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2008年1月

2008年1月31日 (木)

去年の蜘蛛…コケヒメグモ

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去年までこの蜘蛛の存在を知りませんでした。春頃に雑木林にたくさんいることに気づいたのですが、なぜ今まで気づかなかったのか不思議です。子どもの頃は、虫好き少年だったこともあり、雑木林には嫌というほど足を運んでいたはずなのに、この蜘蛛を見た記憶がまったくありません。最近増えた蜘蛛というような話は聞きませんし、ましてや外来種とも思えません。


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とにかく、去年はたくさん写真に撮りました。暗い緑がかった色をしていて、まさにコケのような感じです。コケと言っても乾燥したコケの色に近いと思います。


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この蜘蛛は卵のうをお尻に付けていますが、何かの拍子で卵のうを落としてしまうと、いったん口にくわえます。そして、しばらくするとまたお尻に付け直します。


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こちらはオスと思われる個体です。ややほっそりとしています。腹部の模様の一部が黄色味を帯びていました。この写真はストロボを使用したので黄色が吹っ飛んでいますが、下の写真は自然光で撮ったので本来の色に近いと思います。


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腹部の後方に黄色い模様が入っているのがお分かりいただけるでしょうか? シブい緑に黄色はよく映えます。和風ですね〜。

言い忘れましたが、見つけたのはほとんどコナラの木でした。

●コケヒメグモ/Takayus subadultus
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

1番目(2007.4.4/土浦市)
2、3番目(2007.5.24/小美玉市・旧小川町)
4、5番目(2007.5.4/笠間市・旧友部町)

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2008年1月30日 (水)

子蜘蛛たちの春

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今日は30分だけ蜘蛛探しをしました。暖かい日とはいえ、蜘蛛が活発に活動するにはまだ早いような気がします。「いたらいいなぁ〜、いないかなぁ〜」とブツブツつぶやきながら歩いていると、怪しげなものを発見しました。蛾の幼虫でも入っているのかな? もしかして、蜘蛛の卵のう? とまたブツブツつぶやきながら、ちょっとだけ開けてみると…

キターーーーーー、待望の蜘蛛さん登場! でも、か〜な〜り〜ちいさい(仮面ライダー電王のゼロノス風に)。1ミリくらいの赤ちゃんでした。


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うわぁ〜かわいい〜。このつぶらな瞳、たまりません。でも、何グモなのかはさっぱり分からず、ちょっとしたいらだちを感じる自分。卵のうや子蜘蛛を見て、名前が分かるようになりたい! (もっと、もっと精進せねば)


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さて、「ツイているときはそんなもの」とばかりに、第二の蜘蛛を発見。こちらも、か〜な〜り〜ちいさい。体長1〜2ミリの蜘蛛です。サラグモ科の蜘蛛のような気がしますが、こちらもさっぱり分かりません。これは「もっと精進しろ!」という神のお告げなのかもしれない…と感じた自分でした。

今日はちょっと幸せな気分になれました。子蜘蛛たちの卵のうも元の場所に戻しておいたし、あとは無事に育ってくれることを祈るばかりです。

(2008.1.30/つくば市)

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2008年1月29日 (火)

去年の蜘蛛……ヨツボシワシグモ

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前回同様、昨年の5月下旬に土浦市の宍塚大池で撮った蜘蛛です。ホシジロトンビグモとよく似ているので迷いましたが、たぶんヨツボシワシグモだと思います。ワシグモ科は見分けるのがすごく難しいです。模様のない黒いワシグモは、いくら図鑑とにらめっこをしてもわかりません。今年はこの難しいワシグモ科にもほんのちょっと挑戦してみたいと考えています。意気込みは十分あるのですが、どうなることやら…


●ヨツボシワシグモ/Kishidaia albimaculata
ワシグモ科ブチワシグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.27/土浦市・宍塚大池)

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2008年1月28日 (月)

去年の蜘蛛……ヒシガタグモ

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去年は一度しか見られなかった蜘蛛です。図鑑には「里山から山地にまで生息する」とあり、それほど珍しい蜘蛛ではなさそうですが、自分はこのときまで目にしたことがありませんでした。

