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2009年6月 2日 (火)

不思議なくびれ

0906021
アリグモのお食事風景です。食べているのは蚊のような虫でしょうか?

それにしてもアリによく似ています。とくに頭胸部のくびれが見事です。まるで、頭、胸、腹部の3つに分かれているような錯覚を起こさせます。

本来、蜘蛛は頭胸部と腹部の2つに分かれています。昆虫のように頭、胸、腹の3つに分かれた蜘蛛はいません。しかし、アリグモはくびれを作ることで、あたかも昆虫(アリ)であるかのように見せかけています。

このようなくびれを作るのに、いったい何年かかったのでしょう? これって進化と呼べるのかしら。それとも構造変化、形態変化なのでしょうか。

アリに似せることはいろいろと都合のよいことが多いらしいです。アリは昆虫のなかではかなり攻撃的な性格らしく、他の昆虫から恐れられているそう。おまけに蟻酸などを出したりするので、外敵も少ないという話です。

思いついたアリグモも偉いですが、似せてしまう努力も相当したのではないでしょうか。なんでほかの蜘蛛たちは真似しなかったのでしょうね? 不思議です。


●アリグモ/Myrmarachne japonica
ハエトリグモ科アリグモ属

撮影:2009.5.26/下妻市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』

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