« 蜘蛛の母性本能 | トップページ | ジョロウグモの時間差戦略 »

2009年8月23日 (日)

鬼の罠に落ちた蝉

0908241
誰がこんなひどいことを…

まるで蓑虫状態のセミです。まさかハンモックに揺られているうちにこんなことに?


0908242
犯人はこの方、オニグモです。ちなみにお召し上がりになっているのは蓑虫状態とは別のセミ。蓑虫状態の方は保存食用? それともすでにいただいてしまったのか?

ものすごい大食漢です。いやメスなので大食い姫とでも申しましょうか。体長はセミの胴体とほぼ同じ、軽く20ミリは越すでしょう。この大きな体が不気味さに拍車をかけているのかも。


0908243
ちょっといたずらして突ついてみました。すると、お尻から大量の糸を吐き出します。前にも実験したことがあるのですが、オニグモはパニック状態になると帯のような糸を出します。そのようすは、色染めした反物を川で洗っているような印象。どこまでもたなびく帯が7〜8メートルも流れたこともありました。

視点を変えると、歌舞伎の『土蜘蛛』などで使われる演出のようでもあります。紙を細く切って巻いたものを蜘蛛の糸に見立ててパッと散らすあの演出です。もっとわかりやすく言えば、クラッカー(花火の一種?)の中から飛び出す紙テープですね。

●オニグモ/Araneus ventricosus
コガネグモ科オニグモ属

撮影:2009.8.21/境町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

|

« 蜘蛛の母性本能 | トップページ | ジョロウグモの時間差戦略 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/435933/31073494

この記事へのトラックバック一覧です: 鬼の罠に落ちた蝉:

« 蜘蛛の母性本能 | トップページ | ジョロウグモの時間差戦略 »