写真を撮ったのは5月の下旬です。場所は土浦市とつくば市の境にある「宍塚大池」を取り囲んでいる雑木林です。この池の周囲にはたくさんの蜘蛛がいました(約2時間の観察で13科37種を確認)。短時間でこれだけの種類が見られるなんて、蜘蛛好きにはこたえられない場所だと思います。


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ヒシガタグモというので平行四辺形のような形かと思いますが、どちらかというと三角形に近いと思います。ちょうど三角形の底辺部分が刺のように突き出ています。まるで植物のヒシのようです。もしかすると、ヒシガタの名の由来はそこから来ているのかもしれません。こちらはストロボ撮影ですが、よく見るとちょっと変わった眼の配置をしているのがわかります。


●ヒシガタグモ/Episinus affinis
ヒメグモ科ヒシガタグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.27/土浦市・宍塚大池)

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2008年1月27日 (日)

ぽかぽか田んぼにコモリグモ

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昨日、久々の蜘蛛観察に出かけました。ほんの1時間程度でしたが、ストレス発散になりました。向かったのは自転車で15分ほど行ったところにある田んぼです。最近はガソリン代も高いので、近場なら自転車で移動しています。でも風は冷たかった〜。

着いたところはご覧の田んぼ。何やら草のようなものが整然と並んでいますが、何か栽培しているのでしょうか? 近くで見ましたが、何と言う野菜なのか分かりませんでした。てくてく畦道を歩いていると、日差しがあたたかくてとても気持ちがよかったです。


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なかなか蜘蛛が見つからずにがっかりしていると、ひょっこりと姿を現したのがキクヅキコモリグモです。蜘蛛の姿を見てほっとする自分。そんな自分に気づいたとき、常人の感覚にはない“異常さ”みたいなものを感じてしまいます。


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お昼近くになって気温が上がってきたせいか、蜘蛛たちも活発に活動し始めました。特に元気だったのがウヅキコモリグモです。この田んぼにはかなりの数がいることを確認しました。

さて、かねてから気になっていたナカムラオニグモの越冬個体ですが、この田んぼでは確認できませんでした。おあつらえ向きのセイタカアワダチソウの立ち枯れがかなりありましたが、穂先を丸めた越冬用住居は見つかりませんでした。


●キクヅキコモリグモ/Pardosa pseudoannulata
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

●ウヅキコモリグモ/Pardosa astrigera
コモリグモ科オオアシコモリグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.26/石岡市)

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2008年1月26日 (土)

印象に残る蜘蛛11……脚の黄色いハエトリグモ

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昨年の5月に撮影した蜘蛛です。これは見たこともないハエトリグモでした。特に目立つのは脚です。8本とも鮮やかな黄色で、なんとなく透明感があります。


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外見からするとジャバラハエトリの仲間のような気がしますが、いかがなものでしょうか。以前、蜘蛛の画像掲示板でお尋ねしたところ、図鑑にも載っていない未記載種らしいというお話でした。近年中に名前が決まって報告されるようです。どんな名前になるか楽しみです。(こちらはストロボ撮影です)


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ちなみに、最初の写真に似た蜘蛛をまた見かけました。場所は土浦市の公園でした。その写真も載せてみます。どうでしょう、似ていませんか?


上の2点(2007.5.14/つくば市)
下の2点(2007.5.27/土浦市)

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2008年1月25日 (金)

去年の蜘蛛……イナダハリゲコモリグモ

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去年はこの蜘蛛の写真を何枚撮ったことでしょう。自分としては200枚以上撮ったと確信しています。回数を重ねるたびに、この蜘蛛がかわいらしく見えてくるから不思議なものです。では、かわいらしい姿を…


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上の写真はメスです。ちょっとオスも下に並べてみますね!


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こちらがオスです。メスとはかなりようすが違うのがお分かりいただけると思います。蜘蛛はオスとメスが違う模様をしているので、覚えるのが大変です。特徴としては、オスの方がメスよりも小さいです。それと、やや黒っぽいというか暗い模様をしていることが多いです。


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ついでに交接シーンも載せてみました。上にいるのがオスです。メスは完全にオスに押さえ込まれています。う〜ん、なんだかプロレスみたいですね。


●イナダハリゲコモリグモ/Pardosa agraria
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.14/つくば市)


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2008年1月24日 (木)

印象に残る蜘蛛10…ヨコフカニグモ?

