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2009年9月

2009年9月30日 (水)

男っぽいなぁ、君

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オニグモです。体つきがゴツゴツしていてオスのような雰囲気。気になるのは腹部が異様にへこんでいること。よほどお腹がすいているのでしょうか? それとも、寄生虫(寄生蜂・ハエ)が原因なのでしょうか?


●オニグモ/Araneus ventricosus
コガネグモ科オニグモ属

撮影:2009.9.23/潮来市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月29日 (火)

もう乾いたかな?

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この時季、圧倒的な個体数の増加でいたるところで見られるのがジョロウグモです。特に珍しい蜘蛛ではありませんが、たまたま脱皮直後の個体を見つけたので投稿しました。

糸にぶら下がりながら、やわらかい体を乾燥させているみたいです。一本の細い糸は、まさに命綱って感じですね。

●ジョロウグモ/Nephila clavata
ジョロウグモ科ジョロウグモ属

撮影:2009.9.23/潮来市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月28日 (月)

鬼のパンツのナガコガネグモ

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虎模様が印象的なナガコガネグモ。田んぼの周辺の湿った草むらなどでよく目にします。この蜘蛛を見て、鬼のパンツを連想してしまうのは私だけではないと思います。


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こちらは腹部裏です(上の写真とは別個体)。ナガコガネグモは比較的低い場所に網を張っていることが多いです。人の背より高い場所に網を張っているのは見たことがないような気がするのですが…

下の方に網を張るということは、パッタなどの昆虫を狙っているのでしょうか? (上の写真ではバッタを捕らえているようです)

●ナガコガネグモ/Argiope bruennichii
コガネグモ科コガネグモ属

撮影:2009.9.12/土浦市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月25日 (金)

ホシミドリヒメグモ?

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たぶんホシミドリヒメグモだと思います。じつは、以前からヤホシサヤヒメグモとの見分けがつかない自分です。ヤホシサヤヒメグモは田んぼでよく見かける蜘蛛なのだそうですが、自分は見たことがありません。11月くらいにはバルーニングという空中移動で、山の方に飛んでくるものも多いそうです。


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撮影したのが9月なのでホシミドリヒメグモの可能性が高いと思います。ちなみに、ホシミドリヒメグモには腹部に小さな黒点以外の模様(薄い黄色など)が入っているものもいます。いわゆる色彩変異と言うものです。

自分は何度もホシミドリヒメグモを見ていますが、ほとんどが小さな黒点が並んだだけの個体でした。ひょっとすると、茨城県南部に生息するものはこのパターンが多いのかもしれません。


●ホシミドリヒメグモ/Chrysso foliata
ヒメグモ科コガネヒメグモ属

撮影:2009.9.14/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月24日 (木)

メロンパンが焼けたよ! あれ、焦げてる

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メロンパンの色というよりは、うぐいす豆の餡の色ですね。じつにきれいなこの蜘蛛は、ワキグロサツマノミダマシです。


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これとそっくりな蜘蛛にサツマノミダマシがいます。どこが違うのかと言うと…


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ワキグロの名前の通り、腹部の脇つまり側面が焦げ茶色です(黒ではありませんけど)。サツマノミダマシはもっと明るい色をしています。

●ワキグロサツマノミダマシ/Neoscona mellotteei
コガネグモ科ヒメオニグモ属

撮影:2009.9.14/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月23日 (水)

ヤエンオニグモってそれほど見かけない

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ヤエンオニグモは珍しい蜘蛛ではありませんが、茨城県南部においては個体数が多い蜘蛛でもないような気がします。写真は体長6〜7ミリの幼体です。

平地ではほとんど見た記憶がありません。どちらかというと、多少標高の高い場所で見かけます。この蜘蛛はオニグモ属のなかでは珍しく「隠れ帯」を造る種だそうです。確かに、幼体でも成体でも網には隠れ帯があります。私がよく見るのは縦方向のものです。おぼつかない記憶ですが、×印の隠れ帯は見たことがありません。

