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2008年3月

2008年3月31日 (月)

ヤミサラグモの仲間らしい

3月の20日、22日に報告した蜘蛛の正体が判明しました。


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まず、20日に報告したものは、ヤミサラグモの一種のようです。タマヤミサラグモかウエノヤミサラグモの可能性が高いそうです。いずれにせよ、今まで知らなかったヤミサラグモという種類を確認できただけでも大きな収穫でした。


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こちらはヒメグモ科のカニミジングモでした。初めて見たので見当がつかなかったのですが、図鑑を見たらちゃんと載っていました。


*これらの蜘蛛の同定に協力いただいた掲示板には、いつも頼りになる方が参加されています。もし、分からない蜘蛛の写真があったら、こちらで質問されてはいかがでしょう。念のためにアドレスを以下に記しておきます。

「クモ蟲画像掲示板」
http://xbbs.knacks.biz/kjrshoji

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2008年3月29日 (土)

フジイ君、ちょっと止まってよ

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いろいろなコモリグモを見かけるようになりました。彼らが元気に動き出すと、春も本番かな〜と思います。こちらはフジイコモリグモのオスです。同定が難しいコモリグモ科のなかでは確実に識別できる蜘蛛のひとつです。だから、不意に飛び出されも、かなり余裕を持って見ていられます。


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動きはハリゲコモリグモの仲間に比べると、ややのんびりしているような気がします。というか、よく立ち止まってくれるので助かります。フジイコモリグモは雑木林など、落葉があるところの方が好きなようです。田んぼでは見たことがないので、森林性の蜘蛛といったところでしょうか。


●フジイコモリグモ/Arctosa fujiii
コモリグモ科ミズコモリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.27/石岡市)

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2008年3月28日 (金)

無駄な抵抗はしなさい!

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もう、小さすぎて「調べるだけ無駄」と思わせる蜘蛛です。写真も不鮮明なので、載せるのはやめようと思いましたが、せっかく撮ったので載せてみました。


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調べるだけ無駄だとは分かっていても、なんとなく気になって無駄な抵抗をしてしまいました。ヒメグモかサラグモか、どちらかの仲間だと思うのですが断定できません。でも、サラグモ科の蜘蛛に違いないと勝手に思い込んでいます。

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見つけたのはケヤキの樹皮裏。大きな鱗状になった樹皮をひっくり返したらちょろちょろと動いていました。かなり機敏な動きでした。体長は1.5〜2ミリくらい。頭部が異様に盛り上がっているのが分かります。触肢が出来上がっているようなので、オスの成体でしょう。触肢の形状はかなり複雑なように見受けられます。ここは実体顕微鏡で観察したいところです。20倍のルーペでは、とてもとても…


(2008.3.22/石岡市)

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2008年3月27日 (木)

ヨツボシヒメアシナガグモ?

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やけに脚の長い蜘蛛です。かなり小さく、体長は3ミリ弱。きっと、ヒメグモかサラグモの小さい種類だろう…と素人の思い込みで決めつけてしまいました。

じつはこの蜘蛛を見るのは初めてです。そこで、家に帰って図鑑をめくりながら探すことに…。しかし、ヒメグモ、サラグモのページに写真の蜘蛛の姿が見当たりません。もしかして…と思い、アシナガグモのページを探してみました。一番似ていたのがヨツボシヒメアシナガグモです。ちょっと自信がないので、近々蜘蛛の掲示板でお尋ねしてみます。それにしても長い学名。


さて、3月23日の報告もこれでおしまいです。最後に何となく撮ったウヅキコモリグモの写真でお別れしたいと思います。片方はお尻に卵のうをつけています。そんな自由のきかない体にも関わらず、目の前を横切ったヤマジハエトリを素早くキャッチしました。共食いです。コモリグモ科の蜘蛛は、体格の大きな種が、小型種をよく餌食にします。たびたび目にするのですが、その俊敏さにはいつも驚きを覚えます。
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●ヨツボシヒメアシナガグモ/Dyschiriognatha quadrimaculata
アシナガグモ科ヒメアシナガグモ属

●ウヅキコモリグモ/Pardosa astrigera
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

(2008.3.23/石岡市)

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2008年3月26日 (水)

お主は忍者か?