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図鑑によれば、ヨコフカニグモはカニグモ属のなかで最も採集記録が少ない蜘蛛だそうです。しかし、写真の蜘蛛が間違いなくヨコフカニグモとは断言できません。たぶんそうではないだろうか…と勝手に思っている程度です。

この蜘蛛は茨城の北西部に位置する笠間市の公園で見つけたものです。芝生の上にかなりの数がいました。この個体はメスだと思いますが、それを取り囲むように何匹ものオスが集まっていました。つまりこのメスはモテモテだったのです。(写真がブレブレですみません)


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こちらはオス(亜成体)と思われる個体です。私の住む県南部では、カニグモと言うとほとんどがヤミイロカニグモです。この写真の蜘蛛を見つけたときも、最初はヤミイロカニグモかと思いました。

今年は、確認の意味をこめてこの蜘蛛の捕獲に再チャレンジしたいと思っています。

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.13/笠間市)

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2008年1月23日 (水)

去年の蜘蛛…城里町の蜘蛛たち3

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たぶん、カラオニグモだと思います。自分の住む県南部の平地では見たことがありません。図鑑に「山地に生息」と書いてあるので、多少標高の高いところでないと見つからないのかもしれません。お尻の先がピッと反り返って上を向いているのが特徴です。しかし、この特徴はメスだけのものだそうです。私はオスを見たことがないので、今年はがんばって探してみようと思います。


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こちらはヒノマルコモリグモのオスです。このとき初めて見たのですが、その後は県南部の雑木林などでもたびたび見かけました。珍しい蜘蛛ではありませんが、いつでも見つかるというほどでもありません。一番前の脚に白い部分があるのがオスの特徴です。こんな目印があることから、オスは比較的に見分けやすいのですが、メスはさっぱり分かりません。ヒノマルコモリグモのメスを見つけることも今年の目標です。


以上で、城里町で見つけた蜘蛛の報告を終わりにします。


●カラオニグモ/Araneus tsurusakii
コガネグモ科オニグモ属


●ヒノマルコモリグモ/Tricca japonica
コモリグモ科ミズコモリグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.8/城里町・旧常北町)

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2008年1月22日 (火)

去年の蜘蛛…城里町の蜘蛛たち2

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写真はシロスジショウジョウグモです。図鑑に載っているものは黒地に白い線が入ったものですが、この蜘蛛は個体変異が大きいらしく、なかには写真のようなものもいるようです。猩々(しょうじょう)というくらいですから、赤い方が本物らしく思えます。(ちなみに、猩々は中国の伝説上の動物で、赤い体毛に覆われた大型の猿のような姿をしているとのこと)

図鑑には「平地から山地に生息する」とあり、どこにでもいそうな印象ですが、自分が見たのはこのときだけです。単に気づかないだけなのかもしれませんが、どうなのでしょう?


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こちらは、たぶんユノハマサラグモの亜成体だと思います。以前はフィルムケースに入れて撮影などしていました。振り返ると、よくもこんな撮りにくい方法で写真を写していたものだと感心します。


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見るからにハエトリグモの仲間です。以前はウデブトハエトリだと思っていましたが、今回見てみたら違うように感じました。たぶんキレワハエトリではないかと思います。


残りの蜘蛛は、次回へ…

●ジロスジショウジョウグモ/Hypsosinga sanguinea
コガネグモ科ショウジョウグモ属

●ユノハマサラグモ/Turinyphia yunohamensis
サラグモ科ユノハマサラグモ属

●キレワハエトリ/Sibianor pullus
ハエトリグモ科ツヤハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.8/城里町・旧常北町)

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2008年1月19日 (土)

去年の蜘蛛…城里町の蜘蛛たち1

茨城県の北西部には城里町(しろさとまち)という町があります。ここは、茨城の人なら「あぁ、自然が豊かなところね!」と、ピンとくるような場所です。藤井川という川が流れ、周囲にはそんなに高くない山が連なっています。いわゆる里山の風景がいたるところで見られる地域です。

