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2009年10月

2009年10月23日 (金)

近頃よく見るゴミグモの仲間

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最近やたらと目立つのがこの蜘蛛。ゴミグモの仲間、ヤマトゴミグモだと思います。図鑑の写真を見るともう少し濃い茶色ですが、この個体はかなり明るい茶色。私がよく出かける雑木林では、写真のような明るい色をした個体ばかり。もしかすると、地域によって色彩の変異があるのかもしれません。


●ヤマトゴミグモ/Cyclosa japonica
コガネグモ科ゴミグモ属

撮影:2009.10.9/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月22日 (木)

飛びかかるカラス

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カラスと言っても鳥ではありません。カラスハエトリです(私にはカニのように見えます)。

カラスハエトリに限らず、ハエトリグモの仲間はレンズを向けるとカメラにピョンと乗ってくるものが多いです。この人なつっこさがなんとも愛らしいです。

触肢がかなりふくらんでいるようなのでオスかもしれません。あと一回脱皮をすると成体になるのでしょう。


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カメラに乗っかっていたカラス君を元の場所に戻してあげました。まるで何事もなかったように彼は立ち去っていきます。

茨城県南部においては珍しい種ではありませんが、個体数はそれほど多くないような気がします。マミジロハエトリやネコハエトリのようにどこにでもいる種ではないように感じます。


●カラスハエトリ/Rhene atrata
ハエトリグモ科カラスハエトリグモ属

撮影:2009.10.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月17日 (土)

産卵完了! ジョロウグモ

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疲れ果てたジョロウグモのメス。その隣には生みたての卵のうがあります。


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細かいネットに包まれた卵の塊は、初めて見る人にとって「何の卵だろう?」と思わせる形状だと思います。人によっては蛾の繭と思うかもしれません。

お腹がパンパンに膨れていたメスはご覧のようにほっそり。というか、しぼんでしまったように見えます。


●ジョロウグモ/Nephila clavata
ジョロウグモ科ジョロウグモ属

撮影:2009.10.16/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月14日 (水)

つぶらな瞳が語りかけるよ〜

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初めて見る蜘蛛でした。小さな瞳の配列がアシナガグモ科のものに似ています。名前はキンヨウグモ。本州のほぼ全域に生息しているはずなのですが、今まで一度も出会うことがありませんでした。蜘蛛を観察しているのにそんなことって? ありえないことです。もしかして、私の目は節穴だったのでしょうか!


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近くでしみじみと見ると、意外にも美しい蜘蛛です。パッと見の派手さはありませんが、とても親しみあふれるファッション感覚が好印象を与えます。腹部中央に並ぶ黄色い楕円の紋がじつにキュート! 「きゃっ、カワイイ」と思わずつぶやいてしまいます。


●キンヨウグモ/Menosira ornate
アシナガグモ科アズミグモ属

撮影:2009.10.5/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月13日 (火)

ヤマオニ!?

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オニグモにしてはいつもと雰囲気が違います。ちょっと迷って、ヤマオニグモだろうと判断しました。標高500メートルくらいの山の林道脇にいた幼体です。


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背中の模様は複数の色で構成されています。地味ですが品のある色調です。おしゃれなジャケットのようです(褒め過ぎ?)。

オニグモかもしれないという一抹の不安がありますが、思い切ってヤマオニグモにしちゃいます。間違っていたらごめんなさい。


●ヤマオニグモ/Araneus uyemurai
コガネグモ科オニグモ属

撮影:2009.10.5/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月12日 (月)

チリイソウロウグモの卵のう?

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鈴のような小さな物体がぶら下がっています。これは蜘蛛の卵のう。そばにいるのはメスグモです。


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ヒメグモ科イソウロウグモ属の一種だと思います。たぶんチリイソウロウグモではないでしょうか。

イソウロウ(居候)の名の通り、他の蜘蛛の網に同居してかかった餌のおこぼれなどをちょうだいして暮らしています。ときには母屋の主に襲いかかって餌にしてしまうこともあるといいます。体長10ミリ前後(オスはメスより小さく5〜9ミリ)の小さな蜘蛛ですが、凶暴な一面も持ち合わせている侮れない蜘蛛です。


●チリイソウロウグモ/Argyrodes kumadai
ヒメグモ科イソウロウグモ属

撮影:2009.9.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月 9日 (金)

登場回数が少ないコゲチャオニグモ

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そこに隠れているのは誰だ!


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お主がそこにいることなぞ、お見通しじゃわい。


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ほれ、そこにもおるな!