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木製の橋の手すりの裏にこんなものがありました。近くには小さな円網があり、そこから伸びる一本の糸がこの物体につながっています。この寝袋のような物体は、間違いなく蜘蛛の住居です。


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近くで見ると何やら入っています。天井に張り付いた姿はまるで忍者のようです。その正体がとても気になりました。


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出てきたのは体長2〜3ミリの小さな蜘蛛。どうやらナカムラオニグモの幼体のようです。忍者も陽の光に晒されれば正体もバレバレ。じたばたするようすが、まるで駄々子のようでした。


●ナカムラオニグモ/Larinioides cornutus
コガネグモ科ナカムラオニグモ属


(2008.3.23/石岡市)

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2008年3月25日 (火)

君たちのアイデンティティはどこに

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前回からのつづきです。

こちらはフクログモ科の蜘蛛です。たぶん、ヤマトフクログモあるいはムナアカフクログモと思われます。2匹写っていますが、果たして同じ種なのでしょうか? 外見上は、大きさ以外ほとんど違いが見つけられません。


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さて、裏返してみるとご覧の通り、腹部裏の模様がだいぶ違います。小さい方は全体と太い帯に色の違いが明瞭に出ています。小さい方はまだ幼体なのかもしれません。すると、成長過程で色が変化して、やがては大きい個体と同じようになるのでしょうか? それとも、同じように見える2匹の蜘蛛はまったく別の種なのでしょうか? いろいろ推測してみるのも楽しいものです。


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2匹の顔のアップです。蜘蛛は眼の配置も重要な見分けポイントです。素人目には何ら違いがあるようには思えません。この点については同じフクログモ科フクログモ属の蜘蛛であることからも、大きな違いは見つけにくいことが予想されます。う〜ん、悩みは本当に尽きません。素人の私でも分かること。それは種の識別が想像以上に難しいということでしょうか…。でも、やっぱり蜘蛛っておもしろいです!


(2008.3.23/石岡市)

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2008年3月24日 (月)

ワシグモの一種

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前回の「常陸風土記の丘」で見つけたその他の蜘蛛を報告します。

まずはワシグモの一種です。昨年、田んぼでよく見かけたワシグモとは違うような感じがします。ワシグモ科の蜘蛛は同定が難しいので、外見だけでの判断は禁物。でも、そこは素人の無責任さで大胆に推測してしまいましょう。図鑑を見てみると…いやぁ〜やっぱりなんとも言えません。個人的にはクロチャケムリグモの仲間ではないかと思っているのですが、正解の確率はかなり低いです。


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参考までに昨年田んぼで多数目撃した蜘蛛を載せておきます。
(こちらの写真は2007年6月下旬に撮影したものです)


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腹部の裏側です。外雌器が出来上がっていないようなのでメスの亜成体のようです。

この日は、ほかにもフクログモ科の蜘蛛を見つけました。それについては次回に報告します。


(2008.3.23/石岡市)

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2008年3月23日 (日)

春告げ蜘蛛

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個人的な印象ですが、写真のヤマジハエトリを見ると「春だなぁ〜」と思います。昨年も早春から動き出していました。ハエトリグモの仲間では、かなり寸胴な体型です。そこがまた、かわいかったりして…


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今日はたくさん蜘蛛を見ましたが、ハエトリグモの仲間を集めてみました。こちらはヤマジハエトリのメスです(一番最初の写真はオスです)。


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こちらはヒトリコゲチャハエトリのオスです。


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ヤハズハエトリの幼体です。


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イナズマハエトリのメスです。今年はまだオスを見ていません。


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彼らがいたのはこんな場所です(イナズマハエトリのみサクラの木にいました)。