ちなみに、城里町(旧常北町)はお茶の産地としても有名で、特に古内(ふるうち)と呼ばれる地区にはたくさんの茶畑があります。ここで摘まれるお茶は「やぶきた茶」という名前で出荷されています。お茶のことなど何も知らない自分は、「焼き豚茶」と勘違いし、どんな味がするのかあれこれ想像してしまったことがあります。

前置きが長くなりました。じつは昨年、この町に仕事で行ったときにいろいろな蜘蛛を目にしました。特にびっくりするような蜘蛛はいませんでしたが、なぜか思い出に残っています。ここのところ、まともに蜘蛛探しができないのでストレスがたまりっぱなしです。紹介する蜘蛛の写真もないので、過去のことからネタを引っぱり出すことにしました。


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まずは、挨拶代わりに姿を現したのがバラギヒメグモです。このときは珍しい蜘蛛かと思ったのですが、自分が住む県南部でも春以降は嫌というほど目にするようになりました。静止したときの姿勢が、いかにもヒメグモ科の蜘蛛といった感じです。


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こちらはチュウガタコガネグモです。この蜘蛛は、この日以来見ていません。もしかすると、私の住む県南部にはほとんどいないのではないかと想像しています。自分にとっては、かなり珍しい蜘蛛のひとつです。撮影したときは食事中でした。


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こちらはアズマキシダグモ。白っぽい個体です。


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このブログでは蜘蛛のことしか書いていませんが、じつはカメムシも好きです。ついでにこの日見つけたカメムシもご報告しておきます。写真は上からケブカヒメヘリカメムシ、ミヤマカメムシ、ハラビロヘリカメムシです。

カメムシなど紹介して長くなってしまったので、つづきは次回にします。


●バラギヒメグモ/Takayus chikunii
ヒメグモ科タカユヒメグモ属

●チュウガタコガネグモ/Argiope boesenbergi
コガネグモ科コガネグモ属

●アズマキシダグモ/Pisaura lama
キシダグモ科キシダグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.8/城里町・旧常北町)

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2008年1月18日 (金)

印象に残る蜘蛛9…カラコモリグモ

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茨城県での発見報告が「つくば市」だけという蜘蛛です。そんなに珍しい蜘蛛なのかと思いきや、昨年は県南部の数か所で見つけました。見つけたのは阿見町、石岡市、小美玉市などです。ということは、茨城県南部において比較的広い範囲に分布している蜘蛛と言えるのではないでしょうか。


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この蜘蛛は、意外に個体差のある蜘蛛です。メスはそうでもありませんが、オスは一匹一匹の模様が微妙に違っています。まずはメスの写真を何枚か載せてみました。


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こちらがオスです。頭胸部の中央にある白い帯の入り方が個体ごとに違うのが分かるでしょうか? 比較的小さなコモリグモで、かわいい奴です(私は好きです)。


●カラコモリグモ/Pardosa hedini
コモリグモ科オオアシコモリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.4.30/阿見町)

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2008年1月17日 (木)

印象に残る蜘蛛8…ハタケグモ

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見たことも聞いたこともない蜘蛛でした。発見したときには、何科の蜘蛛かさえも予想できませんでした。たぶん、見つけようと思っても見つけにくい蜘蛛だと思います。なぜなら、蜘蛛好きの私でさえ、このとき見ただけなのですから…


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体長3〜4ミリの小さな蜘蛛です。自分としてはなかなか美しい蜘蛛だと感じているのですが、いかがなものでしょう? 蜘蛛に興味がない人のご意見を聞いてみたいところなのですが、そういった方々はこのページを見ることは永遠にないでしょう。残念です。

●ハタケグモ/Hahnia corticicola
ハタケグモ科ハタケグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.4.21/小美玉市・旧美野里町)

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2008年1月16日 (水)

去年の蜘蛛……コアシダカグモ

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昨年の2月初めに撮ったコアシダカグモです。かなり大型の蜘蛛で、体長は20ミリくらいあったように記憶しています。


