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2007年10月10日 (水)

つ、ついにビジョを捕獲しました〜

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ビジョオニグモは珍しい蜘蛛ではないようですが、自分はほとんど見たことがありません。友人の家で1回、沢の近くで1回の計2回です。このことから、自分にとっては珍しい蜘蛛に分類していました。そのビジョをついに捕まえたのです。しかもメス。正真正銘の美女です。う、うれしいです。

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背中の模様も特徴的ですが、お尻の部分の模様も変わっています。アオオニグモとはだいぶ違います。

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お腹の方からも撮っておきました。こちらはアオオニグモと変わりありません。腹部だけ見るとアオオニグモかビジョオニグモか見分けがつかないでしょう。さて、この写真を見ていて気がついたことがあります。蜘蛛の口のところには触肢というものがあります。極端な言い方をすると脚を細く短くしたように見える部分です。わかりやすく言うと“ひげ”のようにも見えます。その触肢をじぃ〜っと観察すると爪のようなものがあるのに気づきました。以前、「触肢は長い年月をかけて脚が変化したものだ」という文章をどこかで読んだ記憶があります。今回、触肢の爪を見つけたことで納得できました。

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もともと蜘蛛の脚には爪がありますます。爪と言っても人間のもののような形状ではなく、フックのような形です。自分は蜘蛛の爪を見ると、なぜか動物のナマケモノを連想します。蜘蛛はそのフック状の爪を糸に引っ掛けてぶら下がっているようです。このような理由から、造網性の蜘蛛に爪があるのは当然のことなのかもしれません。

ところが、徘徊性の蜘蛛にも爪があります。厳密に言うと、蜘蛛には爪が3本と2本の種類がいるそうで、徘徊性の蜘蛛には2本のものが多いようです。ハエトリグモは蜘蛛のなかで最も進化した蜘蛛らしいのですが、このハエトリグモは脚先に毛の束があります。専門用語で“末端毛束”と呼ばれるものです。この毛があるおかげで、ツルツルのプラスチックやガラスの壁面でも自由に歩けるそうです。


●ビジョオニグモ/Araneus mitificus
コガネグモ科オニグモ属

参考文献:文一総合出版『日本のクモ』
(2007.10.4/茨城町)

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