お子さん、何人いらっしゃるんですか?
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じつは私、コシロカネグモとオオシロカネグモの見分け方で迷いがありました。オオシロカネグモの成体は一目見ればわかるのですが、この写真の蜘蛛がオオシロカネグモの幼体かもしれないと疑っていたのです。
そんな疑いを持つと…「じゃぁ、コシロカネグモの成体はどれだ?」という壁に突き当たります。どう考えても、この写真の蜘蛛がコシロカネグモということになるわけです。ということで、この蜘蛛をコシロカネグモと思うようにしました。

数日後、オオシロカネグモの幼体らしき蜘蛛を見つけました。その幼体は、脚がもっと濃い緑でした。その色はオオシロカネグモの成体の脚の色と同じです。今後は、脚の色を目安に両者を識別しようと思います。
(この写真は上の蜘蛛・コシロカネグモの腹部裏です)
コシロカネグモ/Leucauge subblanda
アシナガグモ科シロカネグモ属
撮影:2009.6.16/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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背中の縞々が目印。糸疣の先端がピョコンと二本出ているのも特徴です。こちらはクサグモ。
庭の生け垣から樹木の密集した枝先など、いたるところに棚網を張って暮らしています。意外と人の暮らしに近い場所に多い蜘蛛です。ひょっとすると、この季節に一番目にする機会が多い蜘蛛かも知れません。

図鑑ではクサグモの仲間として、クサグモ、イナズマクサグモ、コクサグモの三種が載っています。この写真の蜘蛛はどれかというと…たぶんクサグモではないかと思います。
(図鑑によれば、イナズマクサグモは茨城県の南部には生息していないことになっていますので)
●クサグモ/Agelena limbata
タナグモ科クサグモ属
撮影:2009.6.16/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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蜘蛛は幼体と呼ばれる段階では、オスかメスか判断できません。最後の脱皮を迎える前になって、ようやくわかるようです。このコケオニグモについても、数週間前まではメスだと勝手に思い込んでいました。なにせ、あまりにもふっくらとしていたのもですから。
ところが、先日見に行ったらマッチョなオスに変身。意外な結果となりました。
この蜘蛛がいた周辺では、ほかに2匹のコケオニグモを以前確認していたのですが、最終的にはこのオス1匹しか残っていないようです。あとはこのオスが、別の場所にいるメスと出会えることを祈るだけです。
●コケオニグモ/Araneus seminiger
コガネグモ科オニグモ属
撮影:2009.6.16/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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くも団子なんて言葉は辞書にはありませんが、「これがそうなのだ!」と言われればそう思えませんか?

「ふっ」と息を吹きかけると、ご覧の通り。まさに、蜘蛛の子を散らすといった感じです。普通の人なら「う〜っ、気味悪い」と言うところでしょう。しかし、これがなんともかわいらしいんですよ。チビッちゃい奴が「うわぁ〜」なんて大慌てで動き回っているのを見ると…ほっほっほっ。

さて、この蜘蛛の種については断言しかねるところです。ルーペで見てみたら、眼の配置がなんとなくアシナガグモの仲間のように思えました。持ち帰って育てれば一発でわかるのでしょうが、これを持ち帰るのもどうかと思いそのままにしてきました。
撮影:2009.6.12/常陸大宮市・旧御前山村
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こちらはキタヤハズハエトリです。最近はいろんなところで目にします。その反面、見なくなったのがヤハズハエトリ。
二、三年前にはいろいろな場所でヤハズハエトリを見かけたのですが、場所によってはキタヤハズハエトリが取って代わり、ヤハズハエトリが姿を消しています。なんとなく、キタヤハズハエトリに駆逐されたような気配です。
茨城県南部や中央部では、もはやキタヤハズハエトリが優勢のような気もします。もしかするとヤハズハエトリは、どこかに安住の地を探し出してひっそりと暮らしているのかも…
今後は、ヤハズハエトリやオスクロハエトリに注意を払っていこうと思います。
●キタヤハズハエトリ/Mendoza ibarakiensis
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属
撮影:2009.6.3/笠間市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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キハダエビグモです。エビグモ科の蜘蛛はとにかく動きが速いです。きっと、蜘蛛に興味のない方が見たら、その動きは蜘蛛のものとは思わないでしょう。たぶん、別種の生きものだと勘違いすると思います。