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なんだか虎のようにも見えます。いや、豹柄っぽいので豹でしょうか? この蜘蛛はなかなか瞬発力のある蜘蛛で、逃げるときなどはまるで飛び跳ねるようにして走り去っていきます。


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上の2枚はストロボ撮影でしたが、この写真は自然光で撮っています。色合いはこの写真のものが一番本物に近いと思います。


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●コアシダカグモ/Sinopoda forcipata
アシダカグモ科コアシダカグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.2.2/石岡市・旧八郷町)

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2008年1月15日 (火)

去年の蜘蛛……イヅツグモ

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昨年の1月下旬に撮ったイヅツグモの写真です。クヌギかコナラか忘れましたが、樹皮の間に住居を作って隠れていました。たぶん越冬中だったのではないかと思います。図鑑にはスギ・ヒノキの樹皮下で越冬すると書いてありますが、場合によっては広葉樹でも越冬するようです。


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ちょっと大きくしてみました。なかなか特徴のある蜘蛛だと思います。以前にも書きましたが、イヅツグモは阿見町の雑木林でしか見たことがありません。この写真もその場所で撮ったものです。

●イヅツグモ/Anyphaena pugil
イヅツグモ科イヅツグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.1.28/阿見町)

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2008年1月14日 (月)

にわかクモ探検隊、出動!

3連休最終日の今日は、まずまずのお天気でした。しかし、本日は昼から仕事が…。でも居ても立ってもいられなく、仕事前にクモ探検隊に「へんし〜ん」! わずか1時間程度でしたが、久しぶりの蜘蛛探しに心がときめきました。


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ところが、探しても探しても蜘蛛が見つかりません。ご覧のような田んぼには、普通だとコモリグモ科の蜘蛛がうろうろしているはずなのですが…。あまりにも寒いせいか、どこかに隠れてしまったようです。あるいは全滅してしまったのでしょうか?


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通常なら、ナカムラオニグモが枯れたセイタカアワダチソウの先端を利用して越冬用の住居を作っているのですが、まったく見当たりません。田んぼによってはナカムラオニグモがいないということもあるようです。土手にこれだけのセイタカアワダチソウがあるにも関わらず…。

そこで考えました。なぜ、いる田んぼといない田んぼがあるのだろうと。なぜなのでしょう? この疑問を解明するには、今後の調査が必要です。これからは、時間を見つけて冬の田んぼ巡りをしていこうと考えました。(行けるかどうかは分かりませんが)

一時間ほどうろうろしたら、お昼近くになってしまいました。すると、地表部分が温まってきたせいか、何匹かのコモリグモが歩いているのを見つけました。これらはすべて土手で発見したものです。水田部分には一匹もいませんでした。


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上が見つけた蜘蛛です。コモリグモ科の蜘蛛には違いありませんが、名前までは断定できません。何と言ってもコモリグモは同定が難しいのです。私のような素人には手も足も出ません。と言いつつも、自分自身のなかでは当てずっぽうにある名前が浮かんできました。イナダハリゲコモリグモです。これは素人の思い込みなので当てにはなりません。


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次に見つけたのがこの蜘蛛です。ウヅキコモリグモだと思うのですが、いかがなものか…。自信が持てません。というわけで、今年はコモリグモ科の蜘蛛も積極的に見ていきたいと思っています。

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.14/笠間市・旧友部町)

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印象に残る蜘蛛7…コケオニグモ

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昨年見た蜘蛛のなかで一番印象に残っているのが、このコケオニグモかもしれません。まさか、茨城県南部の雑木林で見るとは思ってもいませんでした。


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図鑑の写真をながめながら「一度は見てみたいなぁ」と常々思っていたので、見つけたときには感激しました。噂に違わぬ美しい蜘蛛です。


●コケオニグモ/Araneus seminiger
コガネグモ科オニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.1.19/石岡市)

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2008年1月13日 (日)

去年の蜘蛛……ナミトンビグモ?

