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2008年9月

2008年9月28日 (日)

オレンジの蜘蛛が見たい!

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彼女の名はイシサワオニグモ。彼女は平地には住んでいません。少し高い山(標高500〜600メートル以上)で暮らしています。茨城県南部なら、筑波山やその山系の山になるでしょうか。

彼女を見つけたのは足尾山の山頂付近。今で言う桜川市です。以前の市町村名なら真壁町。初めてこの蜘蛛を見たときの衝撃はかなりのものでした。

「こんな色鮮やかな蜘蛛がいるのか! しかも、オレンジやで!」ってなところでしょうか。アオオニグモやビジョオニグモ、ついでにサツマノミダマシやワキグロサツマノミダマシの深いグリーンも魅力的ですが、このオレンジの蜘蛛にはやられました。一撃で卒倒したような感覚でした。

な〜んで、この写真を載せたかと言うと…
爽やかな秋風が吹くと、いつも彼女を思い出すからです。今、無性にイシサワオニグモを撮りに行きたいです。猛烈な衝動というのはまさにこのこと。一日のんびりと蜘蛛を撮りまくりたい気分です。う〜ん、「のんびり」と言いながら「撮りまくりたい」とはどういうことでしょう? 私、かなり精神が倒錯している模様です。

愚痴っぽいことを書きますが、最近まったく蜘蛛を撮りに行っていません。仕事が忙しいと言えばそれまでですが、一日じゅう仕事をしているわけではありません。蜘蛛を撮りにいける時間に仕事をしなければならない状況が、それを許さないだけです。確かに疲れていますが、これだけ長いこと蜘蛛を撮っていないと、余計に撮影したくなります。もうすぐ、見られる蜘蛛たちの種類はグンと数が減ります。そう、この秋がたっぷりと蜘蛛の撮影ができるラストシーズンなんです。あぁ、行きたいよ〜、行きたいよ〜、行かせてよ〜。


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さて、私のなかでは秋を象徴する蜘蛛であるイシサワオニグモ。彼女のまとう洋服にはいくつかのパターンがあるようです。まず、白いラインが強調されたドレスを着た標準タイプ。あるいはこの写真のように白ラインが薄く、オレンジが目立つタイプ。大きく分けるとこの2パターンに分かれるようです。どちらも素敵ですが、白いラインが強調されたものが自分は好きです。それにしても、なんて美しい蜘蛛なんでしょ!


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最後に、彼女の顔をお届けします。つぶらな瞳とは、まさにこのことでしょうか(ちょっと褒め過ぎ?)。ちなみに、この写真は一昨年に撮影したものです。


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おっと、この角度も映えますね〜。どうです? 一生に一度は見てみたい蜘蛛でしょ? 蜘蛛嫌いの方でも遠くから見るぶんには観賞に堪えうると思いますが…


●イシサワオニグモ/Araneus ishisawai
コガネグモ科オニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2006.10.12/桜川市・旧真壁町)

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2008年9月20日 (土)

色づく果実

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オレンジの小さな蜘蛛、ヒメグモです。体長は5ミリ程度。白い線がとても印象的です。

小さい割には色が鮮やかなので、意外と目につきます。そのせいもあるのでしょうか、今までいた場所からこつ然と姿を消すこともしばしば。ひょっとすると、大型の肉食昆虫や鳥たちの餌食になっているのではないかと心配してしまいます。


●ヒメグモ/Achaearanea japonica
ヒメグモ科ヒメグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月16日 (火)

たぶん、いや、きっとコゲチャオニグモ

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無責任発言をさせていただけるのであれば…

「この蜘蛛はコゲチャオニグモです」と自信を持って答えます。

さぁ〜て、本人はそう思っていますが、実際のところはどうでしょう?


●コゲチャオニグモ/Neoscona punctigera
コガネグモ科ヒメオニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月15日 (月)

忍法、雲隠れの術!

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そんな感じがしませんか? でも、科学がチョ〜発達した現代に「忍法」なんて言葉、時代錯誤もいいところですね〜。でも、そんな時代だからこそ、忍法という一言が特別な意味を帯びてくるような気がします。そんなちゃちな技で人が騙せたなんて、あ〜なんてノスタルジックなんだろ…って。


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くだらない話をしました。修正、修正! さて、蜘蛛の話にもどりますが、結論はお粗末です。

けつろ〜ん、フクログモ科の一種であるのはわかりますが、種名まではわかりませ〜ん。茨城県南部でよく見かけるのは、ムナアカフクログモ、ヤマトフクログモです。きっとどちらかの幼体であるとは思うのですが…私には断定できませんでした。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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クサグモはどこに?

