ササグモは水田近くがお好き?
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速報です。仕事帰りに筑波山の中腹でコケオニグモを見つけました。場所は春の観光名所のひとつである「筑波梅林」の駐車場近くです。
石岡市では何度も見ていますが筑波山では初めてです。石岡にいるのだから筑波山にいてもおかしくはありませんね。標高の面でも、自然度の面でも、コケオニグモが生息する条件が筑波山の方が揃っていると思います。

ちょうど網を張っているところだったので、ゆらゆら揺れてうまく撮れませんでした。なんとか反対側に回って腹部裏もパチリ。写真はメスの成体です。今まで、胸板が鮮やかな赤であることを知りませんでした。いや〜、紅をさしたようでとてもきれいです。緑の体に赤が一段と映えます。

この個体、なかなかの大きさでした。定規を当ててみたところ、20ミリくらいありそうです。うわ〜、でか!

筑波山の中腹なので、標高は400〜500メートルぐらいでしょう。周りの風景は写真の通りです。7時を過ぎていたので、だいぶ暗くなっています。
●コケオニグモ/Araneus seminiger
コガネグモ科オニグモ属
撮影:2009.7.15/つくば市・筑波山
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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茨城県南部にはまだまだコガネグモが見られる場所がいくつもあります。全国的に数が減っているという噂も聞きますが、身近で見られるのはとてもうれしいことです。
コガネグモをネットで検索する場合、蜘蛛に詳しくない方は「黄色い蜘蛛」をキーワードにするようです。確かに鮮やかな黄色い帯が目を引きます。面積的にはそう広くないのですが、やはり黄色は印象に残るのでしょう。それにしても、ボリュームがあってじつに美しい蜘蛛です。
とにかく、黄色い蜘蛛で有名になったのは喜ばしいこと。本人も喜んでいるかも…そんなことないですかね?

腹部の裏を見ると、こちらにも黄色いラインがあります。成熟すると糸疣のあたりが赤く見えてなかなかカラフルです。
網に目を移すと、太いジグザグの入った隠れ帯が見えます。通常は×印になることが多いのですが、この蜘蛛は一本足りません。左斜め上の一本は今から作るところでしょうか?

こちらはコガネグモがいる場所の近くの写真。山の麓で自然豊かな場所です。雲がなければ筑波山が見えるはずなのですが…
●コガネグモ/Argiope amoena
コガネグモ科コガネグモ属
撮影:2009.6.28/石岡市・旧八郷町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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コシロカネグモです。腹部の前方にある黒丸模様を見ると、チュウガタシロカネグモと勘違いしそうになります。今まで各地で蜘蛛を見てきましたが、自分は茨城県南部・中央部・北部でチュウガタシロカネグモを見たことがありません。もしかすると、あまり出かけていない鹿行(ろっこう)地域にはいるのかもしれません。鹿行というのは鹿島郡と行方郡の頭文字をとった呼び方で、方位で言うなら東部地域ということになります。
チュウガタシロカネグモでないことは確実です。しかし、オオシロカネグモの幼体かもしれないという疑問は残ります。さぁ、写真の蜘蛛は本当にコシロカネグモなのでしょうか?

腹部裏側の模様です。ネットで検索したら、コシロカネグモとオオシロカネグモの判別法がありました。この写真では、腹部中央に黒っぽい筋があります。これが真っ黒ならオオシロカネグモ、この筋にチラチラと細かな点が入っているとコシロカネグモだそうです。また中央の筋をはさむように緑色の筋が二列あります。この筋が細いとオオシロカネグモ、太い(黒い筋の三分の二くらい)とコシロカネグモだそうです。
この写真で見ると、中央の黒い筋にキラキラしたものが見えます。さらに両側の緑の筋も太めです。ということは、コシロカネグモで間違いなさそうです。

こちらは餌の捕獲作業。前の三本の脚を器用に使って、くるくると獲物を糸で包んでいます。

第四脚も使っています。八本脚フル稼働でじつに効率がいいです。ものの十数秒でこの状態です。お見事!

さらに糸一本で獲物をつり下げています。自分で紡いだ糸に相当の自信がなければできることではありません。というか、蜘蛛の糸はかなり強靭かつしなやかということでしょう。人間様の作ったクレーンなんて足元にも及ばないかも…
●コシロカネグモ/Leucauge subblanda
アシナガグモ科シロカネグモ属
撮影:2009.6.20/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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先月のブログで、受信糸を四方八方に伸ばしたヒラタグモの住居を稲妻を轟かせる雷雲に見立てた話を書きました。今日はその神鳴り様の正体をお届けします。

住居を上からなぞると蜘蛛の居場所がわかります。探り当てたら外の方に軽く押し出していきます。すると…

ほ〜らね、ヒラタグモが顔を出します。意外にもひょうきんな顔をしてませんか? なかには模様の色が茶色っぽい個体もいます。
この蜘蛛は、昔風の民家などにはいたるところに住居を作っています。今回は野外のスギの樹皮裏にいたものです。屋外で暮らすヒラタグモは、民家にいるものよりも住居に厚みがあるような気がします。やはり屋内よりも環境が厳しいせいでしょうか、きちんと対策をとっているようです。
●ヒラタグモ/Uroctea compactilis
ヒラタグモ科ヒラタグモ属
撮影:2009.6.20/小美玉市・旧美野里町
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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