3.18/土浦市・旧新治村
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年3月22日 (月)

食べ物でへんし〜ん

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薄緑の美しい蜘蛛、ホシミドリヒメグモです。茨城県南の山ではよく見かける蜘蛛の一種です。この蜘蛛にはいくつかの模様の変異があるそうです。確かに図鑑には背中と腹部側面に黄色い斑紋をつけた個体が掲載されています。でも、私は図鑑に載っている模様の個体を見たことがありません。今まで見たホシミドリヒメグモは、すべて今回の写真のような個体でした。

この蜘蛛は、食べるもの(餌となった昆虫)の種類によって体の色が変わります。以前、体がオレンジ色っぽい個体を見たことがあります。何を食べたのかは断定できませんが、その蜘蛛はちょうど食後のようでした。蜘蛛の場合、食べると言ってもむしゃむしゃと齧るわけではありません。獲物の体を溶かして体液をすするわけです。きっと体の色の変化は獲物の体液の色によるものなのでしょう。ということは、昆虫によって体液の色が違うということなのでしょうか? 不思議です。


●ホシミドリヒメグモ/Chrysso foliata
ヒメグモ科コガネヒメグモ属

撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年3月21日 (日)

山を駆けるアズマキシダグモ

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だいぶ暖かくなって、蜘蛛の季節到来って感じでしょうか。いいですね〜、わくわくします。足元を蜘蛛がササッと駆けて行くのを見ると、ついつい目で追ってしまいます。

先日山登りをしたとき、アズマキシダグモを何匹も見かけました。私の場合、この蜘蛛は山で見かけることが多いです。山といっても高いところではなく、麓から標高400〜500メートルくらいのところまでいるような気がします。ひょっとすると、600メートル以上にもいるかもしれません。なぜか、人家の近く、公園など平地ではあまり見かけません(ただし、雑木林でなら見たことがあります)。


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この蜘蛛はいろいろな色彩変異があることで有名です。同じ種なのに、個体ごとにまったく模様が違っていたりします。その証拠に…こちらは同じアズマキシダグモ。上の写真とはかなり違う模様です。ほかにも何種類かの違った模様があるのですが、今回は二種類しか撮れませんでした。機会があったらいろんな模様が比較できる記事を載せたいと思います。


●アズマキシダグモ/Pisaura lama
キシダグモ科キシダグモ属

撮影:2010.3.19/土浦市・旧新治村
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年3月16日 (火)

鉄板の上のニューロン

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脳細胞はとても不思議なものです。高校の生物の教科書に、一つ目の宇宙人のような神経細胞の図が出ていたのを記憶しています。確かニューロンという名称だったと思うのですが、木の枝のように繊維(樹状突起)を伸ばしてほかのニューロンに連携し情報を伝える。それは複雑怪奇な仕事をする変わった形の細胞でした。

あの樹状突起は何の秩序もなしに伸びているのでしょうか? あの形にはきっと深い理由があるはずです。合理的かつ美しい法則に導かれた結果なのではないでしょうか。

さて、鉄板の上にニューロンがあったので撮っておきました。正しくは樹状突起の部分だけです。そうです、この正体はヒラタグモの住居。この住居の形にもきっと深い理由と美しい法則があるはず…と思う私。住居は直径30ミリ近くある大きなものです。中に入っているヒラタグモもかなり大きいはずです。

住居は野ざらしの鉄板の上に造られています。ということは、この中で冬を越したということでしょうか? 撮影地は標高約700メートルの山の頂より少し下。冬はかなり寒いことでしょう。その寒さをしのぐということは、防風性や保温性にも優れている住居なのかも知れません。蜘蛛の糸、恐るべし!


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では、制作者にご登場願いましょう。体長約10ミリのメスの成体です。この写真ではよくわかりませんが、ヒラタグモはとても愛嬌のある顔をしています。個人的にはかわいい蜘蛛だと思うのですが、ハエトリグモほどの人気はないようです(本当かよ!)。


●ヒラタグモ/Uroctea compactilis
ヒラタグモ科ヒラタグモ属

撮影:2010.3.12/加波山
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2010年3月15日 (月)

朽ち木の小さな住人

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腐りかかった丸太をひっくり返したら、肌色のきれいな蜘蛛が姿を現しました。以前にも同じような状況下でこの蜘蛛を見たことがあります。ご覧のような朽ち木の溝の部分に住居を構えて、その周辺に目の細かい網をカーペット状に広げています。


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体長は5ミリに満たない小さな蜘蛛です。たぶん、コタナグモではないでしょうか。タナグモと言う名称がついていますが、ヤチグモ科です(タナグモ科ではないところが紛らわしいですね〜)。陽の光の下で見ると、透き通るような肌色でとてもきれいです。この蜘蛛を見ると、なぜか赤ちゃんの素肌を連想してしまいます。


●コタナグモ/Cicurina japonica
ヤチグモ科コタナグモ属

撮影:2010.3.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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