●ヤエンオニグモ/Araneus macacus
コガネグモ科オニグモ属

撮影:2009.9.14/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月17日 (木)

オレンジグモの季節到来

眩しいオレンジに白いストライプが印象的。山の上にはイシサワオニグモの楽園があります。


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茨城県南部では筑波山をはじめ、きのこ山、足尾山、丸山など筑波山塊の山々のいたるところでこの蜘蛛が見られます。私がイシサワオニグモを見に行くのは、きのこ山のあたりです。石岡市と桜川市をつなぐ上曽峠の最上部あたりから、足尾山方面に向かう山道(一本杉峠に至る道)が分岐しています。きのこ山はその途中にある山のひとつです。写真はきのこ山周辺から北西の桜川市を望んだものです。


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南側には筑波山がそびえています。この角度から見る筑波山は一般の方には印象が薄いと思います。人によっては「これが筑波山?」と言うでしょう。それもそのはず、この姿はこの場所からしか撮れない角度ですから。


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こちらがお目当てのイシサワオニグモです。個体によってオレンジ色の彩度に違いが見られます。


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ある個体は蛍光色を思わせる明るいオレンジ。


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またあるものは赤に近い落ち着いたオレンジです。


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網はほぼ円形の正常円網です。


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まだ幼体ですが、腹部裏はご覧の通りです。この蜘蛛は標高がある程度高いところにしかいない蜘蛛のようです。私は平地で一度も見たことがありません。

茨城県南で見られる蜘蛛のなかではベスト3にランクインする美しさではないでしょうか。何を隠そう、私はイシサワオニグモの大ファンなのでありま〜す。


●イシサワオニグモ/Araneus ishisawai
コガネグモ科オニグモ属

撮影:2009.9.14/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月16日 (水)

般若の角

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山の方に行くとこの蜘蛛をたまに見かけます。たぶん、ヤマヤチグモだと思います。糸疣に特徴があるので、覚えやすいです。自分としては般若のお面についている角のように見えるのですが、いかがなものでしょう?


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この蜘蛛はクサグモやコクサグモの張る網によく似た棚網を張ります。写真の網上に散らばっているゴミのようなものは子蜘蛛たちの脱皮殻です。


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最初の脱皮をした子蜘蛛たちを果敢に撮影してみましたが、あまりにも小さいのでよく写っていません。


●ヤマヤチグモ/Tegecoelotes corasides
ヤチグモ科ヤマヤチグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月15日 (火)

卵のうを抱えるイオウイロハシリグモ

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イオウイロハシリグモをよく見かけるようになりました。彼らは子育ての真っ最中のようです。


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メスたちは鋭いアゴと触肢を使って卵のうを大事に抱えています。


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なかにはご覧のように育児用の網を張っているものも見られました。


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網の中には子蜘蛛たちがうじゃうじゃいます。団居(まどい)状態の子蜘蛛たちです。


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お母さん(左)とちっちゃ〜い子蜘蛛です。かわいいですね。

●イオウイロハシリグモ/Dolomedes sulfurous
キシダグモ科ハシリグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月13日 (日)

マメイタイセキグモは茨城にもいた!

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非常に珍しい蜘蛛です。その名もマメイタイセキグモ。なんじゃ、それ? って感じの名前ですね。

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体を見ると何やらぶつぶつがたくさんあります。このぶつぶつ感が、豆入りのおせんべいみたいですよね〜。聞いたところによると、その豆入りせんべいを「マメイタ」と呼ぶらしいです。それで、マメイタイセキグモ。イセキは、発見者の名前「井関さん」らしいです。

見つけたのは、よく出かける公園型雑木林の向かいにある小高い山。この山にも散策路が用意されているので、たまに出かけることがあります。この蜘蛛は、たまたま出かけたその山で見つけました。