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最近、蜘蛛を撮影していないので昨年撮ったものをご紹介します。ちょうど今ごろ撮ったものです。ワシグモ科の蜘蛛には違いないのですが、種名は断定できませんが、たぶんナミトンビグモだろうと思います。


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陽の当たり方によって腹部が薄緑色に輝いて見えます。なかなかきれいな蜘蛛です。


●ナミトンビグモ/Sanitubius anatolicus
ワシグモ科ナミトンビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.1.13/石岡市)

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2008年1月12日 (土)

印象に残る蜘蛛6…ミヤグモ

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昨年の1月に見つけた蜘蛛、ミヤグモです。通常蜘蛛の眼は八つですが、この蜘蛛は六つしかありません。たまたま木の皮を裏返したところにいました。簡単に見つかったので珍しい蜘蛛とは思いませんでしたが、その後は一度しか見ていません。


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腹部の裏はご覧の通りです。


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この写真のような袋をつくって、なかでじっとしていました。もしかしたら越冬中だったのかもしれません。


●ミヤグモ/Ariadna lateralis
エンマグモ科ミヤグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.1.27/笠間市)

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最近よく見かける蜘蛛

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やはり冬は蜘蛛探しには向いていないようです。先日も仕事の合間に探してみましたが、見つけたのはたったの2種類。そのひとつが写真の蜘蛛です。


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最近この蜘蛛を良く見かけます。先週は車のドアにくっついていました。どうやらバルーニングでどこからか飛んできたような感じがしました。バルーニングというのは、蜘蛛が風に乗って飛んでいくことです。そのようすを以前見たことがありますが、なかなか見事なものでした。お尻から糸を出して風にそよがせ、勢いよく風が吹いてきたところを見計らってふわりと飛び立ちます。


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写真の蜘蛛ですが、ヤマトコノハグモのような気がします。どうやらこの蜘蛛は、バルーニングであちこちに飛んでゆくようです。

ちなみに、前回紹介したカレハヒメグモととても良く似ています。数か月前まで自分は両者の違いがよくわかりませんでした。学名を見ると属名が一緒なので、近い関係にあることが分かります。


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さて、もう一種の蜘蛛が上の写真です。これは完全にお手上げです。体長3〜4ミリの小さな蜘蛛でした。


●ヤマトコノハグモ/Enoplognatha caricis
ヒメグモ科ハダカグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.6/土浦市)

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2008年1月11日 (金)

たぶん、カレハヒメグモ

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こちらも1月3日の報告からもれた蜘蛛です。樹木プレートの裏にいました。たぶんカレハヒメグモだと思います。なぜかこの季節になるとよく見かけます。


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●カレハヒメグモ/Enoplognatha abrupta
ヒメグモ科ハダカグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.3/石岡市)

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2008年1月10日 (木)

アシヨレグモか?

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1月3日の観察報告で紹介していなかった蜘蛛がいました。それが写真の蜘蛛。サラグモ科の蜘蛛のようですが、いたのは樹木プレートの裏。今までサラグモ科の蜘蛛がプレート裏に潜んでいたのを目にしたことはありませんが、たまたまでしょうか。越冬中とも思えませんし、ちょっと不思議な気分です。ようすからするとアシヨレグモのメスのような感じがしますが、あまり自信はありません。


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参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.3/石岡市)

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2008年1月 7日 (月)

印象に残る蜘蛛5…ヤバネウラシマグモ

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こちらも昨年撮影した蜘蛛です。名前はヤバネウラシマグモ。

図鑑によれば、平地から山地まで広く生息する蜘蛛らしいのですが、自分は初めて見ました。見つけたのは竹薮とクリ畑が隣接する場所。地面の上を歩いていました。

探して見つかる蜘蛛ではなさそうですが、探さないと目に入らないような気もします。運が良ければ見つかるし、注意しなければ気付きもしない蜘蛛だと思います。


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特に美しいわけではありませんが、腹部の裏の写真も載せておきます。触肢がふくらんでいるのでオスのようです。


●ヤバネウラシマグモ/Phrurolithus pennatus
ネコグモ科ウラシマグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.6.27/小美玉市・旧美野里町)

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2008年1月 6日 (日)

印象に残る蜘蛛4…オスクロハエトリの眼鏡拭き

この写真は昨年撮影したものです。特に珍しい蜘蛛ではありませんが、変わった行動をとっていたことがとても印象に残っています。


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写真はオスクロハエトリのオスです。こうして見ると、なんだか痩せたゴリラのように思えて仕方がありません。変わった行動というのは、触肢(一番前にある短い脚のようなもの)で一所懸命に目をこすること。まるで眼鏡を拭いているような感じでした。その瞬間の写真が下です。


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う〜ん、なんだか最近ちょっと目がかすむなぁ。ごしごし!


