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2008年5月28日 (水)

5月9日のコガネグモ科の蜘蛛

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怪しげな蜘蛛がいました。


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近くで見てみるとドヨウオニグモの幼体でした。5月の初旬頃からぽつぽつとみかけるようになったのがドヨウオニグモです。ざっと観察したところ、個体数が多いという感じではありません。コガネグモの幼体の方がはるかに多いです。減少傾向にあるのでしょうか? ちょっと心配です。


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コガネグモの幼体です。この個体は几帳面な性格のようで、網もきっちりとはっていますし、隠れ帯もきれいです。


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一方こちらのコガネグモ幼体は、網の張り方が雑な感じがします。個体によって網の張り方にも違いがあるので、見ているとおもしろいです。

というか、網を修復するのはけっこう大変な作業のようで、どうしてもこのような継ぎはぎっぽくなってしまうのでしょう。ひとつ上の写真の網は張ったばかりの新しいものなのかもしれません。


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ヌサオニグモです。私にとっては比較的珍しい蜘蛛です。昨年、牛久市(うしくし)で幼体を確認したことがあるだけで、それ以来見ていませんでした。自分で言うのも何なんですが、出かけた先で蜘蛛を探している数少ない観察者(変人?)だと思います。そんな自分でさえ、ヌサオニグモはあまり目にしません(いるところにはいるのでしょうが…)。今回、自分の住む近くで見つけたことにちょっと感動してしまいました。正直なところ“地域初!”と言いたいくらいです。


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牛久市は茨城県南部でもかなり首都圏近くの地域です。一方、自分の住む石岡市は県南部になっていますが、かなり県中央部寄りの地域。今回の観察地である小美玉市は、隣町ながら県中央部に指定されている地域になります。牛久市から小美玉市まで、その間にある市町村にもたびたび足を運んでいますが、ヌサオニグモは目にしません。そんなに珍しい蜘蛛ではないと思うのですが、見かけないことが不思議です。そこには何か大きな理由があるように思えて仕方がありません。これからもときどきヌサオニグモの生態について考えていきたいと思います。


●ドヨウオニグモ/Neoscona adianta
コガネグモ科ヒメオニグモ属

●コガネグモ/Argiope amoena
コガネグモ科コガネグモ属

●ヌサオニグモ/Araneus ejusmodi
コガネグモ科オニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.5.9/小美玉市・旧美野里町)

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コメント

こんばんは、はじめまして。

ヌサオニグモを検索して、ここにたどりつきました。
この種には、8/2に東大橋にて出会いました。
ブログを拝見すると、探索マイフィールド(小美玉市付近)とかぶっていますね。
特にやすらぎの里のカネコトタテグモの巣は、先日見たポイント付近ではないかと思われます。
わたしは主に小美玉市内の動植物の生息調査をしていますので、いつか、フィールドで出会えるかもしれません。
ちょっと、古いブログにコメントしてごめんなさいね。
では、また、おじゃまいたします。

投稿: suzusaiko | 2009年8月 3日 (月) 22時46分

suzusaikoさん、はじめまして。コメントありがとうございます。

お話によると、ご近所で生物調査をしていらっしゃるようですね。私は蜘蛛のほか、蛾、きのこ、昆虫などを見ています。フィールドがダブっているようなので、すでにお目にかかっているかも(ご挨拶はしていませんが)。

なにかおもしろいものを見つけたらぜひ教えてください。では、今後ともよろしくお願い致します。

投稿: mushizuki | 2009年8月 5日 (水) 00時38分

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