頭上から糸が垂れていて、その先に小さな黒い塊がありました。蜘蛛だと直感したものの、まさか珍種のマメイタイセキグモだとは想像もしていませんでした。予想もしていなかったので、感動する以前に驚きで言葉が出ませんでした。


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一生会うことがないかもしれないと思っていた蜘蛛だったので、うれしいことはうれしいのですが…出てきたのは「えっ! 茨城の県南(県央寄り)にもいるんだぁ?」というつぶやきでした。

この蜘蛛はナゲナワグモ科に分類されています。ナゲナワグモってなんだろうと思いませんか? この科の蜘蛛は、カウボーイの投げ縄のように、粘球をつけた糸をくるくる回して獲物を捕らえるそうです。マメイタイセキグモの場合は、獲物は蛾だそうです。特定の蛾の仲間を誘引するフェロモン的物質を粘球から発散しているそうです。すごい高度な技を使った狩りですね〜。やっぱり蜘蛛はおもしろいです。


●マメイタイセキグモ/Ordgarius hobsoni
ナゲナワグモ科イセキグモ属

撮影:2009.9.11/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月11日 (金)

模様が変わるよ、オオシロカネグモ

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アシナガグモの仲間は刺激を与えると模様を変化させる種が多いです。写真のオオシロカネグモもその一種。ただし、こちらはそれほど興奮している状態ではありません。


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こちらはちょっとビックリした後のようす。腹部の模様が変わったのがおわかりでしょうか? 線がグッと太くなっています。


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こちらは腹部裏のようすです。黄色と言うか、黄緑色と言うか、きれいな二本の線が入っているのが見えます。この線が太いとコシロカネグモです。太いか細いかは判断に迷うと思いますが、見慣れてくると感覚的にわかります。(なんていい加減な説明でしょう)


オオシロカネグモ/Leucauge magnifica
アシナガグモ科シロカネグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月10日 (木)

ジョロウグモの交接

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虫で言うなら交尾です。蜘蛛の場合は交接と言います。写真はジョロウグモの交接シーンです。大きい体のメスのお腹あたりに小さいオスがくっついています。

蜘蛛のメスの腹部には外雌器と呼ばれるものがあります。オスには口の近くに触肢と呼ばれる器官があります。オスはそこに精子をためて外雌器に挿入。詳しくは知らないのですが…ポンプ、いやスポイトのような働きをすると聞いたことがあります。意外と知らない蜘蛛のこと。神秘的と言うか謎めいた生きものだと思います。


●ジョロウグモ/Nephila clavata
ジョロウグモ科ジョロウグモ属

撮影:2009.9.10/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月 6日 (日)

アシナガサラグモでしょうか?

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茨城県南部の山の方でよく見かけるユノハマサラグモ。でも、写真の蜘蛛はユノハマではありません。となると…アシナガサラグモでしょうか?


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記憶からすると、アシナガサラグモはもっとオレンジっぽい色彩だったような…。ひょっとすると、こちらは幼体あるいは亜成体なのかもしれません。ほかに思い当たる蜘蛛がいないのでアシナガサラグモということにしました。


●アシナガサラグモ/Prolinyphia lomgipedella
サラグモ科シロブチサラグモ属

撮影:2009.9.1/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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2009年9月 5日 (土)

オレンジグモ

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そんな名前で呼びたくなるのがこの蜘蛛、キヒメグモです。身近にいる蜘蛛のなかでもポピュラーな方だと思いますが、あまり数多くはないような気がします。ただし、いるところにはいるんですよね〜

体長2〜3ミリの小さな蜘蛛ですが、目立つ色彩で存在を訴えかけます。お尻や背中、腹部裏に黒い斑点があるのが普通ですが、なかには多数の斑点を持つものもいます。いわゆる色彩変異でしょうか。写真の個体はごく一般的な模様です。


●キヒメグモ/Achaearanea asiatica
ヒメグモ科ヒメグモ属

撮影:2009.9.1/桜川市・旧真壁町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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