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おっ、よく見えるようになったぞ。あ〜スッキリした!


●オスクロハエトリ/Mendoza canestrinii
ハエトリグモ科テナガハエトリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.6.27/小美玉市・旧美野里町)

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2008年1月 5日 (土)

ムナアカあるいはヤマト

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前回からのつづき…
写真はフクログモ科の蜘蛛の一種です。たくさん種類がいるので、断定はできません。とりあえず外見から予想してみます。


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一般的な種類のうち、ヤハズフクログモではなさそうです。残るはムナアカフクログモかヤマトフクログモ。さぁ、どちらでしょう?


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両者は腹部裏の模様が違ったはずなのですが…どちらがどんな模様をしているか忘れてしまいました。いずれにせよ、まだ幼体のようなのではっきりしないかもしれません。個人的にはヤマトフクログモのような気がするのですが…


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あと、驚いたことにジョロウグモがまだいました。でも、春まではもたないでしょう。

以上で1月3日の報告は終わります。

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.3/石岡市)

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2008年1月 4日 (金)

メガネヤチグモにしとこ!

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前回からのつづきです。
ガザミグモの次に見つけたのが、ご覧のヤチグモ科の蜘蛛です。堂々としていてカッコいい蜘蛛です。かなり強そうな印象です。体長は14ミリありました。かなり大型の蜘蛛です。


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さ〜て、何ヤチグモでしょう? メガネヤチグモかシモフリヤチグものような気がします。よく見ると触肢が完全に出来上がっているようなので、オスの成体に違いありません。


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複雑な形をした触肢です。ここで、無謀にも図鑑を引っぱり出し、触肢の形から種類を同定しようと試みました。かなり専門的な分野なので、触肢が描かれている図版を見てもチンプンカンプンです。


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アルコールのなかでプカプカしている標本と見比べること30〜40分。シモフリヤチグモではないと判断しました。でもメガネヤチグモとも断言できません。悩んだ挙げ句、「似てるからいいか!」とメガネヤチグモに決定しました。チャンチャン。


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こちらは同じ場所にいた幼体です。これもメガネヤチグモでしょうか?


次回はフクログモ科の蜘蛛です。


●メガネヤチグモ/Paracoelotes luctuosus
ヤチグモ科メガネヤチグモ属

参考文献:保育社『原色日本クモ類図鑑』、文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.3/石岡市)

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2008年1月 3日 (木)

初出動でカニをゲット?

クモ探検隊が今年初出動!
わぁ〜い、うれしいです。カメラも直ったし、蜘蛛にも会える。今日はなんていい日なんだろう…と喜んで出かけました。しかし、そんなに甘くはないようです。蜘蛛なんているわけがありません。こんな寒い冬に!


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仕方なく、冬のお決まりの探索方法に切り替えました。そうです、樹木プレートの裏返しです。


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まずゲットしたのはガザミグモです。


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こうして並べるとカニみたいです。ちなみに、ガザミとはワタリガニのことらしいです。どうりで似ているわけです。


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ちょっと斜めから見ると、なかなかイカした蜘蛛だと思いませんか!