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写真はコクサグモです。最近見かけるのはコクサグモばかり。クサグモはどこに行ったのでしょう?

確か、去年もそうでした。夏までは見られたクサグモが、いつの間にか姿をくらまし、夏が終わるとコクサグモばかりが目に入るようになりました。

両者はとても似ているのですが、コクサグモは頭部に放射状の条線が入っているのですぐにわかります。条線が薄いものでも、腹部の模様を見れば判断できると思います。


●コクサグモ/Allagelena opulenta
タナグモ科コクサグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月14日 (日)

マガネか、メガネか

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ハエトリグモ科の蜘蛛です。たぶん、アサヒハエトリグモ属の一種ではないでしょうか。体長は3〜4ミリでした。

チャイロアサヒハエトリではないと思うので、マガネアサヒハエトリ、あるいはメガネアサヒハエトリでしょう。かなり小さな幼体なので、現段階ではどちらなのか判断できません。

それにしても、かっわいい〜。お持ち帰りしたくなります。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月12日 (金)

オオヒメグモの網に、怪しい黒い影

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オオヒメグモの網に子蜘蛛たちが固まっています。まさに今、出のうしたばかりの初々しい赤ちゃんです。そこに怪しげな黒い蜘蛛が見え隠れしています。


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この黒い蜘蛛、いったい何グモでしょう? 観た感じでは同じヒメグモ科の仲間のような印象です。もしかしてボカシミジングモ、それともクロマルイソウロウグモ? クロマルは南方系の蜘蛛だそうで、図鑑の表記では茨城県南部にはいないような感じ。だとすると、ボカシミジングモかも…。やっぱり不明の蜘蛛にしておいた方が無難ですね。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 9日 (火)

ヤチグモってこんなところに網張るの?

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怪しい人影って言うか、蜘蛛影。写真は橋の欄干の裏側です。こ〜んなところに網を張るのはヒメグモと相場が決まっています。でも、おかしいぞ、クサグモみたいな網です。そう思ったら、ヤチグモっぽい姿がチラッ。


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ヤチグモが欄干の裏側に網を張るとは知りませんでした。たまたまかと思ったら、ほかにもいくつか網を見つけました。気になるのは何ヤチグモかということ。この場所ではよくメガネヤチグモを見かけているので、自分のなかではメガネヤチグモってことになりました(もしかするとシモフリヤチグもかも)。


●メガネヤチグモ/Paracoelotes luctuosus
ヤチグモ科メガネヤチグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 8日 (月)

ヒメ、ヒメですか?

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自分はヒメカラスハエトリを見たことがありません。なので、この写真の蜘蛛がカラスハエトリの幼体なのか、ヒメカラスハエトリの成体なのか区別がつかずにいます。どちらかには違いないのですが…う〜ん、どっちでしょ?

内心、これがヒメカラスハエトリなのかも…と思い始めています(でも間違いの確率は高いです)。


●ヒメカラスハエトリ/Rhene albigera
ハエトリグモ科カラスハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 7日 (日)

黄色く光る蜘蛛

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な〜んてきれいな蜘蛛なのでしょう! 乙女チックな気持ちにさせるほど眩しい輝きです。光線の加減で、とてもきれいに見えたので、ドヨウオニグモには思えませんでした。

この蜘蛛、個体によって色の濃淡があります。なかには「焦げパン」のように、こんがり焼けたような個体もいます。たぶん、秋も深まってくると、そこらじゅうで見られると思いますので、数匹撮って色の違いをご報告できればと考えています。


●ドヨウオニグモ/Neoscona adianta
コガネグモ科ヒメオニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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あれは誰だ!