●ヤマジハエトリ/Asianellua festivus
ハエトリグモ科ヤマジハエトリグモ属

●ヒトリコゲチャハエトリ/Sitticus abocator
ハエトリグモ科コゲチャハエトリグモ属

●ヤハズハエトリ/Mendoza elongata
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属

●イナズマハエトリ/Pseudicius vulpes
ハエトリグモ科イナズマハエトリグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.23/石岡市)

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2008年3月22日 (土)

ハツリグモの住居跡で冬を越すもの

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雑木林の大木の根元にハツリグモの住居のようなものがぶら下がっていました。「蜘蛛が隠れてないかな〜」と丸まった枯れ葉を開けてみたところ、写真の蜘蛛が出てきました。体長は2ミリ、見たことがない蜘蛛です。


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腹部裏にはでべそのような赤っぽい部分があります。外雌器にしては中央寄りです。もしかすると、糸を出す器官なのでしょうか? どちらか判断がつきません(気になってルーペで見てみたら外雌器のような感じがしました)。

いずれにせよ種の判断はできないので、掲示板でお尋ねすることにしました。


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こちらが、隠れていた枯れ葉です(実物は筒状にクルっと巻いていました)。白いのはアリグモの越冬用の住居で、微細な糸でつくられた掛け布団の下に隠れています。一番上の写真に写っている蜘蛛は、このアリグモと一緒に冬を越していたのではないかと思われます。あるいは、一時的に隠れたものかもしれません。


(2008.3.22/石岡市)


*3月31日追記/蜘蛛の正体が分かりました。詳しくはこちら

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2008年3月20日 (木)

不明の蜘蛛、再び

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3月14日のブログで紹介した蜘蛛によく似たものを再び確認しました。コウシサラグモの一種と判断しましたが、今回はオスの個体と思われます。


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体長は2ミリ、朽ち木を裏返した場所にいました。朽ち木はかなりデコボコがあり、その窪みからひょっこり姿を現しました。腹部表面にある白い点が特徴的です。腹部の裏は真っ黒ですが、そこにも白い点(4つ)が確認できます。


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こちらは3月14日に紹介した蜘蛛、昨年撮影した個体です。背中の模様が似ていませんか?


(2008.3.19/土浦市・旧新治村)


*3月31日追記/蜘蛛の正体が分かりました。詳しくはこちら

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2008年3月17日 (月)

去年の蜘蛛…ユウレイグモ

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特別な蜘蛛ではありません。普通に見かけるユウレイグモです。日のあまり当たらない建物の隅など、陰気くさい場所にいる印象が強いです。郊外と言うか、田舎の公衆トイレなどでもよく見かけます。この細長い足がなんとも不気味ですね〜。


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しかし、よ〜く見てみるとなかなかおもしろい顔をしています。頭胸部が円形に近いのもユニーク。顔に入った模様も、見方によっては迫力があります。歌舞伎の隈取りに見えるのは私だけではないはずです。腹部もデコボコしていて、自転車のグリップのような感じ。見れば見るほど興味深いです。


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歩き方もこの通り。たこ足の宇宙人を連想してしまいます。彼が嫌われるのは、もしかしたらこの歩き方が原因かもしれませんね。

●ユウレイグモ/Pholcus crypticolens
ユウレイグモ科ユウレイグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.3.4/石岡市・旧八郷町)

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2008年3月15日 (土)

走る稲妻

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稲妻と言っても、体長4〜5ミリの蜘蛛です。そう、イナズマハエトリです。今日はこの蜘蛛をやたらと見かけました。


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上の写真とは別の個体です。上のものはサクラの木、この写真のものはケヤキの木にいました。コンクリートの壁でも見かけることがあるので、神出鬼没のハエトリグモです。ただし、地面の上では見たことがありません。


●イナズマハエトリ/Pseudicius vulpes
ハエトリグモ科イナズマハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.15/石岡市)

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2008年3月14日 (金)

去年の蜘蛛…コウシサラグモの一種

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本日も去年の蜘蛛の写真です。サラグモのようですが名前は分かりません。昨年、蜘蛛の掲示板で聞いてみたところ、コウシサラグモの一種ではないかと教えていただきました。