「え〜と、別に隠れていませんけど…」

おお、そうじゃったな。で、名前は?

「コゲチャオニグモと申します」

ほお、いい名前じゃ。褒美をつかわす。

「ほ、褒美とは?」

わしのブログに載せちゃるってことよ〜


(ということで、なんとなく登場回数の少ないコゲチャオニグモの報告でした)


●コゲチャオニグモ/Neoscona punctigera
コガネグモ科ヒメオニグモ属

撮影:2009.9.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月 8日 (木)

宙に浮く茶色い布

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いかにも怪しげな物体を見つけました。直感的に蜘蛛の卵のうではないかと判断。ガサガサと薮の中に入っていくと…


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おお、やっぱり。蜘蛛の卵のうに違いありません。それにしても凝った造りです。こんなに糸を張り巡らせて防御した上に、宙に浮かんだように設置するなんて! 蜘蛛って相当の業師だと思います。見方によってはアートですよね、これ。空間芸術という言葉があるかどうかは知りませんが、オブジェとして家に飾っておきたいほどです。

さて、作者はだれでしょう? う〜ん、コガネグモではないないでしょうか。断言はできませんが、たぶんそうではないかと思います。


撮影:2009.9.28/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月 6日 (火)

ジョロウグモの結婚式

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結婚式に参列しました。いいえ、たまたま通りかかっただけです。

新婦は黒に黄色と赤の入り交じったドレスを身にまとうジョロウグモ。いつ見てもショッキングな配色です。これがまた印象に残る色で、存在感を引き立てます。

新郎の入場です。メスのお尻の上の方から慎ましく近寄ってくるオスが見えますでしょうか? 体格差は10倍以上ありそうです。いや、もっとかな?


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「おじゃましま〜す」って感じですね。


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めでたく、結婚(いや、交接ですね)となりました!

写真には写っていませんが、網の少し上の方に別のオスがいます。このオスがメスに近づこうとしたとたん、交接中のオスが追い払いにいきました。ライバルが多いと大変ですね。子孫を残すため、オス同士は熾烈な戦いを繰り広げていました。もっとも、新婦であるメスに食べられてしまうという危険もつきまといます。はぁ、蜘蛛のオスは大変ですね〜

この時季になると、ジョロウグモの網が黄色っぽく見えるものが増えてきます。なぜでしょう? 成熟したメスの横糸は粘着物質が黄色くなるのでしょうか? 夏の網はあまり黄色くは見えなかったのですが…


●ジョロウグモ/Nephila clavata

撮影:2009.9.28/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月 4日 (日)

標高500メートルのイシサワオニグモ

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茨城県の県南部・石岡市から県西部の桜川市に行くには、峠を越えていくのが一番の近道。峠は二つあります。一つが上曽峠、もう一つが湯袋峠。そうなんです、じつはこの二つの峠にはオレンジの美しい蜘蛛が棲んでいるのです…

前回のイシサワオニグモの写真を撮ったのは上曽峠の近くでした。今回は湯袋峠から少し脇道に入ったところで見つけた個体です。道路地図の等高線を数えてみたら、発見地は標高約500メートルの場所でした。


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この蜘蛛は平地ではまったく見かけません。いったい標高何メートル以上の場所に生息するのでしょう? 今度は標高300メートルぐらいの場所を探索してみようかしら。


●イシサワオニグモ/Araneus ishisawai
コガネグモ科オニグモ属

撮影:2009.9.28/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月 2日 (金)

この、臆病者がァ

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網の中央にいても、人が近づくとポトリと落ちてしまうか、糸を伝って別の場所に隠れてしまうのがコガタコガネグモです。とても敏感で臆病者と言えるでしょう。

以前、このブログで「コガタコガネグモは低い場所に網を張る」と書きました。確かにほとんどの個体は低い場所に張るのですが、なかには人の身長よりも高いところに張っているものがいました。場所によっては高い木の枝先で獲物を待っているものも。少数ではありますが、高い場所に網を張る個体がいることを確認したので報告します。

●コガタコガネグモ/Argiope minuta
コガネグモ科コガネグモ属

撮影:2009.9.24/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年10月 1日 (木)

おお、ハエトリ

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駄洒落になってしまいましたが、オオハエトリです。よく見かけるのはスギやヒノキなどが多い雑木林。この蜘蛛は針葉樹が好きなようですが、今回はコナラの木で見つけました。針葉樹に限らず、広葉樹の雑木林も活動エリアになっているようです。


●オオハエトリ/Marpissa milleri
ハエトリグモ科オオハエトリグモ属

撮影:2009.9.24/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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