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誰だ


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誰だ


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あれは、デビル、デビルマ〜ン、デビルマ〜ン、じゃなくてハエトリグモ〜

いや〜、きっつい替え歌でした。わかる人にはわかる。わからない人にはわからない。とんだ人迷惑な替え歌です。しかも語呂合わせも何もない。気分だけで書いてしまいました。


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真面目な話をしましょう。写真の蜘蛛は、いわゆるハエトリグモのメスです。そのなかのテナガハエトリグモ属の一種。間違いを恐れずに言えば、キタヤハズハエトリではありません。茨城県南部にいる残りのテナガハエトリグモ属は、オスクロハエトリかヤハズハエトリ。二者択一になりました。たぶん、オスクロハエトリのメスだろうと思います。


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ただし、すぐそばにはこのオスがいました。ヤハズハエトリのオスです。でも惑わされません。彼女はオスクロハエトリのはずです(たぶん)。


●オスクロハエトリ/Mendoza canestrinii
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属

●ヤハズハエトリ/Mendoza elongata
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 6日 (土)

産後でしょうか?

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ワキグロサツマノミダマシのメスです。なんとなく、お腹がへこんでいるような、波打っているような…。産後の蜘蛛って、こんなお腹をしていることが多いです。


●ワキグロサツマノミダマシ/Neoscona mellotteei
コガネグモ科ヒメオニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 5日 (金)

これ、蜘蛛の卵のう?

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よくぞ、人目につきやすい場所につくってくれました。これは蜘蛛の卵のうに違いありません。


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ということで、側面からも撮ってみました。このやんわりとしたふくらみ、いいですね〜。このなかに卵がいっぱい入っているのかと思うと、不思議な気がします。けっこう居心地のよさそうな素材で作られているような感じです。

通気性とか断熱性とかもいいんでしょうね〜。ん、両立するのはけっこう難しいのかしら?


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そういえば、これって何グモの卵のうでしょう…。記憶に間違いがなければ、コガネグモのものだったと思います。


●コガネグモ/Argiope amoena
コガネグモ科コガネグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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蜘蛛らしくない

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5本脚のオスクロハエトリです。激しい格闘が原因なのでしょうか、大切な前脚3本をなくしています。

こうして見ると、前足がないと蜘蛛らしく見えないから不思議です。蜘蛛を蜘蛛たらしめているのは、豪腕とも言える第一脚なのでしょうか。


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この愛嬌のある顔と相まって、愛らしい虫のように思えてきます。狩りの道具である第一脚がなくても生きていけるのでしょうか? かなり心配です。


●オスクロハエトリ/Mendoza canestrinii
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.3/石岡市)

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2008年9月 4日 (木)

確かに菱形。でも、ちょっと変形

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ヒシガタグモです。腹部を見ると菱形をしています。腹部を巨大化させたら、水草の菱そのものかも。

あれ〜、そういえば、ヒシガタグモに似たムラクモヒシガタグモという蜘蛛がいました。もしかしたら、ムラクモヒシガタグモかもしれません。でも、よく目にするムラクモヒシガタグモより大きいような感じなので、やっぱりヒシガタグモのような気が…。ちょっと自信ありませんが、ヒシガタグモということにしちゃいます。


●ヒシガタグモ/Episinus affinis
ヒメグモ科ヒシガタグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.2/石岡市)

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2008年9月 3日 (水)

サラグモであることは間違いないけど

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自信はありませんがアシヨレグモのメスのような気がします。そういえば、アシヨレグモのオスは見たことがありません。アシヨレの名の由来にもなっている脚のよれ具合を見てみたいと思っているのですが、なかなか願いは叶いません。


●アシヨレグモ/Labulla contortipes
サラグモ科アシヨレグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.9.2/石岡市)

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2008年9月 2日 (火)

やっぱり、婚約するのかな?

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ジョロウグモですが、まだ成体にはなっていないような感じがします。でも、しっかりとオスが付き添っています。オスの方もまだ成体ではなさそう。しかし、触肢はプチッとふくらんでいました。

こんな未成熟な状態で交接するのでしょうか、ちょっと疑問です。あるいは、両者ともほぼ同時に成熟し、その瞬間に交接できるよう準備しているのでしょうか。

ということは、メスが最後の脱皮をはじめると、それと連動してオスも素早く脱皮するというシステムがあるとか…。それとも、成体のオスの姿ではないですが、すでにオスは成熟していて、精子をメスに渡すことができるとか…。メスはメスで、どこかにそれをしまっておく仕組みになっているとか…。とにかくいい加減な妄想が頭を駆け巡ります。

う〜ん、単に予約を入れているだけなのかも。人間で言う“婚約”ってやつかもしれませんね。このように、向き合ったオスとメスの姿をよく見かけるのは偶然なのでしょうか?


●ジョロウグモ/Nephila clavata
ジョロウグモ科

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.8.29/土浦市)

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