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以前から思っていたのですが、ガザミグモの腹部は何かに似ています。


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こんな形をしたワッフルってありませんでしたか? 丸じゃなくて折り畳んで三角形にした「なぁ〜んちゃってワッフル」。なんだか、クリームが入ってそうな気がします。違う見方をすると、パイのようにも見えますね〜。

ほかにもいろいろ蜘蛛を見つけました。つづきは次回へ。


●ガザミグモ/Pistius undulatus
カニグモ科ガザミグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2008.1.3/石岡市)

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印象に残る蜘蛛3…アサヒエビグモ(オス)

こちらも昨年撮影した蜘蛛、アサヒエビグモのオスです。じつは初めて見る蜘蛛でした。最初は何グモか分かりませんでしたが、図鑑で調べてようやく正体が判明しました。


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とにかく体には不釣り合いなほど脚が長いです。特に印象的なのは触肢が長いこと。ほかのエビグモ科のオスもこんなに長いのでしょうか? ビニール袋に入れて撮影しているので、その影響もあるかもしれません。


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キハダエビグモのオスはよく見かけましたが、こんなに長いとは記憶していません。そう言えばエビグモ科の蜘蛛で、オスの姿をしっかりと覚えているのはキハダエビグモくらいです。今年はエビグモ科のオスにも注目していこうと思います。


●アサヒエビグモ/Philodromus subaureolus
エビグモ科エビグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.6.27/小美玉市・旧美野里町)

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2008年1月 2日 (水)

印象に残る蜘蛛2…キクメハシリグモ

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キクメハシリグモはかなり大型の蜘蛛です。大きな個体は体長20ミリを超すのではないかと想像しています。自分が見たものは軽く10ミリは越えていました。実物を見ると、その迫力はかなりのものです。


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昨年見た蜘蛛のなかでは、衝撃度ナンバーワンでした。この蜘蛛見たさに、何度も同じ場所に足を運んだほどです。


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しかも驚くことに、この蜘蛛は水中を悠然と歩きます。この日、蜘蛛を物色中の私の気配を感じて、水中に逃げ込んだ蜘蛛がいました。「いったい何分ぐらい潜っていられるのか?」と疑問に思い、じっとその場で見ていることに…。


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すると、4分を越えても水中から出てくる気配はありません。しびれを切らした私は、5分を過ぎた頃に近くにあった棒で蜘蛛を突つきます。キクメハシリグモはさらに水中の深いところに潜っていきました。いったい何分水中にいられるのかは不明ですが、5分以上は間違いなく潜っていられることが分かりました。

●キクメハシリグモ/Dolomedes stellatus
キシダグモ科

(2007.6.18/小美玉市・旧美野里町)

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2008年1月 1日 (火)

印象に残る蜘蛛1…シッチコモリグモ

あけましておめでとうございます。
今年も蜘蛛のことをいろいろ書いていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、修理に出していたカメラが昨年の年末にもどってきました。しかし、撮影には出かけられそうにありません。仕方がないので、昨年撮影したなかでも印象に残る蜘蛛のことを書いてみたいと思います。


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まずは写真のシッチコモリグモ。なぜ印象に残ったかというと…
この蜘蛛は、ある地域の一か所でしか見ていないからです。昨年はいろいろな場所に蜘蛛観察に出かけましたが、隣町の小美玉市でしか見ることができませんでした。


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見つけた場所は湧き水が豊富なようでした。一見すると普通の雑木林に囲まれた窪地なのですが、ある範囲に限ってじめじめとした湿地状になっています。ここに足を踏み入れると、いろいろな蜘蛛が躍り出てきます。そのうちの一種が写真のシッチコモリグモです。


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この蜘蛛、明らかに頭胸部の模様がほかのコモリグモと違います。中央には黒い筋があり、途中で切れることなく頭胸部を貫いています。さらに筋をはさむように黒い帯があります。よく見ると、この黒い帯の前方に一部分だけ色が抜けて、下地が見えるような部分があります。

素人としてはそんな特徴に気づいたわけですが、これが識別法であるかどうかを問われても保証できません。とりあえず自己流の見分け方です。しかも、メスだけにしか通用しません。なぜならオスはまったく違う外見をしているからです。


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上の写真がオスです。まったく違う種類の蜘蛛のように見えます。


P5020108
自分はあまり見かけたことがないのですが、普通にいる蜘蛛なのでしょうか? 個人的には比較的珍しい蜘蛛で、どこにでもいる種類ではないと思っています。

●シッチコモリグモ/Hygrolycosa umidicola
コモリグモ科ヒグロコモリグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.5.2/小美玉市・旧美野里町)

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