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今度見つけたら捕まえて標本にしようと思っているのですが、なかなか出会えません。きっと、私の殺気を感じて姿を隠してしまったのでしょう。もう少し暖かくなったら、去年見つけた場所にまた行ってみようと思います。


(2007.3.4/石岡市・旧八郷町)

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2008年3月13日 (木)

去年の蜘蛛…サガオニグモ

今日はまったく写真を撮りませんでした。ということで去年の蜘蛛です。


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冬でも見かける蜘蛛ですが、早春は特に多いような気がします。腹部の上部、人で言うなら肩の部分がピョコンと盛り上がっています。言い方を変えると、ちょっと尖った肩パッドを付けているような感じの蜘蛛です。なるほど、カタハリオニグモと言う“属名”がついていることにも頷けます。


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なかには写真のように、腹部がやけに緑色を帯びているものがいます。まるで別種のようにも見えますが、これもサガオニグモです。体長は10ミリあるかないか。コガネグモ科のなかでは比較的小さな部類だと思います。


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体が小さい割には、直径30〜40センチくらいの網を張ります。けっこう端正な円網で“いい仕事”をする蜘蛛です。中央にある隠れ帯は必ずあるわけではなく、作る個体と作らない個体がいるようです。


●サガオニグモ/Eriophora sagana
コガネグモ科カタハリオニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.3.4/石岡市・旧八郷町)

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2008年3月12日 (水)

月の〜 砂漠を〜

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はるばるやってきたのは駱駝ではなく、蜘蛛でした。砂粒と比較していただいてもお分かりのように、かなり小さなハエトリグモです。体長は3ミリ程度。かわいいったら、ありゃしない…そんな蜘蛛でした。


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自分はあまり見た記憶がありません。気になって図鑑で調べてみたら、ネオンハエトリのようでした。見つけたのは砂場のような場所ですが、岩が積み上げてある場所などでも数個体見つけました。図鑑には「山麓から山地にかけて多く、林の中やその周囲に生息」とありましたが、普通の平地にもいるようです。

この日はほかにも、イワテハエトリやウヅキコモリグモなども見かけました。いよいよ春本番、蜘蛛ネタには事欠かない季節になりました。


●ネオンハエトリ/Neon reticulates
ハエトリグモ科ネオンハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.11/行方市)

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2008年3月11日 (火)

ヒラタグモの背中の模様

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前回からのつづきです。

雑木林のなかには、なぜか四阿(あずまや)があります。その柱がけっこう太い木で、大きく割れています。その隙間に住居を構えているのがヒラタグモです。


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こちらは上の写真とは別の個体です。でも、背中の模様が似ています。ヒラタグモは個体によって模様が微妙に違います。あるものは孤島のように独立、あるものは模様の四方から側面に向かって線が延びています。今回見つけた両者はかなり似通っているような気がするのですが、いかがなものでしょう?


●ヒラタグモ/Uroctea compactilis
ヒラタグモ科ヒラタグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.9/石岡市)

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2008年3月10日 (月)

ゴミグモの仲間?

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体長4〜5ミリの小さな蜘蛛です。網を見ると細い隠れ帯を作っているのが分かります。いったい何グモなのでしょう?


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ギンメッキゴミグモかと思いましたが、ちょっと模様が違います。そうなると、クマダギンナガゴミグモでしょうか。図鑑と見比べてみましたが、こちらも微妙に違うような気がします。ということで、種の判断は保留にしておきます。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.9/石岡市)

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2008年3月 9日 (日)

えっ、なんでウズグモなの

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こんなものを見つけました。きっと、オオツリガネヒメグモが中にいるのだろうと思っていたのですが…


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あれれ、出てきたのはウズグモらしき蜘蛛。おかし〜な〜、そんなはずはないのにと自分の目を疑いました。ウズグモがこんな住居を作って隠れるなんて聞いたことはありません。いったいどういうことでしょう?