小刻みに脚を動かし、目にもとまらぬ早さで樹皮上を駆け上っていきます。上下だけでなく左右にも機敏に動くので、まるで忍者のようです。
そんな動作を見て思い出すのが、映画のスパイダーマンが高層ビルの壁を駆け上がっていくシーンです。ひょっとして、スパイダーマンはエビグモ科の蜘蛛をモデルにしているのではないかと思ってしまいます。
●キハダエビグモ/Philodromus spinitarsis
エビグモ科エビグモ属
撮影:2009.5.30/石岡市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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渓流あるいは沢が流れる山などに行くと必ず目にするのがスジアカハシリグモです(個人的にはすっごくカッコいい蜘蛛だと思っています)。
図鑑には「良好な自然環境が保たれている場所にしかいない」とあります。そう言われれば、何となくそんな気がします。人の手があまり入っていない場所で見ることが多いのはそのためでしょう。
この蜘蛛はキシダグモ科に属しています。身近でよく見るイオウイロハシリグモも同じキシダグモ科。確かに、イオウイロハシリグモも同じようなポーズで葉の上にいるところを目にします。この姿勢はキシダグモ科特有のポーズなのでしょうか。明らかに獲物を待ち伏せしているものだと思いますが、ここでいったい何を待っているのでしょう?
ハエとかトンボ、それともカゲロウとかでしょうか。獲物を捕らえるところを見たいと思いましたが、仕事中だったので写真だけ撮ってお別れしてきました。
●スジアカハシリグモ/Dolomedes saganus
キシダグモ科ハシリグモ属
撮影:2009.5.12/高萩市・花貫渓谷
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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アリグモのお食事風景です。食べているのは蚊のような虫でしょうか?
それにしてもアリによく似ています。とくに頭胸部のくびれが見事です。まるで、頭、胸、腹部の3つに分かれているような錯覚を起こさせます。
本来、蜘蛛は頭胸部と腹部の2つに分かれています。昆虫のように頭、胸、腹の3つに分かれた蜘蛛はいません。しかし、アリグモはくびれを作ることで、あたかも昆虫(アリ)であるかのように見せかけています。
このようなくびれを作るのに、いったい何年かかったのでしょう? これって進化と呼べるのかしら。それとも構造変化、形態変化なのでしょうか。
アリに似せることはいろいろと都合のよいことが多いらしいです。アリは昆虫のなかではかなり攻撃的な性格らしく、他の昆虫から恐れられているそう。おまけに蟻酸などを出したりするので、外敵も少ないという話です。
思いついたアリグモも偉いですが、似せてしまう努力も相当したのではないでしょうか。なんでほかの蜘蛛たちは真似しなかったのでしょうね? 不思議です。
●アリグモ/Myrmarachne japonica
ハエトリグモ科アリグモ属
撮影:2009.5.26/下妻市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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下から撮った全体像。網にはアブラムシのようなものがいっぱい引っかかっています。

もしかすると、ユノハマサラグモのオスかもしれません。蜘蛛は、オスとメスで姿がまったく違う種が多いので見分けるのが難しいです。
●ユノハマサラグモ/Turinyphia yunohamensis
サラグモ科ユノハマサラグモ属
●クスミサラグモ/Neolinyphia fusca
サラグモ科ツリサラグモ属
ユノハマサラグモは茨城県南では頻繁に見かけます。とくに山の方に多いです。一方のクスミサラグモは茨城県南では見かけません。どのあたりが生息の境界線になっているのか判断できませんが、県北部でよく見かける蜘蛛です。蛇足ですが、茨城県西部に行くとムネグロサラグモをよく見かけます。
撮影:2009.5.12/高萩市
参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
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