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2007年11月 2日 (金)

まるで縁日。蜘蛛の屋台が店開き

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神栖市からの帰り道、途中の行方市(旧麻生町)にある天王崎公園に立ち寄りました。すでに陽はかなり傾いています。ここも鹿行(ろっこう)地域で、霞ヶ浦に面した風光明媚な場所です。水郷・潮来のすぐ近くということもあり、独特の雰囲気があります。自分はこのあたりの風景がけっこう好きです。


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かわいいハエトリグモを見つけました。体長4ミリくらいのヒトリコゲチャハエトリです。県南部でもよく見かけます。この愛らしい蜘蛛は、なぜかコンクリートが好きなようです。見つけたのは湖岸にある転落防止用のコンクリート製手すりでした。


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すでに陽は沈みかけています。太陽が地平線にふれてから姿を隠すまでは、本当に束の間。長く伸びた自分の影が、あっという間に消えてなくなります。仕方ないので帰ることに…。

ところが、公園内にある松の木を通りかかると、どこから出てきたのか蜘蛛たちが一斉に網を張って店開きをしています。高さ約3メートルの若い松の木は、3〜4段に分かれて枝を広げています。まるでベランダが大きく張り出した4階建てのタワーで、各階におびただしい数の蜘蛛がいます。さっきまで姿が見えなかったのに、陽が沈むと同時に活動を始めました。日没が食事の合図のようです。


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店開きをしていたのは主にアシナガグモとナカムラオニグモです。ところどころにズグロオニグモ(写真)の姿がありました。数十匹が一斉に網を張るとかなりにぎやかで、まるで縁日の出店のようでした。

●ヒトリコゲチャハエトリ/Sitticus abocator
ハエトリグモ科コゲチャハエトリグモ属

●ズグロオニグモ/Yaginumia sia
コガネグモ科ズグロオニグモ属


参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.29/行方市・旧麻生町)

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