写真の蜘蛛はカタハリウズグモのような感じです。


●カタハリウズグモ/Octonoba sybotides
ウズグモ科ウズグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.9/石岡市)

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2008年3月 8日 (土)

トガリアシナガグモの季節

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知りませんでした。トガリアシナガグモがこの時期にいっぱい出てくることを…。


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今日、水田近くの水路脇を歩いていたら蜘蛛の網がやたらとキラキラしていました。遠目にはアシナガグモに見えましたが、近づくとお尻がピンッと尖っています。明らかに幼体ですが、水路にいるのは一匹や二匹ではありません。ざっと数えて10匹以上はいました。


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それならアシナガグモはどうなのか…と探してみましたが見つかりません。どうやらトガリアシナガグモの方が早く出現するようです。この件は今日歩いた場所だけかもしれないので、今後も気をつけて見ていきたいと思います。


●トガリアシナガグモ/Tetragnatha caudicula
アシアガグモ科アシナガグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.8/石岡市)

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2008年3月 7日 (金)

コケの上の蜘蛛

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今、職場ではコケがブームです。昼休みには観察会を開くほどになりました。そんななか、自分はコケを見ながら蜘蛛も探します。今回の蜘蛛は職場のNさんが見つけたものです。


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さて、エビグモ科の蜘蛛には違いありませんが、何エビグモでしょう? だいたい、平地にいるのはアサヒエビグモかキンイロエビグモ、キハダエビグモの3種です。この写真のようすからするとキハダエビグモではありません。となると、アサヒあるいはキンイロということになります。お尻の末端の側面部にキンイロ特有の波々模様が見て取れるのでキンイロとしたいところです。でも、アサヒのような気もするし…。かなり小さな幼体なので、正直なところ断定できません。気持ち的にはキンイロエビグモ80%ってところでしょうか。


(2008.3.6/つくば市)

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2008年3月 6日 (木)

イワテハエトリ?

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ここ数日、積極的な活動を展開しているクモ探検隊。芝生のような場所で見つけたのがこの蜘蛛です。明らかにハエトリグモの一種です。しかし、これは図鑑に載っていない種類。以前、クモの掲示板で教えてもらったイワテハエトリのような雰囲気です。念のため、掲示板に画像を貼り付けて確認していただきました。


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やっぱり、イワテハエトリでした。昨年、石岡市と小美玉市(旧小川町)で確認したので、茨城県南ではこれが3か所目です。珍しい蜘蛛かと思っていたのですが、意外にも各地に生息しているようです。

体長は3ミリ。小さな蜘蛛ですが、すっごくかわいいです。次はどこで出会えるのか楽しみ。


●イワテハエトリ
ハエトリグモ科

(2008.3.4/つくば市)

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2008年3月 5日 (水)

クモ、活動開始!

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いよいよ春でしょうか、地表を歩き回るクモが目立ち始めました。小さいのがサッ、サササーと動くのを見るだけでウキウキしてきます。

先日見かけたのは、何種類かのコモリグモ科のクモです。まずはフジイコモリグモ。いいですね〜。頭胸部の模様に特徴があって見分けやすいです。


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こちらは、たぶんウヅキコモリグモです。かなり毛深い印象。しかも黒々としています。きっとオスに違いありません。体長は10ミリを超えていました。いったい彼らはどこで越冬しているのでしょう。冬の間、越冬場所を確認できないものかと注意しているのですが、見つけたことは一度もありません。基本的にクモは単独行動のようなので、集団越冬するある種の昆虫のように見つけやすくはないようです。


●フジイコモリグモ/Arctosa fujiii
コモリグモ科ミズコモリグモ属

●ウヅキコモリグモ/Pardosa astrigera
コモリグモ科オオアシコモリグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.3/つくば市)

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2008年3月 4日 (火)

エビちゃん、見っけ!

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前回からのつづきです。
ほかにも、やや大きめのエビグモを見つけました。

地元の平地あるいは雑木林などで見かけるエビグモは、だいたいキハダエビグモ、キンイロエビグモ、アサヒエビグモの3種です。三者択一ということで、この蜘蛛はキンイロエビグモと判断しました。

こちらもケヤキの樹皮裏で越冬していました。起こしてしまってスマンと思いつつも、もうすぐ春だからいいかなぁ…なんて自分勝手な判断をしてしまいます。キンイロエビグモは黒っぽい個体と白っぽい個体がいますが、地元で見かけるのは圧倒的に白っぽい個体が多いです。

●キンイロエビグモ/Philodromus auricomus
エビグモ科エビグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.2/石岡市)

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2008年3月 3日 (月)

ひよっとして、ひょっとすると…

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前回のつづきです。
ケヤキの木を観察していたら、頭上から蜘蛛がミノムシのようにスーッと降りてきました。「何たる幸運!」と、カンダタの心境で蜘蛛の糸をたぐり寄せると…。おや? もしかして珍しい蜘蛛かなと、いささかの興奮を覚えました。


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撮影しながらじっくりと眺めてみると…どこかで見たような気がしてきました。なんとなくチャイロアサヒハエトリに似ています。見れば見るほどそんな気がしてきました。

結局、自分のなかではチャイロアサヒハエトリの幼体ということに落ち着きました。断言はできませんが、不明のままにしておくのも気持ちが悪いので…。

「間違えるときは堂々と間違えよう!」。なかば、開き直りにも取れる境地に達しています。

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話は変わりますが、ハエトリグモの顔ってかわいいですよね? みなさんはどう感じますか。


●チャイロアサヒハエトリ/Phintella abnormis
ハエトリグモ科アサヒハエトリグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.2/石岡市)

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2008年3月 2日 (日)

問題はコイツだ!

久々の蜘蛛観察に出かけました。というのも、新しいマウンテンバイクに乗ってどこかに行きたかったからです。でも、これには弱点があります。マウンテンバイクは荷物が積めません。欲望を満たすための最終手段として、カメラ、レンズ、採集セットなどすべてをリュックに詰めて出かけることにしました。

向かったのは市街地にある公園です。太いケヤキが何本もあり、樹皮裏を観察するにはもってこいです。まともに蜘蛛探しをするとこの季節は空振りが多いので、確実なケヤキの木にターゲットを絞りました。


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発見したのはキハダカニグモです。鱗状になった大きめの樹皮を剥がすとたいがい見つけられます。


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不思議なのは、キハダカニグモと必ず同居している蜘蛛がいることです。それが上の蜘蛛。体長は半分以下の5ミリ程度です。最初はキハダカニグモの幼体かと思いましたが、よく見たらコカニグモのような気がしてきました。というより、自分はコカニグモと勝手に決めてしまいました。ただし気になるのは、今まで松の木でしか確認していないこと。ケヤキの木にもいるのでしょうか? 一抹の不安が残ります。でも、腹部後方の細かい段差や頭胸部の縁の白い筋などを見ると、やっぱりコカニグモのような気がしてきます。

●キハダカニグモ/Bassaniana decorata
カニグモ科キハダカニグモ属

●コカニグモ/Coriarachne fulvipes
カニグモ科コカニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.3.2/石岡市)

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2008年3月 1日 (土)

去年の蜘蛛…ヤチグモの一種

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ヤチグモ科の蜘蛛に間違いありません。しかし、何ヤチグモかは判断に迷ってしまいます。


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平地の雑木林で見つけたのなら、メガネヤチグモかシモフリヤチグモだろうと判断します。ところが、この蜘蛛を見つけたのが山の中腹なので困ってしまいました。


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どうやらメスらしいのですが、外雌器がまだ完全に出来上がっていないようです。この部分をヒントに図鑑で検索しようと思ったのに、残念です…(外雌器が出来上がっていても照合できたかどうかは疑問です)。ということで、ヤチグモの一種ということにしておきます。


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.3.4/石岡市・旧八郷町)

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